2022年1月1日(土)
年頭のご挨拶 北竜町長 佐野豊
メッセージ
町民の皆様明けましておめでとうございます。
皆様方には令和4年の新春をご家族共々お健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
一昨年より世界中で猛威を振るっております新型コロナウイルス感染症は、我々の生活に様々な影響を及ぼしました。
町では引き続き感染症拡大防止対策に努めて参りましたが、新型コロナウイルスワクチン接種に際しては、関係機関のご尽力と町民各位のご理解のもと、迅速な対応により2回の接種を終えることが出来ましたことに改めて感謝申し上げます。本年1月以降3回目の接種が予定されておりますが、引き続き皆様方のご協力をお願い致します。
昨年は本町の基幹産業である農業にとっても大変な一年となりました。
融雪こそ順調に進みましたが、5月の低温寡照、6、7月の少雨の影響により畑作物にとっては厳しい年となりました。一方水稲は、高温障害による腹白米が多く見られたものの低タンパク、高品質米が多く生産されたところであります。生産者の皆様の努力の賜物と深く敬意を表するところであります。しかしながらコロナの影響もあって消費低迷に拍車が掛かり、大幅な 価格下落となりました。この影響を最小限にとどめるべく、引き続き、国、道に対しまして強く対策を講じるよう働きかけて参ります。
また、町の一大イベントである「ひまわりまつり」は人命を最優先し、お客様並びに関係者のリスクを回避するため全イベントの休止並びに観光センターの閉館と致したところであります。しかしながら健康や癒やしを求め、ひまわりの里には約11万人もの方々が訪れました。今年は万全の対策を施したうえで、全国からお迎えできるよう願うところであります。
全国から多くのご支援を頂いております「ふるさと応援寄付金」は、ひまわりライスやひまわりメロンなどの返礼品が好評を維持しており、8年連続して3億円を超える見込みとなっております。今後におきましても、魅力あるまちづくりや特産品により、多の方に北竜町を応援していただけるよう取り組んで参ります。
明治8年に千葉県本埜村からの団体移住により開拓の鍬が下ろされてから、今年で130年の区切りの年を迎えます。人口減少問題など行政に課せられた課題は山積しておりますが、町民の皆様とともに今まで培ってきた強み・経験を発揮し、町民お一人おひとりがこころ豊かに暮らすことができる町づくりに引き続き邁進して参ります。
結びになりますが、新しい年が皆様にとりまして明るいご多幸の年となりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
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