認知症サポーター養成講座の内容を私なりにわかりやすくお伝えしたいと思います。精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。

はじめに【No.01】

2016年4月4日(月) 

このたび、北竜町ポータルの管理者である寺内さんご夫妻から「香味さんのいままでの仕事の経験や認知症について記事を書いて欲しい」とお誘いをうけました。

プロフィールにもありますが、私は宮城県出身です。

東日本大震災から5年が経ちました。
実家のある東松島市は地震のあと津波により大きな被害を受けました。風光明媚な風景は津波によって跡形もなくなり、たくさんの方が犠牲となりました。

私の実家も被災しまして、父親を亡くしました。
その当時、職場の方々をはじめ、たくさんの方に支えていただきました。
その後、認知症の研修の機会をいただけたこと、新しい出会いは私の人生観を変える大きなものとなりました。

私は北竜町に住んで4年目になり、若年性認知症家族会「空知ひまわり」のボランティアの会員です。当事者の方の何か少しでも役に立ちたいという想いで会員のみなさまと一緒に支援活動をしてきました。

私自身、介護施設で働いていることもあるため、周囲に目をむけると、在宅での介護をされている方やされていた方、介護の仕事をしている方や関係する仕事をされている方、私と同年代で「若年性認知症」の診断を受けて暮らしている方など、さまざまな形で「認知症」という病気に関わっている方が多くいらっしゃいます。

私の活動として、認知症キャラバンメイトといって、認知症サポーター養成講座を開催しサポーターを養成するお手伝いもさせていただいております。
「認知症」を正しく理解していただくことで、当事者の方、ご家族への応援者(サポーター)をふやしていき、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指しています。

今回のお誘いは、私自身の活動や周囲の方々とつながるものだと感じました。何よりこの機会を通じて少しでも皆様に何かお役に立てればという思いで、わたしの活動とリンクしながら記事の投稿をお引け受けすることにした次第です。

今年度は認知症サポーター養成講座の内容を私なりにわかりやすくお伝えしたいと思います。なにしろ、初めての事ですのでみなさまの助言をいただきながら、見守っていただければ幸いです。


<「若年認知症家族会 空知ひまわり」について>

元北竜町長の一関開治さんは、若年性のアルツハイマー型認知症を発症し、平成16年病名を公表し辞任されたことをきっかけに、町の方々のなかで認知症に対する意識が高まったそうです。そうした機運がもととなり平成19年に、若年認知症家族会「空知ひまわり」が設立されました。

平成19年8月に「若年性アルツハイマー病」との診断をうけ、東京から北竜町へ移住した中村信治さんを空知ひまわりでは支援してきました。今年で空知ひまわりのボランティア活動は9年目を迎えます。その間、第37回道新ボランティア奨励賞を受賞し、昨年6月には、北竜町とエーザイ(株)との「対策・地域包括ケアの推進に関する包括的連携」の締結が行われました。


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<特集記事> 認知症フォーラム in ほくりゅう 2015(北竜町)支え合うまちづくり(2015年8月18日)
<空知ひまわりブログ> 北竜町・エーザイ(株)包括的連携協定(2015年6月5日)
<空知ひまわりブログ> 第37回道新ボランティア奨励賞受賞(2013年9月3日)


空知ひまわり活動「陶芸教室」 
空知ひまわり活動「陶芸教室」


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