議員コラム

　本格的な春の訪れとともに農作業が始まった。
　以前の議員コラムの中でも書かせて頂いたが、いよいよ農事組合法人「ほのか」が正式に発足しスタートを切った。

　水稲を主に大豆、そば、メロン、小麦、ひまわりの作付と、本年は所得減少を補うためにインゲンの栽培も取り入れ、受託作業も含めて約１２５haの面積を１０代から６０代までの構成員、家族、従業員、研修生合わせて２２名での作業である。

　作業時は各圃場にバラバラになっているが、休憩時は１ケ所に集まる（現在４月中旬温床ハウス作業中）ので、やかましいぐらいの賑やかさである。
　今年は若い研修生Ｎ君と、作業受託をしているＳ君が加わったので平均年齢も下がり仕事も捗っているようであるが、けっこう忙しい。

　本来、農業というのは家族経営が基本なのであろうが、諸々の事情により法人経営を選択した私どもにとって、もう後戻りはできないわけであり、決して間違ってはいなかったという結果を出すことが求められている。
　順調な船出をした法人が、家族の健やかな幸せと地域農業の発展のために少しでも寄与できれば、設立した価値もあるのではないかと思う今日この頃である。（板垣）

   
「農事組合法人ほのか」の育苗ハウス群　　　　　板垣義一（いたがき よしかず）さん