2015年2月24日(火)
2月23日(月)、佐野豊 町長、竹内範行 副町長、高橋利昌 企画振興課長に、2015年度「北竜町集落支援員活動」の事業計画について、寺内昇&郁子よりご説明いたしました。 2015年2月23日
北竜町 佐野 豊 町長 総務省制度 北竜町集落支援員
「北竜町ポータル」運営責任者
寺内昇・寺内郁子
2015年度(平成27年度)
「北竜町集落支援員活動」事業計画書
「町民が元気で輝いている北竜町であり続ける」ことを情報発信で支援
はじめに
2013年度に北竜町集落支援員として委嘱を受けてから、2015年度は3年目となります。「情報発信による北竜町の支援」に従事してまいりました。
現在まで、インターネット上で発信されている記事数は、3,000件を超えています(2015年1月末時点)。 情報発信をしているサイトは6サイト。① 北竜町ポータル、② 道新ブログ(北海道新聞社より公式ブロガーとして委嘱され執筆中)、③ ニッポン移住・交流ナビブログ、④ さっぽろオータムフェスト市町村公式ブログ、⑤ 地域おこし協力隊員ブログ、⑥ 道の駅「サンフラワー北竜」公式サイトです。 2011年7月に開設した「北竜町ポータル」は、今年で5年目を迎えます。北竜町が培ってきた本来の魅力が詰まった記事数は2,000件を超え、全国に北竜町の魅力が伝達され続けているところです。 北竜町ポータルへの累計訪問者数は36万人、閲覧された累計ページ数は131万ページを超え、全国47都道府県からアクセスしていただいています。 3年7か月間に、全町民の180倍の方々が北竜町ポータルに訪問していただいたことになります。 2014年度は、都内の出版社が発行する「日本の絶景」関連の書籍4冊で「北竜町」が取り上げられました。それぞれの書籍では、道内の179市町村から3〜4箇所が紹介さており、その中に北竜町が入っております。また、2書籍に、北竜町ポータル上の写真が使用されました。 東京に本社のある出版社が調査する際、インターネット上で情報が発信されている北竜町ポータルが参考になっていると考えられます。 ひまわりの里入込客数は、北竜町ポータルの訪問者数と比例して増大しています。 北竜町ポータルへの訪問者数は、2011年度2.5万人、2014年度14.6万人、484%増。入込客数は、2011年度・17万人、2014年度・24万人、41%増です。 また、北竜町の特産品に関しては紹介ページを作成、情報発信をしております。 ひまわりライスについては、2011年度〜2012年度に、ひまわりライスを栽培する農家を発信。2013年度には道内(音更町、帯広市、佐呂間町、中標津町、北見市、大空町)の販売先、2014年度には、道外(東京都、大阪府、沖縄県)の取材に出向き、ひまわりライスが全国各地で好評を得ていることを発信してきました。 ひまわりライスは、全国版の週刊誌の「ふるさと納税」として取り上げられ(週刊現代2月28日号)、北竜町ポータルの「ひまわりの里」の写真が使用されました。 黒千石大豆については、2014年に播種から収穫までの栽培状況を撮影し、さらに町内外(北竜町、滝川市、新十津川町、浦臼町、栗山町、美瑛町、安平町)の栽培者を訪問し、黒千石栽培に関する情報発信を重ねてきました。10周年を迎えることから、播種から栽培までの写真撮影を行ない、Youtube動画、フォトアルバムを作成。フォトアルバムを寄贈しました。 役場企画振興課の企画による、北竜町の自然を町民が撮影した写真を使った「北竜町カレンダー2015」作成に協力。応募写真、カレンダーを北竜町ポータルに掲載しております。 さらに、北竜町の自然に関する50件ほどの記事と1,275枚の写真による「北竜町の彩どり」を掲載し、Youtube動画も作成し、町の魅力を発信しています。 また、北海道新聞へは定期的に情報を提供。