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何故 私達は、写真家・ケント白石さんを佐野豊 町長に紹介したのか? − 北竜町って素晴らしい!第2ステージの幕開け −

2016/07/10 0:25 に 寺内昇 が投稿   [ 2016/07/10 0:26 に更新しました ]
2016年6月9日

第1回ひまわりライトアップ協議会の経過説明時の資料として配布。



2016年6月9日

何故 私達は、写真家・ケント白石さんを佐野豊 町長に紹介したのか?
− 北竜町って素晴らしい!第2ステージの幕開け −

北竜町集落支援員
寺内昇&郁子
1.ケント白石さんと寺内昇&郁子の接点

(1)写真家・ケント白石さん

・ケントさんは、太陽・光の撮影の世界的な第一人者。そして、網膜に写った色そのままを、PCの現像ソフトを駆使して表現。作品作りは、撮影50%、現像50%とデジタル現像を重視
・ケントさんは、全世界のプロカメラマンが投稿するインターネット上で発表し、世界的に権威のある米国ナショナル・ジオグラフィック・フォトコンテストで日本人で初めて入賞。
さらにアップルの壁紙に、日本人として初めて青池の作品が採用される。デジタル時代の芸術家
・ケントさんは、これからの写真は、8Kの映像で見る時代が来るという。光を印刷物で表現するには限界がある。来る8K時代に備えて、超高解像度で表現される芸術作品を発表中
・北海道の素晴らしさを世界に伝えて、北海道が光輝くことを応援し、実践している芸術家

(2)ケントさんの写真撮影プラベートレッスンを受講

・ケントさんのプライベートレッスン(@オーベルジュてふてふ・美瑛町)を受けるには、文部省認定民間資格フォトグラファー1級レベルの知識がないと、レッスン内容が理解できないことを知る(2015年2月)
・そこから、年1回の試験の11月に向けて写真撮影の勉強。1級と準1級に合格後も勉強を継続中
・オーベルジュてふてふに夫婦で宿泊しプライベートレッスンを受講(2泊3日・2016年2月)
・ケントさんは、当方の1年近い努力を認めてくださる。内容の濃い撮影・現像レッスンを受ける

(3)青い池(美瑛町)のライティングの効果【光と影について】

【光】平成27年度は昨年度の倍近い約28,000の入り込み数。町内での宿泊数、商工会の報告で飲食関係も売り上げ Up(H27:12/4〜1/24、H28予定:11/1〜2/28)。世界的に権威のあるナショナルジオグラフィックトラベラーは「2016年に訪れるべき旅行先」として20の国・都市・地域の中で、北海道を選出
【影】海外からの旅行客が畑に入り込んで撮影するなど、農作業等に影響を及ぼす
【対処】ケントさんは、ボランティアによる「景観パトロールカー」を提案され、自ら先頭に立ち自作のステッカーを自分の車に貼って、観光スポットを巡回されている

2.ケント白石さんと私達の「宝ものに光を当てる」考えは同じ

・ケントさんより4月下旬に電話を受ける。ひまわりの里のライティングについて、町長とお話しがしたいが仲介してくれないかとの相談あり(町長との初面談は4月26日(火)に実施)
・ケントさんは、ライティングという手法によって光を当て作品を世界に発表されている。日常の風景が持つ新たな価値を創出。町民は、外部の高評価を知り、本来の素晴らしいに気づく
・私達も、北竜町の日常にある「宝もの」に感動という光を当て情報発信をしている。「国民の命と健康を守る安全な食糧生産宣言の町」という先人達から受け継がれてきた「町の魂」を全国に伝えたい。そして、北竜町民が、町の情報を知った国民の反応を知ることで、町民が我が町に誇りを持ち、明るく元気に生活できることに貢献したい
・「宝もの」に光を当てて情報発信する点で、ケントさんと私達が日々行っていることは同じ方向性であることを知り、今回、佐野豊 町長との仲介を引き受けさせていただいた

3.ひまわりの里のライティングの目的(私見)

(1)北竜町が世界に伝わり、そして日本が北竜町を再発見する

・ケントさん曰く、ライティングのプロが設定し撮影されたひまわりの作品は世界に前例がない
・ケントさんの作品はネットで世界に発表される。北竜町は心震わす景観のある町として、感動できる被写体を求めている世界中のプロ・アマチュアカメラマンなど多くの人びとに認知される
・世界中の人々以上に、言語が同じ日本国民が北竜町を再発見する(世界的評価を国内は評価)

(2)北竜町の「価値」が世界中に、そして日本中に広まる契機となる

・「北竜町 ひまわり」等で検索する人々は、北竜町ポータルを訪問(google 検索結果で1位)
・北竜町ポータルに訪問する読者は、画面に表示される「ひまわりライス」「黒千石大豆」「国民の命と健康を守る安全な食糧生産宣言の町」等の情報に触れ、町の価値を再認識する
・北竜町は美しくて安全という価値(ブランド力)が高まり、北竜町特産物の価値が高まる
・青い池の「暴風雪のライティング」は世界中で大評価を得ている。北竜町の「雪のライティング」は、閑散期である「冬」を、町の「新たな価値」にする可能性を秘めている

(3)ひまわりの里ライティングの目的は「北竜町民・北竜町出身者が北竜町を誇りに思い、明るく元気に生活する」ことに繋がること

・ひまわりをライティングするということは、先祖から営々と築いてきた北竜町の価値が、世界・日本全国に伝わり、町民が「北竜町って素晴らしい!」とさらに認識し、ひまわりの里以外にも光が当たる「第2ステージの幕開け」への切っ掛けとなること
・北竜町民が「自分達が生まれた故郷は素晴らしいと誇りに思い、明るく元気に生活する」ことに繋がることが目的といえる

3.ひまわりの里ライティングの実施について考慮したい事項(私見)

・プロジェクトは目的に対する合意ありき。何を目指して事業を展開するのかの合意が一番重要
・光を当てると影ができる。影を潰すと真っ暗闇、または、どんよりとした灰色の世界となる
・目的を達成するために手段を検討。手段が難しいからと目的を捨てると、未来を創れない
・目的あるプロジェクトの影は濃い。影であるリスクは消すのではなく、対処方法を検討する
・目的が合意されても、政策の優先順位に照らし合せ、費用や期間等から実施の可否を導く
・今季が開催不可の場合は、目的を達成するために、開催時期の検討を行う
・頭と体と集落支援員制度が続く限り、町から「いらないよ」と言われるまで、私達はご縁をいただき永住の地と決めた北竜町に「情報発信」で恩返しをし続けたいと思います

以上