北竜町成人式 2013

2013/01/15 0:10 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/01/22 3:40 に更新しました ]
2013年1月15日(火)

1月13日(日)午後2時、粉雪の降りしきる中、北竜町公民館大ホールで平成25年成人式が行なわれました。

北竜町教育委員会主催により、北竜町選挙管理委員会、北竜町交通安全協会のご協力の元、厳かに開催。
参加した20人の新成人(男性12人、女性8人)が、艶やかな振袖やスーツを身にまとい、心新たに、大 人への道を一歩踏み出しました。


北竜町成人式 2013 
平成25年 北竜町成人式 を飾る生け花 (撮影:2013年1月13日)


今年2013年1月1日時点で、日本全国の20歳の新成人は122万人で、総人口に占める割合は0.96%。(総務省の人口推計:日本総人口1億2,752万人・2012年12月1日現在)。

北海道内の新成人は、50,992人(男25,754人、女25,238人)、空知管内24市町内では、3,024人(男1,525人、女1,499人)、北竜町では、24人(男15人、女9人)となっています。

公民館大ホールでは、来賓の方々、ご家族の方々、およそ70名を超える人々が、新成人の旅立ちをあたたかく見守りました。式典では、記念品贈呈、来賓の方々より祝辞を戴き、新成人を代表して誓いの言葉が述べられました。


北竜町公民館  受付  会場と式次第 
左:北竜町公民館  中:受付  右:会場と式次第


式典

北竜町教育委員会・大矢良幸 教育次長の司会のもと、開会式の辞が述べられ、国歌斉唱が行われました。


式辞:北竜町教育委員会・高田敏幸 委員長
北竜町教育委員会・高田敏幸 委員長 
「次の世代を担う新成人の皆さんが、心身共に健やかに成人されたことを心からお喜び申し上げます。
皆様をここまで立派に育て上げられたご両親をはじめご家族、周囲のの皆様に深く敬意を表します。
満20歳を迎えられた皆さんは、法律上一人の独立した社会人として選挙権をはじめ、様々な権利を与えられたと同時に、社会に対して大きな任務と責任を請け負うことになります。
厳しい社会情勢の中で、皆さんは成人式という人生の大きな節目を迎え、社会の一人前として船出しようとしています。
道のりは、人生の喜びや悲しみとともに、悩みや苦労も多いと思いますが、だからこそ、皆さんの若い力で乗り超えて戴きたいと願っております。」


記念品贈呈

北竜町教育委員会・竹林信幸 委員 
北竜町教育委員会・竹林信幸 委員より新成人の皆様へ記念品が贈呈されました。

新成人を代表して、加賀美彩夏さんが受け取られました。





祝辞:北竜町・佐野豊 町長
佐野豊 町長 
「ハツラツとした、若々しい皆さんに心からお祝いを申し上げます。
皆さんは本日から、社会の一員として、責任と義務が与えられ、責任ある行動が期待されます。
すべてにおいて、自分自身の責任となり、大人の仲間入りをしたことで、誠に意義深くおめでたい日です。
一度しかない人生を自分に誇りと責任を持って、大いに躍進し、明日の社会を明るくする原動力になられるようご期待申し上げます。 成人の皆さん、ご父兄の皆さん、本日は誠におめでとうございます」


北竜町議会・澤田正人 副議長

北竜町議会・澤田正人 副議長「皆さんは、高校卒業後、進学、就職とそれぞれの道を歩んでいらっしゃると思います。
昨年は、日本国内、国際的にも、大きな変化の年でした。社会は刻一刻と変化していきます。これからの人生に責任をもって歩んでほしいと思っています。
『竜トピア』という町づくり団体は、創立後20年が経ちました。皆さんの中学時代のひまわり観光などの活動におけるお礼と感謝をこめて、『北竜丸』の前での記念写真をプレゼントさせていただきました。 皆さんは、これからの長い人生、いろいろなことに挑戦してください。
何かをしたいという目標を抱いたら、努力してください。その努力は必ずや実現するものと思っています。
皆さまの実りある未来を心からご祈念申し上げて、お祝いの言葉といたします」