集落支援員として取材を受け、また記事・写真投稿を行いました。 北竜町に関する情報発信活動が、町の魅力を全国に伝え、町民が自分の町の魅力を再発見することに大きく寄与しているものと思います。 今般、2015年度「北竜町支援活動」事業計画(3ヶ年方針中3年度目)を策定いたしましたので、ご報告します。 <事業計画書内容> 1.情報発信の目指す所 「町民が元気で輝く北竜町であり続ける」ことを、インターネット上の「北竜町ポータル」サイトを中心とする情報発信で支援します。そのために、北竜町の情報発信に求められると考える4つの要素を記します。 (1)町民が、当たり前だったことの素晴らしさに気づく 今まで当たりだったことを、町民が第三者的に客観的に観ることができ、 その本質を理解することができるような情報であること。 (2)情報受信者である町民が、共感・感動し活性化する 読み手である町民が感動を共有できるような、表現者の感動が込められた情報発信であること。 町民が自分の町に誇りを持ち、新たな活動を展開するきっかけとなるような情報であること。 (3)北竜町民の「人生の価値」を次世代へ引き継ぐ 長年積み上げてきた「歴史や人々の想い」という価値に光を当て、 本来の魅力や果たしてきた役割を引き出し次世代に引き継ぐ。 北竜町の原点を踏まえた「まちづくり・まちおこし」につながるような情報であること。 (4)北竜町の元気が日本全国に伝わり、日本を明るく元気にする 元気な町民が活き活きと生活していることを知ると、人々は自分の町も元気になれる可能性を見い出せる。 つまり、元気な町には、他の市町村を明るく元気にする力を秘めている。 日本中の共鳴できる人に伝播し、人々を元気にできるような情報であること。 2.情報発信による支援のために必要な3つのアクション(1)町内全域への「目配り・巡回・状況把握」取材活動を通じた町内全域の町民への「目配り」を実施し、 町内を「巡回」することにより、町内の状況を把握する。 (2)町民が状況を把握し「点検」し「情報を共有」できること 把握した状況を、文章と写真で町民が理解し易い記事として作成し (インターネット、インターネットページを印刷したよる紙媒体)、情報発信し共有する。 (3)町長、副町長、役場職員との「町内状況に関する情報交換」 町の状況把握を通じて、町長、副町長と週1回の面談による情報交換を定期的に行い、 必要に応じて関係部署の職員と情報交換を毎週1回(年間50回)行う。 3.北竜町支援活動3ヶ年方針(2013年度〜2015年度)北竜町の企業活動を中心に記事化(特集記事)する。組織の活動を紹介するにあたり、そこで働く「町民」に光を当て、町民が培ってきた価値を記事化する。取材・記事化については、組織紹介を主として、町内イベントについては行わない。ただし、町の特産品である、水稲、黒千石大豆については、販売促進活動を中心に取材する。 (1)1年度目(2013年度):公益活動中心 ・行政、教育委員会、議会、消防、JA、医療・福祉関係(高齢者福祉、障がい者福祉、 ボランティア活動など)、町内会(7箇所)など ・特産品(ひまわりライス、黒千石)の販売促進に関する紹介 ・北竜町民に紹介(132人) (2)2年度目(2014年度):商店紹介・企業業活動中心 ・町内の企業(2企業)、商店・飲食店(19店)など ・北竜町民の紹介(100人を予定) (3)3年度目(2015年度):企業紹介・人を通じた町の魅力紹介・総合的 ・町内の企業(3企業)、町内(5町内会)など ・北竜町民の紹介(100人を予定) ・特産品(ひまわりライス、黒千石、メロン)の紹介 ・黒千石を使った家庭料理・レストランのレシピの連載(24回) ・北竜町民の「人生の価値」と「礎」が未来へバトンタッチされるような情報発信を開始 4.2015年度の活動概要(情報発信ほか)(1)運営・編集責任、記事選定① 北竜町ポータルの運営・編集及び特集記事の選定については、 ポータルサイト運用責任者の寺内昇&郁子が行う ② 取材先については町民や企業活動を中心(イベントは原則対象外とする) (2)情報発信を継続しているサイト 「北竜町ポータル」を中心に、6つの広報サイトを連携・活用し、複合的に北竜町の魅力を発信中。 