2025年6月6日(金)
6月3日(火)、佐々木町長の町内魅力探しが行われました。
今月は、地域おこし協力隊員として高田秋光さんファームで実習する横田修志さん(31歳)、横倉健さん、そして役場職員の副業制度を利用して農家手伝いをされた石井隆裕さん(こども・くらし応援課 戸籍・町民生活課 係長)と松岡章さんを激励訪問しました。
地域おこし協力隊員:横田修志さん、横倉健さん
地域おこし協力隊員の実習生である横田修志さん、横倉健さんは、ハウスの中で「整枝作業」を実施。
研修生として先輩の玉島朋之さんは、横田さんに丁寧に「整枝」方法を説明。高田さんの奥様から「玉ちゃん、教えるの上手だね」と感心のお声がけをされていました。





お手伝いをする佐々木康宏 町長
高田秋光さんと今後の様々な事業展開についてのお話を交えながら、 灌水チューブに流す水に有機肥料を混ぜる作業をお手伝いをされていた佐々木町長です。



石井隆裕 係長・松岡章さんを激励訪問
高田ファーム訪問後は役場庁舎に立ち寄り、役場こども・くらし応援課・石井隆裕 係長(33歳)に同乗していただき、松岡章さん宅へ向かいました。

こども・くらし応援課・石井隆裕 係長
石井隆裕さんは、役場入社後3年間は教育委員会、その後、住民課に在籍し、今年で入庁7年目です。
今年4月1日、北竜町職員の副業に関する制度が制定されました。その第一号として、こども・くらし応援課の石井隆裕さんが副業を開始し、松岡章さん農家のお手伝いをしています。

「副業のきっかけは、松岡さんから農家の手伝いを依頼されたことです。住民課で、条件や日にち等が提示され、その場で受けて決定しました。
松岡さんとは、テニスもご一緒させていただいており、日頃からお世話になっています。
農作業は、これまで全く経験がなかったので、何をやるのか想像がつきませんでした。当日は、苗取り、運搬作業を行いました。2日間だけでしたが、筋肉がバリバリになりました。
北竜町は、農業が基幹産業なので、こうした経験を役場職員が行うことは、とても大事なことだと思います。そして、農業の経験が全くなかった私にとって、貴重な経験だと実感しました。
自分自身も農家のお手伝いをするなんて、全く想像もしていなかったのでびっくりしています。
今後は、秋の収穫時期である農繁期に色々お手伝いできればと思っています。農家の方々にもお手伝いが必要な時期なので、お役に立っていると思います」。
佐々木康宏 町長
「職員との懇談の中で、副業規程が生まれ制度化されました。実際にどんな形で実行されるのか思案していたところ、松岡さんからお声がけしていただきました。
この町にいて農業を知ることはとても大事なことだと思います。石井係長からも、良い経験になると話を聞いています。
石井係長の活動を契機に、今後、職員の皆さんにも、少しでも北竜町の農業を知り、興味を持ってほしいと思います。
今後、農繁期などのシーズンごとにお手伝いできればいいですね」と佐々木康宏 町長。
松岡章さん
松岡章(69歳)さんは奥様の実家で農業を営む前は、海上自衛隊・横須賀基地(神奈川県)で、潜水艦のソーナー(音波探知機)を操作する専門職の教官を務めていました。
「潜水艦のソーナーを操作する専門職」というのは、海上自衛隊の中でも極めて高度な専門性と経験が求められる分野です。その卓越した技術と知識、そして指導者としての能力が認められ、後進の育成を託される「教官」という重責を担っていらしゃいました。
現在は、全く異なる世界である農業で、新たな挑戦をされていらっしゃいます。
「このような制度は実に素晴らしい・ベストです!
依頼する側としても、全然知らない人材派遣のアルバイトの人より、地元の知った人に手伝ってもらった方が、お互い『win win』で楽しいでしょう!
役場職員は、本業をおろそかにしてはダメですが、土日の休みの日を大いに生かして活動するのもいいのではないかと思います。
田植えや収穫時期は、人手が足りなくなるので、そんな時には役場職員にも手伝ってもらえれば、農家の皆さんも喜ぶと思います。
今後は草刈りの仕事などあるので宜しくお願いします」と笑顔でお話しくださった松岡さん。


町の副業制度をきっかけに、町職員の方々が北竜町の基幹産業である農業を知り理解し、さらに地域おこし協力隊員の皆さんを交えて、町一丸となって協力しあい支え合って、北竜町の農業を盛り上げていく偉大なる精神に、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。
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