「榛色(はしばみいろ)」 山は秋が深まり、樹木の葉っぱが冬支度をはじめました。 寒さが増すと離層が起き、クロロフィルが分解され、 緑色が薄くなっていきます。 葉の種類によって、カロチノイドという黄色の色素が増えて黄葉し、 アントシアニンが合成されると紅葉していきます。 一方、田んぼでは、稲の収穫が進み、 収穫後の切り株は、布を織りなす幾何学模様のように整然と並んで、 榛色(はしばみいろ)に染まっています。 御米は、神様からの神聖なる賜物。 神様の御心が宿る御米には、生命育む農民の魂が込められています。 一粒一粒の御米に、 大いなる感謝と崇敬の念を深く感じる 今日この頃の風景です。
榛色の世界(撮影:2014年9月24日)
長月の四(9月の4)
◆ 榛色(はしばみいろ)<出典:和色大辞典>
◆ 北竜町の彩どり 2014(2014年「北竜町の彩どり」ページです)
◇ いくこ&のぼる