北竜町ポータルへのリンクを設定することによって、読者により詳細な情報を提供中。 ① メイン :北竜町ポータル ② 道新読者向け :北海道新聞ブログ「オープンカーで風を感じて」 ③ 移住希望者向け:日本移住・交流ナビ「北海道北竜町だより」 ④ ドライバー向け:北海道・北の道の駅「サンフラワー北竜」 ⑤ さっぽろオータムフェスト観光客向け:8丁目ブログ「北竜町」 ⑥ 地域おこし協力隊員へ関心ある方向け: 地域おこし協力隊員ブログ「ひまわりの里・北竜町(北海道)だより」 (2010年度から3年間の510記事が公開中) (3)今年度の活動ポイント ◎ 事象でななく、人に焦点を当てて、町の魅力を紹介する ◎ 当事者の気持ちが読者に伝わるような「感動が伝わる記事」に内容をさらに高める ① 北竜町内の企業(3企業)町内会(5町内会)の紹介 ② メロン栽培の紹介(2記事:生産組合、個人) ③ 黒千石を使った家庭料理レシピ・レストランレシピを紹介(24回連載) ④ 北竜町民100名程の町民にインタビュー(毎週2名程) ⑤ 7月〜8月の間、週1回「今週のひまわり」と題する記事を掲載 (4)記事作成・写真撮影 ・記事作成:約210件、記事紹介:約250件、写真:約4,000枚、 ・サイト改善:約24回以上 ① 特集記事:約16件(写真 4,000枚以上) ・企業=3、町内会=5、ひまわりライス販促=2、 ・メロン栽培=2(メロン生産組合=1、個人=1(播種から収穫)) ひまわり大学での町民発表・その他=4、 ・文化祭展示作品(全作品の写真)=約300枚以上 ② 黒千石を使ったレシピ:24件 ・家庭料理レシピ=12、レストランレシピ=12 ③ 町民紹介:約100件(毎週2名) ④ ひまわり:約10件(7月〜8月週1回を予定)(写真100枚以上) ⑤ お知らせなど:約50件 ・役場・議会・北竜温泉・商工会・みのりっちなど 1記事/週x50週=50件 ⑥ みちくさ(北竜町の花鳥風月)=12記事 ・1記事/月=12記事 ⑦ 町の団体ブログの記事紹介:約100件 ・2記事/週x50週=100件 ⑧ ちょっと気になるnews紹介:約150件 ・3記事/週x50週=150件 ⑨ サイト改善:24回(毎月平均2回) (5)北竜町外への出張 ・札幌市:3回(オータムフェストほか) (6)北竜町ポータルへのご質問・ご意見への対応 ・運営管理者がご本人に1次返答を行い、担当者へ質問を転送。 担当者よりご本人に返答。運営管理者にて質問・返答を管理中。 (7)町役場との情報交換 ・町役場職員とのミーティング 50回 程開催(毎週1回:町長・副町長) 北竜町ポータルの月間アクセス報告など。 (8)町内組織主催事業への協力 ・ といろ(十色)の北竜と笑顔(2015年) 企画へのアドバイス、北竜町ポータルへの応募写真掲載の協力中 (9)北竜町ポータル運営協議会 ・「事業報告・計画説明」を寺内が「持ち回り」で行う 5.2015年度活動予算総務省集落支援員制度を活用中(専任2名)。「旅費・交通費・事務費・ポータル維持費・その他経費込み」で給与が支給されている。 従って、活動経費については、寺内昇・郁子が給与内から充当している。 (1)人件費: ① 編集長、兼ウェブマスター、兼カメラマン、兼システムエンジニア、兼ウェブデザイナー:1名分 ② ライター(取材・文章担当):1名分 (2)旅費(2名分):予定 ・オータムフェスト:(札幌)1泊2日☓1回 ・黒千石大豆:(札幌)1泊2日☓2回 (3)交通費(自家用車を取材に使用):年間約2万5千キロ走行 ・ガソリン・オイル代 ・高速料金代 (4)事務費:約60,000円 ① パソコン・プリンター維持管理費(2台分):10,000円 ② 撮影必要経費(SDカード、クリーニングキット等):10,000円 ③ プリンター用インク:約35,000円 ④ 普通紙A4、写真用紙、クリアホルダー等:5,000円 (5)ポータルサイト維持費:約1,000円(年間10ドル) ① サーバー利用料:無料(Googleサイトを使用) ② ドメイン料:年間10ドル(約1,000円) (寺内がクレジットカードで支払い中) 6.2015年度・北竜町ポータル運営協議会について「北竜町ポータルサイト運営協議会」の役員は役職より(2015年2月時点)以下の通りです。◆ 役員: ・会長: 竹内 範行(北竜町 副町長) ・副会長:大久保 浩隆(きたそらち農業協同組合北竜支所 支所長) ・副会長:藤井 雅仁(北竜町商工会 会長) ・監事: 南波 肇(北竜町ひまわり観光協会) ・監事: 橋本 学(サンフラワーパーク北竜温泉 営業課長) ◆ サイト構築・運営管理責任者:寺内 昇・寺内 郁子(北竜町集落支援員) ◆ 事務局:高橋利昌(北竜町企画振興課 課長) 7.2016年度以降の「北竜町の情報発信」について2012年10月、「情報発信による北竜町支援活動・企画書(3ヶ年方針)」を北竜町に提出させていただいたところ、北竜町より「2013年度から3年間を目処に集落支援員を委嘱する」とのお話をいただきました。その後、2013年度事業計画を提出する際、町から「2016年度以降について、北竜町ポータルをどうするか提案して欲しい」とのお話がありました。 総務省・集落支援員制度は、任期に期限が無く地方自治体が必要とする限り集落支援員として委嘱可能です。そこで、北竜町が寺内昇&郁子に委嘱をしないと仮定した場合に、次のような提案をさせていただきました。 ・北竜町ポータルは北竜町の電子図書館(削除することは町の大きな損失) ・北竜町ポータルは、頻度が低くともメンテナンスされると利便性が維持される ・北竜町ポータルを「北竜町公式ポータル」から、町民による勝手「応援サイト」とする (名称は「北竜町ポータル(町民応援サイト)」などとする) ・寺内昇&郁子が、運営責任者として、北竜町ポータルを維持運営する 2015年2月現在、当時(2013年3月時点)とは北竜町ポータルに関する状況が大きく変わり、想像以上に影響力が大きいサイトになってきました。大きな変化は以下の通りです。 ● 北竜町ポータルへのアクセスが地方自治体のサイトとしては全国レベルの規模 楽天ブログ「まち楽×全国自治体」1位の【北海道庁ブログ「超!!旬ほっかいどう」】に相当 (月間最高アクセス/道庁:12.6万、北竜町ポータル:13.5万) ● マスメディアからの取材、情報提供依頼(記事・写真)が増大しており、 既存メディアを見る方々にも北竜町の魅力が伝搬している ● ひまわりの里の入込客数が、北竜町ポータルへのアクセス増大に比例して増加している つまり、北竜町ポータルは、全国へ北竜町の魅力を発信することのできる、影響力の大きい「全国規模のメディア」に成長しています。また、その維持管理については、集落支援員制度を活用することが可能であり、町の負担は最小限となります。 そこで、2016年度以降については、総務省 集落支援員制度が継続する限り、制度を活用した「情報発信による北竜町の支援活動」を力の限り続けていきたい思っております。 本件については、2015年10月に企画書を提出させていただく所存ですので、ご査収・ご検討の程よろしくお願いします。 ▲目次へ 以上
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