2025年12月11日(水)
心通う温かな冬の一日。北竜町身体障害者福祉協会「ゴロッケ大会・研修会」が開催
外は一面の銀世界、いよいよ冬本番を迎えた北竜町。しかし、北竜町老人福祉センターの中は、外の寒さを忘れさせるほどの熱気と、春のような温かい笑顔に包まれていました。
2025年12月9日(火)、北竜町身体障害者福祉協会(山下好晴 会長)主催による「ゴロッケ大会」および研修会が開催されました。この日は、会員6名が参加し、競技を通じて体を動かし、美味しい食事を共に囲みながら、心の絆を深める一日となりました。
白熱のゴロッケ大会!ハンディキャップを超えた「真剣勝負」
会場の入り口には、可愛らしく飾り付けられたクリスマスツリー。季節の彩りが、参加者の心を弾ませます。

広い体育館で行われたのは、スポーツ「ゴロッケ」。ゲートボールとゴルフを組み合わせたようなこの競技は、集中力と技術、そして何より「楽しむ心」が鍵となります。
「ナイスショット!」「惜しい!もう少し右だ!」。
木製のスティックを構える姿は真剣そのもの。狙いを定め、ボールを打つ瞬間の張り詰めた空気。そして、ゲートを通過した瞬間に弾ける笑顔と拍手。
お体への負担を考慮し、それぞれのペースで、自然体でプレーされる皆さん。互いに声を掛け合い、励まし合う皆様の姿に、スポーツを通じた心の交流(和)を感じます。勝ち負け以上に、「共に時間を過ごす喜び」が会場全体を満たしていました。


心づくしの賞品と、笑顔の表彰式
競技の後には、お楽しみの表彰式。テーブルの上には、お茶やお菓子、麺類やレトルト食品など、暮らしに役立つバラエティ豊かな賞品がずらりと並びました。


「どれにしようかな?」「これが良さそうだね」。
順位を競うドキドキ感の後には、賞品を選ぶワクワク感が待っています。賞品の一つひとつに、事務局の方々の「喜んでいただきたい」という「思いやりの心」が込められているようです。 袋いっぱいの賞品を手にした会員の皆様の表情は、童心に帰ったかのような輝きを放っていました。
お食事処向日葵で囲む、和みの食卓
体を動かした後は、場所を「お食事処向日葵」へ移しての昼食・研修会です。
テーブルに並べられたのは、色とりどりの豪華なお弁当。海老フライや煮物、太巻きなど、目にも鮮やかな料理の数々を前に、自然と会話も弾みます。

「今日のゴロッケは調子が良かったね」「この煮物、味がしみてて美味しいね」。
グラスを傾け、互いの健闘を称え合う乾杯。美味しい食事は、人と人との距離をぐっと縮めてくれます。普段なかなか話せないことも、この温かい食卓なら自然と口をついて出る。共に食べ、共に笑うこの時間こそが、明日への活力となり、地域を支える絆(和)となっていくのでしょう。

互いを尊重し、共に生きる「和の心」
今回の「ゴロッケ大会・研修会」を通じて感じたのは、北竜町に根付く深く優しい「包容力」です。障がいがあってもなくても、互いの個性を認め合い、手を差し伸べ合いながら、同じ時間を心から楽しむ。特別なことではなく、ごく当たり前の日常として、この温かい光景が存在すること。それこそが、北竜町が世界に誇れる「宝物」なのだと感じました。
身体の障害に日々向き合いながら、共に認め合い支え合って、瞬間の時を共に楽しむ「北竜町身体障害者福祉協議会」に限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。

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