2022年9月7日(水)
9月に入り、収穫を前に、黄金の稲穂が風に揺れる季節を迎えています。9月6日(火)10:30〜、3年ぶりに令和4年度北竜町敬老会が、北竜町老人福祉センターにて開催されました。
令和4年北竜町敬老会(北竜町老人福祉センター)
米寿祝い金贈呈・永住功労者表彰など
敬老会は、北竜町在住の75歳以上の方々をお祝いする会です。

北竜町では、448名(永楽園入居者を除く)の方々が対象者とされ、満88歳の米寿を迎えられた方(昭和8年9月2日〜昭和9年9月1日までに生まれた方)が17名。
そして、永住功労者(令和4年9月1日現在で80歳以上で、北竜町に60年以上居住者)の方が32名いらっしゃいます。
本日128名の方々(内、6名の米寿の方々、15名の永住功労者の方々が出席)にご臨席いただきました。
ハツラツとした元気パワー溢れる皆さん、心からのお祝いを申し上げます。
司会
総合司会は、北竜町住民課・細川直洋 課長。表彰司会は、総務課・南波肇 課長。
開会挨拶:北竜町・佐野豊 町長
「大勢の皆さんにご出席いただき、3年ぶりの敬老会が盛大に開催されますことを心からお祝いとお喜び申し上げます。
皆さんの元気なお姿、生き生きとしたお顔を拝見することができて、とても嬉しく思います。
明治26年に千葉県人が開拓・入植してから130年の節目の年を迎えました。先日3日に、記念式典を挙行させていただいた所です。
これも一重に、皆様方の力強い長年の努力のお陰とこの場をお借りして、感謝と御礼申し上げます。
さて、北竜町の人口は今、1,700人弱ということで、その内65歳以上の方は765人で、高齢化率は45.2%になっております。また75歳以上の方は475人(永楽園入居を含む)で全体の28.1%となっています。
最高年齢の方は、板谷町内会の久米谷清一さん(107歳)で、今も元気に永楽園でお過ごしです。
本日の敬老会には、144名(当日出席128名)の皆さんにご出席をいただき、ありがとうございます。
安全でとても美味しいひまわりライスを中心に、北竜町の農業が日本一の高い評価を頂いております。お陰様で、ふるさと納税につきましても、ひまわりライスを中心に、令和2年は6億円、昨年(令和3年)は4億円ということで、7年連続で3億円を超える多くの寄付金が寄せられています。小さな街北竜町が、全国から大きな期待をいただいております。
先日終了しました、第36回ひまわりまつりは、実に綺麗なひまわりが咲きました。まつり期間中も天候に恵まれました。
ひまわりの里には、過去3番目ですが、1か月間で28万人の多くの観光客の皆さんに訪れていただき、ひまわりの里は大いに賑わいました。今年はコロナ関連で、観光バスがほとんど動いておりませんし、またインバウンドの方も北海道に戻っていないこともあり、過去3番目の訪問数となりました。
いいひまわりを咲かせる協力金に付きましても、過去最高で、3,837,000円という実に多くのご寄付を頂いた所であります。ボランタリーの皆さんに大変なご努力をいただいたことを厚く御礼申し上げます。
今豊穣の出来秋を迎え、今年も素晴らしい田んぼとなっております。稲刈りも今日6日からもち米団地で始まりました。
心配されました台風11号も、かなり左の方に反れました。ちょっと安心しておりますが、今晩明日の朝にかけて強風が吹くという予報もありますので、十分注意をしていただきたい思っています。
お祭りが過ぎましたら、町内で稲刈りがはじまり、実に忙しい毎日であります。美味しいお米が沢山採れることを願います。
今日は敬老会ですが、会場での飲食等については、省かせていただいての会となっております。ご理解頂ますよう宜しくお願いいたします。
今年米寿を迎えられた方は17名の方々。60年以上北竜町に住んいる永住功労者につきましては、32名の皆様です。本当におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
遅れましたが、北竜町日赤奉仕団の皆様には、朝早くから、敬老会の準備等でお世話になり、ありがとうございました。
皆まさのご健勝とご多幸をご祈念申し上げて、敬老会開催にあたってのご挨拶とさせていただきます。皆さん、本当におめでとうございます」。
祝辞:北竜町議会・佐々木康宏 議長
「今日、コロナ禍の状況の中での敬老会開催となり、こうしてお会いできたことに感謝申し上げます。
日本一のひまわりの里、日本一のひまわりライスは、まぎれもなく皆さんの努力の結果だと思います。重ねて御礼申し上げます。
