認知症サポーター養成講座の内容を私なりにわかりやすくお伝えしたいと思います。精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。

認知症とは?【03】

2016年6月20日(月) 

《認知症とは?》

月になりました。北海道は梅雨がないといいますが、すっきりしない日が続いています。

前回の記事ですが、ある施設の利用者と介護職員とのやりとりをテーマにしてお伝えしました。
「驚かせない、自尊心を傷つけない、急がせない」の3原則は認知症サポーター養成講座では、終盤のにお伝えすることなのですが、(認知症)の人とのかかわりの中で、私はとても大切なことだと感じましたので先月、取り上げました。

講座に沿った内容で冒頭部分でもある、認知症の基本的なことをお伝えしたいとおもいます。スライド、数枚にまとめてみました、。認知症のきほんの「き」の部分になるとおもいます。やや難しいことばもでてきますが、まとめの部分のポイントをとらえていただけたらと思います。


認知症とは?
認知症とは?(作:香味尚之)

(画像をクリックすると別画面でスライドが読めます)


《家族のはなし》

5月の末に、今年で70歳になる妻の母(以下、義母)が脳梗塞で病院に緊急入院しました。家族から知らせを受け、病状も深刻なものではないといったことでした。

脳梗塞とは…脳の血管がつまったり切れたりしたために栄養や酸素が行きわたらず一部の細胞が障害を受ける病気です。

妻とともに義母の入院する病院をたずねました。病室に入ると義母は、ベッドに座り「忙しいのに遠いのにありがとう」と笑顔で声をかけました。心配していましたが表情は明るく、思ったより元気そうで安心しました。ただ、脳梗塞の後遺症としては会話をすると口もとが、少しぎこちないように見えました。他には右腕の力があまり入らないということでした。

病状がこれからどのように進んでいくのか、いままでのように生活するにはどうしていけばいいのか。
脳梗塞の発症は、脳血管性認知症の発症につながる要因といわれています。

《このあと、義母は、脳梗塞になり認知症になるのだろうか?》

そういった不安が頭をよぎりました。
あらためて脳梗塞や脳血管性認知症について自分自身、勉強しなければと思いました。
そして私たち家族もこれからの義母のこと、病気のことも含めて、不安を払拭できるように、サポートしていきたいと思いました。

脳梗塞が発症して、およそ一か月間が急性期とよばれる時期だそうです。脳梗塞によって利き手に力が入らなくなったので、病院のリハビリの先生の指導をうけながら、母もペンで字を書く練習や指を動かす訓練など無理のない範囲でがんばっていました。

発症⇒急性期(発症してから1~2週間の期間)⇒回復期(3週目から6ヵ月の期間)
⇒維持期(6か月から一生涯)6か月を目安にリハビリをおこない、機能の維持・回復を図ります。

さらなる梗塞の発症や損傷した部位や大きさによって、脳血管性認知症になる場合があるということで、脳梗塞を発症した方が誰でもなるというわけではないそうです。

最近の義母の様子は、リハビリも順調にこなして元気にしているとのことでした。近いうち様子をみにいきたいと思っています。今後、認知症サポーター養成講座と沿えるところで、学んだことや体験したことを記事にしていきたいと思っています。


養成講座の教本を参考にお伝えしているのですが、わたし自身もいままで「認知症」という病気をすくなからず学んできたのですが毎回、勉強になることが多く、いかにわかったつもりでいたのか気づかされたりします。この分野は研究が日夜すすんでいますから、新しい知見や技術など勉強していかなければならないとおもいます。

つたない文章でしたが今回も読んでいただきありがとうございました。


Kamiの認知症ケアサポート 
菜の花畑から北竜町をのぞむ(撮影:香味尚之)


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