2024年10月7日(月)
真竜小学校5年生による総合学習授業の一貫である稲刈り&稲架掛けの稲作体験から2週間が経過。
稲の脱穀・籾摺り体験
10月3日(木)、真竜小学校5年生11人の生徒さんたちが、JAきたそらち北竜支所の北竜町玄米ばら調製集出荷施設にて、自然乾燥(水分量約15%)させた稲の脱穀・籾摺りを体験しました。
体験後は、集出荷施設内の色彩選別機、自動給袋機による袋詰、低温貯蔵倉庫などを見学し、数々の貴重な体験をしました。
稲架掛けした稲束を施設へ運搬
真竜小学校体育館で稲架掛けした稲束は、高田秋光さんにより軽トラでJAきたそらち北竜支所集出荷施設まで運搬。

種籾脱穀機・籾摺機の試験運転
まずは、種籾脱穀機・籾摺機の試し運行。確認後、高田さんが補助しながら生徒さんひとりずつ稲束を持って脱穀体験。
一人ずつ脱穀チャレンジ!
稲束をゆっくりと回しながら脱穀
並んで繰り返し体験!
脱穀された種籾
籾摺りされた種籾
玄米品質検査
脱穀・籾摺り後は、検査室にてお米の品質を検査(整粒割合、含有水分、タンパク室含有率、胴割粒率、青未熟率等)します。
JAきたそらち北竜支所・鷲尾公敏 支所長の説明
JAきたそらち北竜支所・鷲尾公敏 支所長が説明・解説してくださいました。
真剣に説明を聞きながら、タブレットで写真撮影する生徒さん達
色彩選別機・袋詰・低温倉庫見学
米品質検査後移動して、色彩選別機・袋詰・低温貯蔵倉庫などを見学。
JAきたそらち北竜支所・営農課・尾崎壮 さんの説明
JAきたそらち北竜支所・営農課・尾崎壮 さんが、米の受け入れ中でお忙しい中、丁寧に説明してくださいました。
施設内の動きを制御しているコンピュータ
各種情報は、光ファイバーで繋がれコンピュータ処理されて管理されています。
色彩選別機
色彩選別機は、玄米に光を当て、着色粒、未熟粒、被害粒、死米、砕粒、石、ガラス、プラスチック、金属片などの異物を選別・除去します。
「色彩選別機により、緑の着色粒、カメムシによる被害粒、黒い斑点が付いた粒、砕粒などを選別・除去していきます。流れてきた米は、カメラで検知され、質の悪い米粒に空気が当てられ弾かれます」と、尾崎さんの説明。
カメラで見分け、エアーで規格外の米粒を弾く
焼け・異物メイン画面コンピューター表示
取り除かれた規格外の米粒
自動給袋機で袋詰
選別されたお米は、調製タンクに入れられた後、自動給袋機で包装されます。
ロボットパレタイザーと呼ばれる機械が、30kgの米袋を軽々と持ち上げ、几帳面に並べていきます。
低温貯蔵倉庫
低温で保管することで、古米化(品質劣化)を抑えることが可能です。
質疑応答
- 生徒さん:お米はどんなところに運ばれ販売されるのですか?
- 尾崎さん:道内各地をはじめ、大阪、東京、名古屋、遠いところでは、沖縄うまんちゅう市場など全国各地に送られています
- 生徒さん:この中にお米は量的にどのくらい貯蔵されているのですか?
- 尾崎さん:お米の保存方法は、お米30kgの袋と1トンの袋に入れる方法の2種類があります。ここに保存する量は、状況によってその時々で変化します。フォークリフトで運ぶ1パレットは、お米1,680kgですが、全体量を把握するのが難しいほど貯蔵されています
- 生徒さん:お米を貯蔵するときは、米袋を積み上げるときも積み下ろすときもあのフォークリフトでやるんですか?
- 尾崎さん:はい、そうです。パレットの下に引いてあるシートに中にフォークリフトの爪を差し込んだり引き出したりして積み上げていきます。とても高度な操縦技術が必要です
実際にフォークリフトが可動しているところを見学させていただきました。
記念撮影
迫力満点に積み上げられた貯蔵米袋の前で皆で記念撮影!
田植え・稲刈り・稲架掛け・脱穀・色彩選別による品質管理・低温貯蔵など貴重な体験学習をした真竜小学校の生徒さん達です。
愛情たっぷり、減農薬で大切に育てられた北竜ひまわりライス!
コンピューターにより厳密に品質とロットが選別され、低温貯蔵・保管された安全・安心な極上のお米「北竜ひまわりライス」に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
真竜小学校ホームページ(撮影・記事:鎌田定男 校長)
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