2016年12月
議会だより No.306 議会広報委員会 より抜粋
広報ほくりゅう・No.616・2016年12月号
議員コラム
早いもので、今年も残り少なくなった。今は中小企業が従業員を雇用確保するのが困難な時代である。人口減少・少子高齢化・都市集中化などの為だ。高校・大学新卒者の子供たちは就職が決まっただろうか。
アベノミクス効果で経済が向上してきていると聞くが、地方ではまだその効果が浸透してきていないのが現状で、特に生活が良くなったようなことも聞かれない。
北空知の建設業に関しては過去5年間において、主だった建設会社、18社において一社しか雇用していないようだ。どの職種でも同じかと思うが新卒者を育てて、一人前にするのに5年から10年程かかる。ほとんどの企業に余裕がない。建設業では近年、有資格者の10年以上の技術者が高い評価を受ける部分があり、会社のランクに影響する為、高年齢の技術者が増えた。最近になって若年者の雇用が取り上げられ、また、ランクに影響する要因になった。しかし、工業高校の学生が激減しており、今となっては遅い動きだと感じる。
介護の業界も地方の民間企業は雇用が大変だ。9月の議会で北竜町出身者の介護福祉士取得につながる学校に行く為の修学資金貸付条例について議決された。多くの若者が将来、戻ってくることを望みたい。ただ、魅力ある職場、魅力ある職業、そして、魅力あるまちづくりをしなければならない。まちの灯りが消えないように。(藤井 雅仁)
(写真:北竜町ポータル)
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