北竜町身体障害者福祉協会・総会 ＆ 新年会 2024、ともに歩んで人生を精一杯明るく元気に楽しむ

２０２４年１月１６日（火）

令和６年１月１５日（月）午前１１時より、「北竜町身体障害者福祉協会・総会」＆「新年会」が、北竜町老人福祉センターにて開催されました。

北竜町身体障害者福祉協会・総会

山下好晴 会長・本部巌 副会長をはじめ、事務局、会員の方々合計８名が参加して行なわれました。

新年会には、佐野豊 町長、細川直洋 住民課長が出席され、ご挨拶されました。

開会挨拶：山下好晴 会長

「皆さんもご存知のように、世界の人口が減少し、北竜町の人口も減っています。そして身体障害者協会やその他の団体の会員も減少傾向にあります。また、町内における身体障害者数を把握することは難しい状況です。

身体障害者には、認識の仕方で２通りのタイプがあります。
ひとつは、障害を受け入れ認識し、率先してその環境の中で楽しみたいと思う人。
もうひとつは、障害を隠したい、あえて表明したくないと思う人です。

今後の課題として、私達身体障害者自らが、障害を隠そうとする人々の壁を払い除けることを実践していくことだと思います。

毎年、空知地区でも身障者大会というものが実施されていましたが、様々な事情により、今年から恐らく中止の方向が見込まれています。その代わり、別の行事の開催が予定されているようです。

北竜町の身体障害者の方々も若くありません。
人生において、障害の中でも楽しく生きていただきたいと思います。今年も様々な行事を皆さん一緒に楽しんでいけたらと思います。宜しくお願いいたします」。

総会議長：山下好晴 会長
議案説明：中村道人 事務局長

総会議案

1. 令和５年度事業報告及び収支決算について
   ・監査報告
2. 令和６年度事業計画（案）及び収支予算（案）について
3. その他

新年会

開会挨拶：山下好晴 会長

「新年改めましておめでとうございます。
希望に燃えて新年を迎え、初日の出も拝め、今年は良い年だなと思っていた矢先、元旦には、能登半島の地震が発生し大変な被害を被る事態となりました。
２日には、日航機と海保機との衝突事故となり、立て続けに世界を危うくするような事態が拡大していきました。
台湾総統選では、与党が勝利し、日本政府においても、政治資金パーティー収入裏金問題が勃発しました。

そんな中、わが町では、議会議員補欠選挙は３名の議員が無投票当選となり一安心しています。
さらに２月には町長選があります。２名の立候補者によって、町は２分化される状況となりますが、その後、徐々に町が一体となり良い傾向へと向かう可能性があるので、大いに期待したいと思います。

これからの北竜町、人口減少へと向かいますが、少なければ少ないなりの町づくり、そして身体障害者活動を精一杯続け、障害者なりの人生を楽しんで生きたいと思います。

この身体障害者協会の新年会には、毎回、佐野町長、住民課長さんが参加くださっています。このことは、町長さん・課長さんが、身体障害者に対する熱い想いを寄せてくださっている証だと実感しています。

人数が少なくどんなに小さな団体であったとしても、北竜町では、温かい想いをもった行政が長年に渡り継続し培われています。

どんなに人数が少なくなっても、可能な限り継続していきたいと思います。今後、様々な活動の中で夢や希望を抱いて前進していきたいと思います。ありがとうございました」。

佐野豊 町長ご挨拶

「皆さん、あけましておめでとうございます。
厳しい冬になっております。正月は比較的穏やかで良い新年だと思っておりましたが、ここにきて、毎日雪が降り本当に厳しい冬を迎えております。
まだまだこれからが本番でありますので、健康に留意していただき、あたたかな春を迎えていただきたいと思います。

山下会長さんからもお話がありましたように、元旦の夕方に石川県の能登半島で震度７の大地震が発生し、多くの方々が犠牲となり、被災された方はまだ復旧の目処が立たないということで、大変ご苦労な生活をされています。犠牲になられた方には黙祷を捧げ、被災された方には、一日も早く復興されることをお祈りいたしております。

今年の干支はご存知の通り、辰年です。辰年・龍は、天空に向かって力強く伸びていく、そしてどんな苦難にも負けずとも乗り越えていく。或いは強い信念を持っていける年と言われています。

まさに、北竜町の町づくりにも、辰年はご縁があって、良い町づくりができる１年間と確信いたしております。何事にも積極的に、そして果敢に挑戦する年になればと願っています。

今北竜町は、人口減少あるいは、農産業において担い手不足、さらに地域公共交通においても問題解決できないことが多々あり、住民の皆様・通学の生徒さんにも大変な不便をかけています。今年は大きな夢と希望をもって、ひまわりの勇気で元気な年になればと思います。

地域公共交通におきましては、３月末で深川行の空知中央バスが廃止となっておりますが、当面、妹背牛町まで運行し、そこから滝川や深川まで繋いで運行することが予定されています。いずれは、運転手さんが決まれば、直営で深川・滝川さらに町内を巡回するシステムづくりを計画しています。

１か月あまりで退任する私がいうのも難しいのですが、現在、副町長はじめ職員で十分検討させていただいております。地域公共交通においても早い内に構築していきたいと考えております。

今年も皆さんにとって素晴らしい年となりますよう祈念申し上げて、年頭の挨拶とさせていただきます」。

細川直洋 住民課長ご紹介

新年会恒例の会食 ＆ ゲーム

新年会恒例の会食 ＆ ゲームにおいては、諸事情により中止となり、お持ち帰りとなりました。お弁当は、北竜町の「味処八八（やはち）」さんの手作りです。

いかなる障害をもあるがままを受け入れ、ともに歩んで、人生を精一杯明るく元気に楽しんでいく「北竜町身体障害者福祉協会」に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。

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◇ 取材・文章：寺内郁子（撮影・編集協力：寺内昇）