2025年8月26日(火)
まちづくり懇談会・碧水町内会
8月20日(水)17時半より、碧水生きがいセンターにて、「まちづくり懇談会」が実施されました。町民の方々およそ20名ほどが集まり活発な意見が取り交わされました。

懇談会では、令和7年度の予算執行や組織改革、地方創生2.0の予算拡大など、自治体の政策や体制の変革について説明が行われ、ひまわりまつりの成功や駐車場料金の新たな取組み、AIを用いた来場者数計測の実験などが報告されました。
司会進行 奥田正章 副町長

佐々木康宏町長ご挨拶

「おばんでございます。
夕刻5時半という集まりにくい時間帯に、多くの皆様にお集まりいただき、ご足労いただいた竹内町内会長さんをはじめ多くの皆様に心より感謝申し上げます。
もち米もうるち米も収穫の準備に入ったということで、気忙しさもあると思います。本当にありがとうございます。
今日はお時間をいただき、4月から進めている令和7年度事業について説明させていただきます。
機構改革もあり、まち未来戦略課が担当しております。色々変化があります。
国の予算が様々な方向性を出してきており、黙っていては、国からのお金は来ないという時代を迎えています。
様々なことに対応する為にも課を洗い出し、町民の皆様の様々な意見にお応えできるよう変化させていただきました。
大きなポイントとしては、総合政策室として、それぞれの課を全体をしっかりとまとめて、町民の方々の想いが予算と合うような形を目指しています。
事業の大きなテーマが「地方創生2.0」です。石破総理がこれまで10年間地方創生をやってきましたが「どうも効果が上がらない。地方が輝いていない」という思いから、今まで1,000億円だった予算を、今年2,000億円にアップしました。
これから色々説明をさせていただきますが、しっかりとお伝えをする、皆さんの意見をしっかりと聞いて形にし、しっかりと応えるということをさせていただきます。
今日は19時までですが、皆さんのたくさんのご意見をお聞きできることを期待しております。
最後に、ひまわりまつりも7月20日から8月18日までの期間、無事終えることができました。今年は駐車場の料金を徴収することに踏み切りました。これまで20年間「駐車場料金」について協議をしてまいりました。
いろいろな意味で、皆さんにご苦労をかけたと思います。そのことについても、後ほどお話しさせていただきます。
そして入場者数のカウントにおいても、AIを使用したカウントの実験も始めました。顔認証などで実数を掴んでいこうという試みです。
これにより、どのくらいのひまわり効果があるのかを掴みたいと思っています。
今日、第1回「まちづくり懇談会」は碧水町内会でスタートし、明日は和町内会、明後日は美葉牛町内会と行っていきます。
どうぞ宜しくお願い致します」と佐々木町長。
総合政策室・高橋克嘉 総合政策官より概要説明

地方創生の推進についての説明
北竜町まち・人・仕事創生総合戦略の基本方針、新しい地方瀬経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)、プロジェクト「ひまわりホールディング」の事業概要「7つの柱」、令和7年度事業費について説明がありました。
まち未来戦略課・川本弥生 課長より説明

以下の事業について説明がありました。
- 「ふるさと納税」「地域公共交通」について(まち未来戦略課)
- 「書かない窓口(自治体窓口のDX化)」、「重層的支援体制整備事業」について(こども暮らし応援課)
- 「鳥獣被害対策」「ひまわりの里の運営」について(産業課)
- 「上下水道会計の経営戦略の策定」「除雪センター・バス車庫の建設」について(建設課)
- 「仮称)北竜町総合学習複合交流センター」「オンライン公設塾」「新しい学校づくり研修会」の開催、「教育課程特例校」の申請準備について(教育委員会)
意見交換
現場からのフィードバックをもとに、駐車場料金や地域管理、予算状況、野生動物の管理、農業振興未来ビジョン作成、町内会の懇談会の在り方など現状課題への対応策が議論されました。
また、北竜町におけるゴミステーションの管理方法、除雪対策、空き家問題について議論され、地域住民やボランティアの状況、財源面の課題、高齢化と戸数減少の影響に対する対策検討が求められました。
1. カーブミラーの撤去について
- 【質問・要望】
竹内橋の近くにあるカーブミラーについて、撤去しても良いでしょうか。 - 【回答】
はい、撤去して問題ありません。すぐに行政で対応します。
2. ゴミステーションの管理について
- 【質問・要望】
地域のゴミステーションは、現在ボランティアの方々が管理してくれています。しかし、管理者の高齢化が進み、将来的に管理が困難になった場合、誰もやる人がいなくなるのではないかと心配です。 - 【回答・議論】
ゴミステーションは、もともと地域住民の要望で設置された経緯があります。高齢化や人口減少により、地域での管理が難しくなっている現状は認識しています。これはお金だけの問題ではないため、除雪問題などと同じく、地域の総合的な課題として捉えています。今後、行政として財源の確保も含め、どのような対策や支援ができるか検討していきます。
3. 危険な空き家の対応について
- 【質問・要望】
以前から指摘している危険な空き家について、事故が起きる前に対応すべきです。所有者が動かないのであれば、行政が強制的に解体する「行政代執行」も検討してください。 - 【回答・議論】
ご指摘の空き家については、行政としても対応を進めています。最終的な手段として、所有者に代わって行政が解体などを行う「行政代執行」も視野に入れています。ただし、法律上の手続きがあり、所有者への通知などを含め、実行できるようになるまで1年ほどかかる見込みです。危険な状況は認識しており、早急に対応できるよう努めます。

行政と町民との活発な意見交換を行い、共に一体となって協働のまちづくりの推進に向けて邁進していく「まちづくり懇談会」に、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。
