北竜町産ひまわりの種の搾油カスを用いたプロトタイプのクラフトビール(発泡酒)「北竜ひまわりビスケット」が完成!

2022年1月31日(月)

北竜町の農産物である「ひまわり油用ひまわりの種搾油カス」を用いたクラフトビール(発泡酒)の醸造のプロジェクトが立ち上がっています。この度、プロトタイプのクラフトビール(発泡酒)「北竜ひまわりビスケット」が完成し、試飲を兼ねて一部関係者にお披露目されました。

北竜町在住の安達明広さん(株式会社竜西農場・代表取締役)と、永井稔さん(北瑞穂生産組合・組合長、JAきたそらち北竜地区理事)がともに取り組んでいます。

プロトタイプのクラフトビール(発泡酒)「北竜ひまわりビスケット」

「太陽きらめくひまわり畑でビールを片手に乾杯!」をイメージしたラベルは、安達さんがPCを駆使され、写真を水彩画風にデザイン。

プロトタイプのクラフトビール(発泡酒)「北竜ひまわりビスケット」
プロトタイプのクラフトビール(発泡酒)「北竜ひまわりビスケット」

発泡酒「北竜ひまわりビスケット」
発泡酒「北竜ひまわりビスケット」

「北竜ひまわりビスケット」麦酒開発の経緯

北竜町の農産物を活用した新商品開発

竜西農場・安達明広 代表取締役、北瑞穂生産組合・永井稔 組合長は、これまで北竜町の優良な農産物を使ったお土産の需要を見込める商品開発として、「お米(北瑞穂)のアイス」や、竜西農場で栽培した酒米の純米原酒「二世古」などを企画し販売されてきました。

さらなる企画として、ひまわり油用ひまわりの種搾油カスや選別クズ、撥ね品などの利用価値の低いもののリサイクルを検討中。食品ロスを減らし、持続可能なモノづくりを目指して、新たな商品開発への取り組みが進められています。

ひまわり油用ひまわりの種搾油カスを利用

今回は、ひまわり油の搾油カスを使った商品開発に挑戦!

最初は、ひまわりの種搾油カスを使ったお菓子が検討されましたが、種の皮がかなり硬いためか、口に残るザラザラ感があり食用は難しいとし断念。

関係者と色々話し合いを進めている中で、クラフトビールに使えないかなという話が持ち上がりました。早速、去年12月頃に、札幌市の「澄川麦酒醸造所」に話を持ち込み、その場で前向きに検討することが決定!

澄川醸造は、メロンビールやスイカビールなど、斬新なビール造りを多種多様に手掛ける麦酒醸造所。ひまわりの種搾油カス(焙煎済み)を持参した所、これなら行けそうだということで、その場で受諾され試作醸造がスタート。

「このクラフトビールは、ひまわりナッツの香りが漂い、苦味とコクがしっかりと感じられる味わいになっています。

時代の需要に合わせ、さらに利用価値の低いもの等の食物残渣の再利用ができればと考えています。私は酒類小売業免許を取得しているので、今後、黒千石大豆選別後のクズ豆、ひまわりスイカの撥ね品、ひまわりライスのくず米(割れた米)などで第2弾・第3弾に続くクラフトビール造りを考案中です。

どんなチャレンジにおいても、楽しいことが原動力になります。そして、自分が楽しくないと人には伝わらないので、楽しんで行動しています。これからも、様々な新しいことにチャレンジすることによって、北竜町全体が盛り上がっていけばいいなと思います」と、意気込みを熱く語ってくださった安達さんです。

安達明広さん、永井稔組合長さんが共に協力し、プロジェクトを立ち上げ新製品開発に挑戦中!

左:永井稔さん(北瑞穂生産組合 組合長) 右:安達明広さん(株式会社竜西農場 代表取締役)
左:永井稔さん(北瑞穂生産組合 組合長) 右:安達明広さん(株式会社竜西農場 代表取締役)

燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて、煌めくひまわりの里の中で、ビール片手に乾杯!!!
明るく輝く日が、一日も早く訪れますように!

ひまわりナッツの香りとコクあふれる発泡酒「北竜ひまわりビスケット」に心からの愛と感謝と祈りをこめて。。。

連絡先

(株)竜西農場(りゅうさいのうじょう)
・北海道雨竜郡北竜町和23−18
・Tel:0164-34-2837 Fax:0164-34-5872
・mail:ryusai.farm◇gj8.so-net.ne.jp(◇を半角@に変換してご利用ください)

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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子

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