2014年1月
「土地改良区」より抜粋
広報ほくりゅう・No.581・2014年1月号
北竜土地改良区
金山信幸 理事長
新年あけましておめでとうございます
皆様には、ご健勝で新年を迎えられましたことに心よりお喜び申し上げます。
平素より土地改良区の運営並びに事業推進に深いご理解とご協力を賜っておりますことに心から感謝申し上げます。
昨年は人言によって春作業や移植作業が遅れ、出来秋の心配をする状況でありました。
しかしその後は、天候も順調に回復し、水稲においては3年続きの豊作と大きな喜びの年となりました。大自然の恵みと関係機関のご支援、組合員の皆様の営農努力に心から敬意を表したいと存じます。
さて、懸案であり協議を重ねてきました総会制への移行についてでありますが、ここ数年高齢化、法人化か進み組合員の減少傾向が続いております。土地改良法によって組合員数が200名未満になると総会制にしなければならず昨年11月の臨時総代会にて総会制への議決がなされました。平成26年度からの総会制に向けて円滑に移行されるよう組合員のご理解とご支援をお願い申し上げます。
近年の気象変動は、地球規模での台風、集中豪雨、豪雪、旱魃等、北海道もその影響を大きく受けているところであり、上地改良工事の進捗にも影響が出ている状況であります。我々が強く要請しております通年での施工が可能な方向で検討されていると聞き、円滑な事業推進がなされるよう期待しているところであります。
今年度も道営土地改良事業(経営体育成型)であります北竜北・北竜北西・渭の津地区、道営水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)であります美葉牛・恵岱別・和地区を継続推進するとともに、今後は北竜南2地区・北竜南1地区を計画推進しているところであります。国、道、町の大きなご支援のもと、農業の持続的安定経営と発展のために計画的な土地改良事業が土地改良区に課せられる役割であります。
農業をめぐる情勢はいつも厳しいものがあり、環太平洋戦略的連携協定(TPP)や減反廃止等、将来像の見えない不安な問題が山積しておりますが、当区と致しまして今年も継続、新規事業時の推進、各種資金の有効活用と経費の効率的運用を図ってまいります。又、適切なる水利条件の確保、施設の効率的維持管理等、町行政を始め、関係団体のご指導、ご協力をいただき役職員一致協力し組合員の皆様の負託に応えてまいります。
本年も皆様にとりまして最良の年となりますように、更には豊穣の秋でありますことを祈念し新年のご挨拶と致します。
(写真:freepik)
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