2020年4月3日(金)
残雪の3月下旬、長い間放置されていた碧水地区の土地の整地が、町民の自発的なボランティア活動によって行われました。木村和雄さん(79歳・北竜町老人クラブ「ひまわり長寿会」会長)と応援の岩倉正弘さん(77歳)です。
木村和雄さん
放置された土地と家屋
住宅は、長年空き家となり老朽化し、土地は樹木が荒れ果てた状態。国道233号に面して交通量も多い場所。
全体の様子
国道233号沿い
放置された家屋
北竜町の景観・環境整備のために家屋と土地を取得
このままだと北竜町として、景観・環境に良くないと感じていた木村和雄さん(79歳)は、思い切ってその土地と家屋を取得。自ら、土地の整地をはじめました。奥様、友人の反対を押し切っての活動です。
チェーンソーで木々を伐採
木村和雄さんと岩倉正広さん
岩倉正弘さん(77歳)のお手伝い(応援)を受けなら、足場を作って、木の伐採、倒木等の整地、雪解け後の抜根、畑にできる状態までに整地・整理を行っていくとのことです。
木村和雄さんのお話
「国道に面した土地なので、意外と目立ちます。荒れた樹木を伐採し、手入れをし環境整備した方が良いのではと、長年考えていました。北竜町内に、こんな素晴らしい場所をきちんと残して活用できればと思います。将来は、町民菜園(畑)や牧草地などになればと、色々構想しています。
土地内の家屋に関しては、雨漏りもあるようなので、今の所利用は考えていません。来季に、雪が積もった頃にユンボを借りて、自分達で解体しようかと考えています。
今回の整地作業は、伐採するのに4〜5日かかりそうです。その後、雪が解けてから、ユンボを借りて抜根や整理作業など、農作業の間に、少しづつやっていきたいと思っています」と穏やかな笑顔でお話くださった木村さんです。
整地作業3日目の景観
土地整備をスタートした3日後の景観です。
木村さんの北竜町を愛する熱い心、偉大なるチャレンジ精神に、限りない尊敬と感謝と祈りをこめて。。。
その他の写真
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子