議員コラム

　町民の皆さんこんにちは、新人議員の北島です。これから４年間、広報特別委員会の委員としてこのページを担当する事となりましたので宜しくお願いします。

　さて、皆さんは、最近「地方創生」という言葉をよく耳にしませんか？　石破地方創生担当大臣が、「元気で豊かな地方を創生し、国の未来を築く」と明言した国の総合戦略の代名詞であり、私たちのような小さな地方自治体にまで責任を転嫁した言葉です。しかしながら、２３年後の２０４０年には町の人口が半減し、その半数が６５歳以上高齢者となるという推計も発表されており、地方においても如何に少子高齢化の流れを緩やかにするかが最重要課題となっているのも現実です。

　「地方創生法」という法律が昨年国会で決議され、それに基づき国は２０６０年までの長期ビジョン（中長期展望）と２０１９年（５か年）までの総合戦略の策定を始め、当然、各自治体も「地方版総合戦略」の策定を始めています。

　この「地方版総合戦略」では、その自治体が取り組もうとしている事業に対し国が直接審査をし、「全国的に先駆的である」とか「地域にとって成果が認められる」などといった問題解決の糸口になるような施策に対し交付金にその事業費等が上乗せされて交付される。当然、過去にあったような「バラマキ」ではなく予算ありきの早い者勝ちの面もありますが、町民だけでなく町外の人々に対しても魅力ある町づくり構想であることが求められると思います。

　本町においても、役場企画振興課を中心に十月末の策定完了に向け町民の約半数にアンケート調査を実施、その結果を集約し各課合同で人口減少対策等の検討を行っているとのことです。

　私たち町議会としましても、立案された内容の報告や調査に留まらず、自ら作成の一端に加わるべきと考え、６月の定例会に於いて「まちづくり等調査特別委員会」の設置を決定しました。今後、各種団体や団体長などとの懇談会や意見交換台などを通じて広く町に対する意見や要望・思いなどを聴取し、施策に反映していきたいと考えておりますし、是非、そういう場に居合わせない町民の皆さんも、町議会議員は町民の代弁者でありますので気軽に声をかけ、その思いを伝えて頂ければ幸いです。（広報特別委員会　北島）

     
左：北島勝美（きたじま かつみ）さん　　右：pixabayより