今朝のテレビで、胆振東部地震が4年目を迎えたというニュースがありました。その中で厚真町の町民が『コミュニティがなくなった。一番大事な集まり(例えば敬老会等)が開催できなくなったの困っています』とお話されていました。建築物等ハードの復旧に関しては90%以上終了されていますが、心の復興がなかなかできていないということです。
今日は、お弁当などがお持ち帰りの形となりますが、お持ち帰りでも、こうしてお会いしお話できることをありがたく思います。
今物価も高く、建設資材も高く非常に苦しい状況が続いています。まず、皆さんで町内でお買い物をしていただくよう、1万円の地域振興券が全員に配布されました。今後も実施できるよう、町長も十分考えておられます。例えばの話ですが、稲刈り後の切り上げの際に使う『切り上げ券』などができ、温かい地域振興ができればと思います。
今日は144名(当日出席128名)の方々が出席され、17名の米寿祝いの方、32名の永住功労者の方々、本当におめでとうございます。
今日だけでなく、町を歩いていて、いろいろな所で皆さんと一緒にお話ができるような環境がもどればいいなと毎日思っています。今日は本当におめでとうございます」。
ご来賓の方々ご紹介
佐々木康宏 様(北竜町議会議長)、山本剛嗣 様(北竜町社会福祉協議会会長)、北清裕邦 様(JAきたそらち北竜地区代表理事)、深瀬純一 様(北竜町土地改良区理事長)、佐崎謙次 様(北竜町商工会副会長)、川田浩二 様(北竜町ひまわり長寿連合会会長)、山下好晴 様(北竜町ひまわり長寿連合会副会長)、永井捷弘 様(北竜町ひまわり長寿連合会副会長)、青木悦子 様(北竜町ひまわり長寿連合会副会長)
米寿祝い金贈呈
※ 米寿:昭和8年(1933年)9月2日〜昭和9年(1934年)9月1日までに生まれた方(令和4年9月1日現在名簿調整)
永住功労者表彰(代表者が受賞)
※ 60年以上居住者。令和4年9月1日現在で80歳以上(令和4年9月1日現在名簿調整)
アトラクション
桜心流剣詩舞会
青葉の笛:干場功さん
眦(まなじり):西山和子さん・川田日出子さん
北竜太鼓
- 演奏者:中村裕世さん、板垣千尋さん、岡部俊希さん
- 演奏曲:「むこうぐち」「花火」「山彦」
中村裕世 代表のご挨拶
「せっかくのお祝いの場で会食ができないこのご時世で、残念ではございますが、北竜太鼓を一生懸命演奏させていただきますので、お楽しみいただきたいと思います。
2曲めは演奏曲『花火』。北竜町には『担ぎ桶太鼓』が6基あります。これを皆様にお楽しみいただきたいと思います。
太鼓を叩いてみたいなぁと思われる方もいらっしゃると思います。このご時世なかなかできないと思いますが、だんだんウイルスも薄まってきているのではないかと、心の中でちょこっと感じています。
もしよろしければ、皆様のお集まりになる時間に、和太鼓をウォーミングアップのつもりで打っていただけたらいいなぁと思っております。
人にあたれば文句言われるし、物にあたれば壊れちゃうしお掃除大変です。ですが、太鼓はどんなに叩いても破れません。日頃のうっぷんを晴らしながら叩くと、叩いていることすら忘れてしまいます。
皆様のお近く、お側に、是非とも置いていただければ幸いです。心の何処かに、いつかやってみたいというお気持ちをもっていただきたいなぁと思います。
最後の曲『山彦』は、室蘭大橋ができたとき、千人太鼓と銘打ってギネスに載せようと、先人たちが平成13年〜14年頃に作った曲です。今では全国的に演奏されています。
北竜町では、8月7日にひまわりの里で演奏し、先日の開町130年記念式典でも演奏させていただきました。11月の文化祭でも皆様にお目通りできればと感じております。それでは最後『山彦』をお聞きください」。
万歳三唱:北竜町社会福祉協議会・山本剛嗣 会長
「本日は、『北竜町敬老会』、誠におめでとうございます!
北竜町は、今年開町130年の節目の年を迎えました。先人のたゆまむ努力、汗の結晶、不屈の精神をもって、本日の北竜町を築いていただいたことを心より感謝申し上げます。
ご参加の皆さんの益々のご健勝とご多幸、元気で来年もこの場でお会いできますことを願い、更なる北竜町の限りない発展をご祈念申し上げて、万歳三唱で閉めさせていただきます。
『ばんざい!ばんざい!ばんざい!』
ありがとうございました!!!」。
お見送り
佐野豊 町長、高橋利昌 副町長、有馬一志 教育長で皆さんをお見送り。
役場関係の方々を中心に、北竜町赤十字奉仕団会員の方々が、当日のお料理の準備等ボランティア活動としてのお手伝いされてご活躍!
お祝い品の数々
お弁当、紅白饅頭、ビール、お茶、記念品(タオル)などたくさんのお祝い品。
厳しい時代を生き抜き、明るい光を放って輝き続ける、お元気な高齢者の皆さんに、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子