北竜町の未来を共に描く!和町内会「まちづくり懇談会」で活発な意見交換

2025年8月27日(水)

8月21日(木)、和コミュニティセンターで「まちづくり懇談会」が開催され、約20名の町民が参加しました。佐々木町長から地方創生交付金の満額獲得が報告され、町の未来に向けた事業説明の後、活発な意見交換がスタート。インフラ整備やデジタル行政、人材育成など多岐にわたるテーマで、町民と行政が真摯に向き合う貴重な機会となりました。

北竜町の未来を共に創る「まちづくり懇談会」が和町内会で開催

8月21日(水)15時より、和コミュニティセンターにて、「まちづくり懇談会」が実施されました。町民の方々およそ20名ほどが集まり、活発な意見が交わされました。

懇談会では、令和7年度の予算執行や組織改革、地方創生2.0の予算拡大など、自治体の政策や体制の変革について説明が行われ、ひまわりまつりの成功や駐車場料金の新たな取組み、AIを用いた来場者数計測の実験などが報告されました。

和町内会まちづくり懇談会
和町内会まちづくり懇談会

司会進行は奥田正章 副町長

懇談会は、奥田正章副町長の司会進行で和やかにスタートしました。

司会進行 奥田正章副町長
司会進行 奥田正章副町長

佐々木康宏町長からのご挨拶

佐々木康宏町長ご挨拶
佐々木康宏町長ご挨拶

「多くの皆さんにご参加いただき、様々なお骨折りをいただいたことに心から感謝申し上げます。

ただただ豊作を祈る時期に入ってまいりました。窓の外は、色づいた田んぼが広がっています。

町の懇談会は、一昨年までは、公民館で1か所、碧水コミセンで1か所で皆さんにお集まりいただいて開催していました。去年から今年にかけては10町内会に出向いていくことにしました。地域の問題に限らず、町の問題、お米の問題など色々なご意見をいただきたいと思います。

今年の4月から始まる令和7年度予算は、国の方針で、地方創生交付金が2倍の予算となりました。第1世代の10年間を終え現役の皆さんの活躍を応援し、これから先の10年間、第2世代は、将来を担う子どもや孫の世代に向けての10年・20年を構築するための町・地域の考えが求められるものです。

今年は2,000億円の国の予算を受けて、町の職員たちが申請に向けた動きを一生懸命担ってくれました。この町が申請した交付金の100%をいただきました。日本中に1,718市町村が存在しますが、その中で、限度額10億円という一番大きな金額を獲得しています。

このお金を利用しての4月からの予算配分に入っております。これから3年間で、この規模でやっていけたらと思っています。

もちろん今まで既存の事業から要望いただいているもので、行政としてお金がないからできないものがありました。今年の4月からは、国からの交付金を有効に使い、既存の部分の継続と新たな未来の北竜町のために、皆さんのいろんなご意見をいただいて、実施していきたいと考えています。

地方創生交付金は、行政だけでなく、町内会の皆さん、町民一人一人が関わることが、国の地方創生の条件です。ですから、今日の懇談会は、とても大切な会となります。皆さんの意見をしっかりと受け取って活かして、予算をつけていきたいと思います。

今日は、お集まりいただき本当にありがとうございます」と、佐々木町長は熱い想いを込めて語りました。

熱い想いを込めて。。。
熱い想いを込めて。。。

町の主要事業に関する説明

総合政策室・奥田正章 副町長

奥田副町長より概要説明
奥田副町長より概要説明

奥田副町長より、地方創生の推進について説明がありました。北竜町まち・人・仕事創生総合戦略の基本方針、新しい地方創生経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)、プロジェクト「ひまわりホールディング」の事業概要「7つの柱」、そして令和7年度事業費についての解説です。

まち未来戦略課・川本弥生 課長

川本弥生課長より説明
川本弥生課長より説明

川本課長からは、多岐にわたる分野の事業説明が行われました。

  1. ふるさと納税、地域公共交通について
  2. こども暮らし応援課:「書かない窓口(自治体窓口のDX化)」、重層的支援体制整備事業
  3. 産業課:「鳥獣被害対策」「ひまわりの里の運営」
  4. 建設課:「上下水道会計の経営戦略の策定」「除雪センター・バス車庫の建設」
  5. 教育委員会:「(仮称)北竜町総合学習複合交流センター」「オンライン公設塾」「新しい学校づくり研修会」の開催、「教育課程特例校」の申請準備

活発な意見交換

町からの説明を受け、参加した町民の皆さんから様々な質問や意見が出され、活発な質疑応答が繰り広げられました。

意見交換
意見交換
活発な質疑応答
活発な質疑応答

主な意見・質問

  1. マイナンバー制度とデジタル行政:普及率向上のため、オンライン申請手続きや窓口対応の改善が求められ、地方交付税への影響も視野に入れたシステム整備と現場対応強化が議論されました。
  2. 道路インフラの劣化と補修状況:道路の路肩が著しく下がっている点について、施工業者が2年間かけ補修を実施中であると報告。しかし、補修作業の完了にはさらに年月がかかる可能性が指摘され、一部は他の施工業者への依頼も示唆されました。
  3. 看板や交通標識の問題:看板が風で回転し飛散する状況が報告され、既成書式の看板の安全性に懸念が示されました。移設案には除雪作業との調整や警察の許可が必要な点が挙げられ、改善策の検討が進められました。
  4. 補正予算と工事の優先順位:補正予算の組み方や確保の難しさが説明され、予算不足により必要な保守・補修工事が遅延するリスクが指摘されました。
  5. 役場職員の対応改善:役場職員の現場対応やコミュニケーションの不十分さに対する批判があり、町民対応の意識改革が求められました。
  6. まちづくり推進および人材育成対策:町内会の現状(高齢化、役員不足、予算不足)を踏まえ、行政職員が各町内会の会合に出席し意見を収集する方針が示されました。高校生向けのカフェ形式や子育て世代向けワークショップなど、地域ごとの多様な参加形態での意見交換が計画されています。
  7. 公民館および文化遺産の再配置計画:改善センター等と連携した公民館の再整備計画において、文芸記念碑や歴史的文化財の移設方法が議論されました。豪雪地帯特有の除雪対策との両立や、文化継承の確保について具体的な保存・再配置方法が検討されました。

黄金色に色づいた田んぼが広がる窓の外の風景のように、この懇談会も実り多いものとなりました。

色づいた田んぼ風景
色づいた田んぼ風景

町民の貴重な意見を受け取り、可能な限り対応して、新たなる北竜町の輝かしい未来に向かって一歩一歩前進していく「まちづくり懇談会」に、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。

その他の写真

関連記事

北竜町ポータル

2025年8月26日(火) 8月20日(水)、碧水生きがいセンターで「まちづくり懇談会」が開催されました。町民約20名が…

撮影・編集・サイト運営:寺内昇 ライター:寺内郁子

jaJA