2024年5月22日(水)
5月21日(火)10:00過ぎから、北竜町立真竜小学校(鎌田定男 校長)の5年生12人が、北竜町三谷の(株)高田さんの田んぼにて田植え体験を行いました。
北竜町立真竜小学校5年生の田植え体験
小学校では、5年生が総合学習の時間に、「稲作(お米づくり)」について学習中。
北竜町指導農業士会・高田秋光 会長の段取り
今回、小学校側からの依頼を受け、北竜町指導農業士会の会長である高田秋光さん(60歳)の段取りで、5年生の田植え体験が実現しました。植える苗は、お米「ななつぼし」です。
当日、朝から小雨模様で天候が心配されましたが、生徒たちが圃場に到着した頃には、雨も止み無事に田植え体験がスタート。
佐々木康宏 町長も生徒さんと一緒に参加
当日は、佐々木康宏 町長も子どもたちに混じって素足で田植え体験を実施! さらに、真竜小学校の鎌田定男 校長先生が激励訪問され、写真撮影もバッチリ! 空知農業改良普及センターの北島さん、北空知新聞の鹿島記者も来場。
生徒を代表して、しっかりご挨拶
「今日は、これまで準備をしてくれてありがとうございます。田植えははじめてなので、緊張していますが楽しみです。今日は頑張るのでよろしくお願いします」と生徒さん。
生徒さん全員で元気に「よろしくお願いします!」。
周りの田んぼは、すでに田植え済み。生徒さんの「田植え体験」のために、5m長さの圃場が残され用意されていました。
生徒さん、裸足で元気にチャレンジ!
曇り空の中、生徒たちは短パン姿、裸足で元気にチャレンジ!
片手に持てるだけの苗を握りしめて、一歩ずつ、ぬかるんだ田んぼに足を沈めていきます。
すでに植えられた小さな苗を踏まないように慎重に、ゆっくりと進んでいきます。
「キャー、冷たい!」。
「足が動かない! 前に進めない!」。
「転ばないように、気をつけてねぇー」と先生。
「苗は等間隔に、苗が倒れないようにしっかりと植えていってくださいね」と高田さん。
最初は、ぬかるんだ田んぼに足を取られながらも、次第に慣れていき、スムーズに手足を動かして進んでいきました。
「水の冷たさを感じなくなったね。泥んこの土も慣れてきた!」。
「大変だったけど上手く植えられた、楽しかったー」と笑顔の生徒さんたち!!!
泥んこまみれになった手足に、水をかけて洗い流して終了。
質問タイム
整列して、高田さんへの質問タイム。
- 先生
今日は、貴重な体験をさせていただきました。
普段はこんなぐちゃぐちゃな泥んこの中の入ることはないと思います。
授業でも、お米づくりについてインターネットなどで学習しています。
生徒のみなさん、聞いてみたいことなどありますか?
- 生徒さん
お米づくりで大変なことってなんですか?
- 高田秋光さん
田植えまでの準備、そして苗づくりが一番大変です。
どの作物も同じなのですが、良い苗を作れば、良い作物になります。
「苗半作(なえはんさく)」といって、苗の出来具合で、その年の秋の出来が決まると言われています。
良い苗を作って健全に育てることが最善なお米づくり。どんな作物も苗が大切です。
- 生徒さん
お米を作るためのコツは何ですか?
- 高田秋光さん
良い苗を作って、丁寧に植えてあげて、その後の水・温度・除草などの管理をしっかりとやっていくことです。
- 生徒さん
収穫したお米はどうするのですか?
- 高田秋光さん
お米は各農家で収穫し、農協へ納めます。農協の低温倉庫に貯蔵され、1年かけて順次お客様へ出荷し販売されます。
- 生徒を代表してお礼の言葉
はじめて田んぼに入って、歩くのが大変でした。
次に来る時、どのくらい大きくなっているのか楽しみです。これから稲のお世話をよろしくお願いします。
今日はありがとうございました!
元気いっぱいお礼の言葉を述べた生徒さんです!
全員で「ありがとうございました!!!」と関係者皆さんへお礼のご挨拶。
準備してくださった関係者の皆さんに深々と御礼の挨拶をして、マイクロバスに乗車して学校へと向かいました。
地元の農家の皆さんが、大切に精魂込めて育てるお米について学習し、その一部のお米づくりの作業を実習していく「田植え体験」。
お米づくりの大切さ・難しさを実感し学んでいく真竜小学校の生徒さんたちの貴重な体験学習に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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2024年5月22日(水) この投稿をInstagramで見る 高田 秋光(@qiuguanggaotian)がシェアし…
◇ 取材・文章:寺内郁子(撮影・編集協力:寺内昇)