2022年12月19日(月)
雪降りしきる12月18日(日)、北竜町商業活性化施設COCOWA(ココワ)にて、北竜町のわら細工グループ「なくら」(谷本桂 代表)主催によるわら細工ワークショップ「しめ縄製作体験会」が開催されました。
北竜町をはじめ、深川市、妹背牛町、沼田町等在住の近隣市町村から約30名の方々が参加。子供から大人まで幅広い年齢の皆さんが、和気藹々と楽しく藁製作体験を実施しました。
稲藁を使ったしめ縄製作体験会
お正月飾りのしめ縄は、年神様をお迎えするための神聖なるお飾り。
伊勢神宮のしめ縄は「麻」、出雲大社はイネ科の「真菰(マコモ)」が使われていますが、北竜町では「稲藁」を使ったしめ縄製作です。
北竜町産の稲藁、可愛いリース用素材
北竜町地元農家の藁を使った「しめ縄」&「お正月飾りリース」製作体験です。
お正月飾りリース用の可愛い素材
使用する材料は、稲藁をはじめ、リーズ用飾りに使用される材料は、稲穂、もみの小枝、松ぼっくり(煮沸後乾燥しカラーリングしたもの)、松の葉、水引、和柄リボン、千両、綿の花、ししとう(唐辛子)、ドライフラワー等など、種類も豊富にズラリと勢揃い!好きな飾りを自由に選択できます!
「しめ縄」&「お正月飾りリース」製作体験
2つのグループに分かれて、しめ縄製作は阿部久仁光(くにみ)さん、お正月飾りリーズは浅野香織さんの丁寧なご指導のもと、13:30〜と15:00〜の2部構成で実施されました。
しめ縄製作グループ・講師:阿部久仁光さん
「しめ縄は神様をお迎えするための神聖なるお飾りなので、始める前に手をあわせ姿勢を正します。
最初は、両手で揉むように撚っていきます。藁を右回転しながら撚り、さらによった紐を交差させながら左廻りで捩(もじ)っていきます」と阿部さん。
しめ縄の撚りによる「ほぐれない原理」
まず、タオルでしめ縄の撚りによる「ほぐれない原理」を確認。右回転したそれぞれの縄を左回転で合わせると逆回転の反発作用で合わせた縄が崩れません。
足で挟みながら
藁を足で挟みながら、両手で揉むように撚っていきます。
撚り(より)と捩(もじ)りを繰り返しながら
撚り(より)と捩(もじ)りを繰り返しながら、縄を合わせて編み込んで。。。
しめ縄に紙垂(しで)をつけて。。。
「神聖」「清浄」を意味する紙垂は、しめ縄につけることで「神聖な場所」を表します。
リーズ製作グループ・講師:浅野香織さん
「最初、藁に水を吹きかけ湿らせます。藁の束をそれぞれ右巻きで寄りながら締め上げていきます。
3本目の撚りをかけたものを本縄の網目の螺旋に寄り添わせるようにして、はめ込んで綯って(なって)いきます。巻き終わったら紐で締め、両端をあわせて輪にします。
飾りは、好きなものを自由に選んび、ワイヤーやグルーガンで接着してください」と説明しながら、丁寧にご指導される浅野さん。
藁束を3つに分けて撚っていきます
本縄の網目の螺旋に寄り添わせるように。。。
巻終わりをあわせて輪に。。。
はみ出した藁端をカットして全体を整えていく。。。
好きな飾りを選んで。。。
様々な飾りをつけて。。。
グルーガンで接着しながら。。。
稲穂やカラー水引など色々飾って。。。
素敵な飾りをたくさんつけて。。。
参加された方々の感想
- はじめての体験で、とっても楽しかった!
- 藁に触れる貴重な体験となりました
- リースの飾りの付け方が意外と難しいけど、飾りを選ぶのが楽しい!
- しめ縄の編む向きや意味について理解することができよかった
作品と記念撮影
皆さん、笑顔いっぱい、素敵な完成品を掲げて、ハイポーズ!!!
地元の稲藁で作る、神聖なるしめ縄&リース!!!
笑顔あふれ、明るく楽しいパワーが漲るハッピータイム♡
大人も子供もみんなで作って喜びと感動を分かち合うワークショップ「しめ縄&リースづくり」に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
Youtube動画
その他の写真
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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子