2023年1月24日(火)
1月21日(土)午前11時より、若年認知症家族会「空知ひまわり」(干場功 代表)令和5年臨時総会が、北竜町老人福祉センターにて開催されました。
若年認知症家族会「空知ひまわり」解散(1月21日)
議題として「空知ひまわり」の今後についての話し合いがありました。参加者の皆さん意見交換し、満場一致で「若年認知症家族会 空知ひまわり」の解散が本日付けで決議されました。
また、令和4年度の活動報告、決算報告、監査報告が了承され、次年度繰越金の残金は、北竜町社会福祉協議会に寄付されることも決議されました。
若年認知症家族会「空知ひまわり」は、2007年(平成19年)11月11日に北竜町にて設立。東京から中村信治さんご一家を迎い入れ、当初23名のサポーターの支えにより、活動をスタートしました。
北竜町での中村信治さんの様々な生活支援活動「散歩・卓球・太鼓・陶芸等」を行いながら、会員の皆さんで信治さんを支え見守り続けた9年間。2016年に、信治さんは、誤嚥性肺炎などの原因により天国へと旅立たれました。
その後数名の若年認知症の方々を受け入れて活動を続けて来ましたが、それぞれ施設に入所されたり病院に入院されました。また、2020年来のコロナ禍の影響もあり、ここ数年「空知ひまわり」の活動の減少状況が続きました。
会員の皆さんも高齢となられ「これからは、自分自身がお世話して頂くような身体になりました」、「今後、お手伝いできることがあれば、自分の体力に合わせてできる限りお手伝いいたします」というご意見の方々がほとんどでした。
時代の変化や世界状況など鑑みて、自然な時代の流れに沿って、誠に残念ではありますが若年認知症家族会「空知ひまわり」の解散となりました。
若年認知症家族会「空知ひまわり」15年間の軌跡
皆さんの意見交換後には、この貴重な15年を振り返る写真展示を皆さんで拝見しました。これは事務局長・中村道人さんを中心に、事務局の方々が1か月程かけてまとめられた展示です。
15年間で1万枚以上撮影した写真の中から35枚を選び抜きプリントして展示された写真。そして、10周年の講演会の時にパワーポイントで示された65枚写真映像が展示されました。
皆さん、写真の前に立ち止まり、それぞれ当時の活動に想いを馳せ、15年の歳月が走馬灯のように蘇り、懐かしい思い出の数々に胸が熱くなりました。
10周年の講演会の時、パワーポイントで示された65枚写真映像も展示されていました。
37回道新ボランティア奨励賞受賞の盾が干場功 代表に
最後に、第37回道新ボランティア奨励賞受賞(2013年受賞)の賞状と盾、さらに展示写真が、田中盛亮 副代表より干場功 代表に手渡され閉会。
お土産:お弁当・ドリンク・フリーザーバック
お土産に「お弁当・ドリンク・フリーザーバック」を頂き終了となり、三々五々家路へ。
私達夫婦の感謝の想い
私達夫婦にとって、若年認知症家族会「空知ひまわり」の会は、特別で貴重な存在でした。私達が、今この素晴らしい北竜町に存在できるのは、本当に「空知ひまわり」の皆様のお陰です。
2009年に干場功代表との有り難いご縁をいただき、北竜町に移住の決意をするきっかけとなったのが、当時鍋パーティを開いて私達を優しく迎えてくださった皆様の温かい真心とお心遣いでした。
私達の心が、どれだけ救われ、どれだけ感謝感激したことか、言葉で言い表せない感謝の想いでいっぱいです。
私達は、今後この皆様への感謝の気持ちを胸に抱いて、今も尚温かく支えてくださっている、多くの北竜町の皆さんへのご恩返しをしながら、一歩ずつ丁寧に残されて人生をゆっくりと歩んでいきたいと思います。
本当にありがとうございます!
私達を見守り支えてくださる有り難い北竜町の皆様に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子