2012年2月
議会だより No.248 議会広報委員会 より抜粋
広報ほくりゅう・No.558・2012年2月号
議員コラム
今年は、辰年、北竜の年、しかも、開基120年(12支10サイクルした辰年)偶然の一致とはいえ、祝福し新たなるスタートの年でありたい。
お正月書棚を整理していたところ「農業が輝く」の本が目に入る。著者故相場暁先生は、私の人生の中で最も尊敬できる人であり、特に農業に関しては、多くの興味と示唆を与えてくれた。先生は、2020年には、農業と環境の時代がやって来る、そして農村青年がススキノで一番モテル時が来るとユーモアたっぷりに語った言葉が今でも脳裏に焼きついている。非常にインパクトのある言葉であった。
その理由は、世界人口(2020年75億人)増加による食糧危機、さらに世界の耕地面積の砂漠化や水資源の枯渇化が叫ばれる。それに対して北海道は、水資源に恵まれ素晴らしい可能性を秘めている、ゆえに202O年には、農業がよみがえる。農業は、未来産業として時代が求める基幹産業、花形産業となり農業が輝く時代が来る・・・と先生は学生や農業者を励ましていた。
又、一方食糧を自給できない国で長く栄えた例はないと、世界大戦の勝敗を決めた要因の一つに食糧がある。国民に食糧を安定的に提供できなくては、政権は維持できず戦争に敗れるとも警告を発している。
今まさにTPP問題が生じている農業の再生に国民みんなで取り組まねばならない。まさに北海道農業は、人と自然が調和した緑あふれる空間を整備し、日本一の食糧基地として大きく羽ばたき農業者の顔がススキノの空で輝き・・・故相場先生の夢が正夢になることを祈りたい。
※ 相場語録
天を敬い、地を愛し、人の和を尊ぶ! (佐光)
イラスト提供:
子供や赤ちゃんのイラストわんパグ
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