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北竜町の彩どり・長月の四「榛色(はしばみいろ)」

2014/09/25 14:16 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/01/04 2:23 に更新しました ]
2014年9月26日(金)

「榛色(はしばみいろ)」

山は秋が深まり、樹木の葉っぱが冬支度をはじめました。

寒さが増すと離層が起き、クロロフィルが分解され、
緑色が薄くなっていきます。

葉の種類によって、カロチノイドという黄色の色素が増えて黄葉し、
アントシアニンが合成されると紅葉していきます。

一方、田んぼでは、稲の収穫が進み、
収穫後の切り株は、布を織りなす幾何学模様のように整然と並んで、
榛色(はしばみいろ)に染まっています。

御米は、神様からの神聖なる賜物。
神様の御心が宿る御米には、生命育む農民の魂が込められています。

一粒一粒の御米に、
大いなる感謝と崇敬の念を深く感じる
今日この頃の風景です。


榛色(はしばみいろ) 
榛色の世界(撮影:2014年9月24日)


長月の四(9月の4)  長月の四(9月の4)


榛色(はしばみいろ)<出典:和色大辞典


北竜町の彩どり 2014(2014年「北竜町の彩どり」ページです)


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