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議員コラム・山本剛嗣 議員

2015/11/10 13:53 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/11/10 14:27 に更新しました ]
2015年11月
議会だより No.293 議会広報委員会 より抜粋
広報ほくりゅう・No.603・2015年11月号

議員コラム

 稲刈りも終わりを迎え、5年連続の豊作になるようです。
農政事務所の発表によると、全国では作況指数は100で平年並みですが、北空知はI03でやや良好とのことです。
 今年は融雪も早く春作業は順調に進みましたが、気温は低温傾向で真夏日が1日もない特異な年であり、成育状況も遅れ気味で、稲刈り初めは8日遅れとなりましたが、何か幸いしたのか良い結果になりそうです。
 今年は米の生産調整が初めて達成されるとのこと。主食用の米は、米が余って価額が下がるのを防ぐため国は目標面積を決めています。それよりも多く米を作る過剰作付けの状態が10年以上続きましたが、今年は目標を下回るようです。昨年の米の価額は、大きく下がり、全国平均で平成5年の2万2千円と比較すると、過去最低の1万2千円となり、政府や農協、生産者がこのままではいけないとの思いから麦や大豆への作付けの増加、助成金が高い飼料用米の生産が定首したことが生産調整達成に大きく関わったようです。
 こうした対策が実を結び、米価も上昇傾向にあるようです。しかし、政府は2018年度に生産調整を廃止する方向で検討を進めており、今後は生産者団体自ら転作配分していくことや、過剰作付けを無くしていくことが重要だと思います。(山本 剛嗣)


北竜町豊穣の秋 2015   山本剛嗣(やまもとこうじ)さん    
左:北竜町豊穣の秋 2015                右:山本剛嗣(やまもとこうじ)さん


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