2015年6月にスタートし、2016年12月で最終回を迎えました。多くの皆様の応援、ありがとうございました。

認知症になっても【No.08】最終回

2016年12月26日(月) 

《2017年は、明るい年に》

大雪の年になりました。札幌では50年に1度といわれるほどの大雪です。
日本各地で異常気象、地震や火災など自然災害の被害が多い年でした。

北竜町であたりまえのように平和に穏やかに暮らせている生活にあらためてありがたさを感じます。
あと数日で新年を迎えるわけですが、2017年は明るいニュースや出来事の多い1年になるように願っています。

《認知症サポーター養成講座》

町内の小学校・中学校で「認知症サポーター養成講座」を学校の先生をはじめ、関係者の方々の協力をいただき、開催することができました。

キャラバンメイト(講師)の経験も浅いこともあり、とても緊張しましたが受講された生徒さんのまなざし、一生懸命に理解しようとしてくれている姿に心が熱くなりました。

認知症について正しく理解していただけるように、まだまだ頑張らなくては!と自分自身もたくさんの課題を見出すことができました。

《認知症になっても》

認知症サポーター養成講座のおわりの部分で、お伝えしていることがあります。

正しい知識をもつことで、私たちひとりひとりが、助けを必要としている人の支えとなり応援者になることができるのではないかとおもいます。認知症は誰でもなりうる病気です。

あたたかいまなざしで見守り、声をかけあえる地域や町にしていくことが「認知症になっても暮らしやすい町」「だれもが安心して暮らせる町」へとつながっていくのではないかと思います。
小さな力も、手を携えることによって、より強い力になると信じています。

《さいごに》

「北竜町ポータル」の管理者である、寺内ご夫妻から、認知症についてのコラムの機会を頂きました。
はじめての経験で、自分の経験を伝えるという事は正直とても恥ずかしさもありましたし、内容については経験談の要素が多く、根拠も示せていない部分も多かったと思います。
それでも、ひとりでも誰かのために役にたてればという想いで続けることができました。すこしでもお役に立てれば幸いです。

連載をはじめてから、町内の方に「連載みているよ。がんばっているね」と声をかけていただいた時は、本当に勇気づけられました。あたたかいことばや応援が1歩を踏み出す大きな支えになることを身をもって実感しました。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
いつでも気軽に声をかけてください。今後ともよろしくお願いします。


冬景色(撮影:香味尚之) 
冬景色(撮影:香味尚之)


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