祝電披露:北海道選挙管理委員会より

来賓紹介

◎ 来賓:
北竜町・佐野豊 町長、北竜町議会・澤田正人 副議長、JAきたそらち・小松正美 北竜地区代表理事、北竜町商工会・藤井雅仁 会長、北竜土地改良区・金山信幸 理事長、北竜町農業委員会・佐藤健一 会長、北竜町議会・松永毅 議員、山本剛嗣 議員、小坂一行 議員、佐光勉 議員、北竜町・竹内範行 副町長、北竜町社会教育委員会・水谷茂樹 委員長、小学校恩師・吉川明美 様、本田陽子様

◎ 主催者:
北竜町教育委員会・高田敏幸 委員長、北竜町教育委員会・林佳子 委員長代理、北竜町教育会・竹林信幸 委員、三上公昌 委員、北竜町・本多一志 教育長


成人者代表の誓いの言葉:道下尚矢様、本田亮子様
道下尚矢様、本田亮子様 
「輝かしい新春を迎えると共に、私達は、社会的に一人前と認められる地位や義務が与えられ、社会人として身が引き締まる思いがします。

今後成人として、現代社会に生きる若者として、成人としての自覚を深め、若者として正義と真実を愛し、いつまでも明瞭な精神を持ち続けて歩んでまいります。

各々に与えられた分野に情熱をもって邁進し、平和で明るい社会の発展に寄与し、北竜町が益々発展するよう努力することを誓います」



式典
 成人式の模様  写真(13枚)はこちら


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閉会の辞が述べられ、記念セレモニーへと続きます。


記念セレモニー

テーブルには、お料理とお菓子、飲み物が並べられ、笑顔溢れる歓談の数々。感動的な北竜太鼓演奏に心打たれ、小・中学校の思い出アルバムを綴ったスライドショーで、共に過ごした日々をみんなで懐かしむ瞬間でした。
教育委員会・高橋淳 係長の司会で、会は和やかに進行しました。


小学校恩師:吉川明美先生の乾杯のお言葉
小学校恩師:吉川明美先生の乾杯のお言葉
「何年かぶりに皆さんのお会いして、皆さんの成長ぶりにびっくりしたと同時に感激しております。

新成人の皆さんのこれからが明るい道でありますように、それぞれ胸を張って歩かれていかれますよう、またこの日が袂の絆の記念すべき一日となりますよう祈念いたしまして乾杯の言葉といたします。

 新成人の皆様、おめでとうございます。乾杯!」



 記念撮影

にこやかな集合写真に続き、それぞれご家族との写真撮影が笑い声いっぱいに行われました。


記念撮影 
記念撮影   写真(35枚)はこちら


北竜太鼓の演奏
北竜太鼓・中村裕世 代表
北竜太鼓・中村裕世 代表お言葉:

「今日は3曲披露させて頂きます。
最初の曲は「花火」と題する曲で、去年から演奏させて戴いております。担ぎ太鼓は、現在4名で叩いております。

2曲目は「北の灘(なだ)」。これは、神戸で活動している和太鼓のプロチーム「松村組」(松村公彦 代表)という団体が、東北の震災復興支援のために、北海道を3年かけて公演し広めていこうとする曲です。その松村さんが作られた曲が「北の灘」です。私達にとっても、皆さんの前で、はじめて披露する曲となります。
北竜太鼓は、今年20年を迎えます。皆さんが生まれたばかりの頃だったんだなぁとはじめた頃を懐かしく思い出しております。皆さんも、自分に合うものに出会ってほしいなぁと思います。

最後の曲「やまびこ」は、北竜太鼓の卒業生である新成人男性3人が加わって演奏します。
46歳となった私も、新成人となった息子とともに頑張って演奏したいと思います。
中学卒業以来で、随分久しぶりの演奏ですが、どうぞお聞きください」



「花火」「北の灘」「やまびこ」3曲の太鼓演奏は、表現の異なる見事な響き合いです。
会場となったホールの窓ガラスが割れんばかりの振動は、素晴らしい響きとなって、聞いている人々の心の奥深くまで震わせました。


北竜太鼓 
壮麗な北竜太鼓の演奏   写真(41枚)はこちら


思い出アルバム上映

教育委員会・高橋淳 係長による初めての企画、真竜小学校・北竜中学校の卒業アルバムの写真のムービーが、当時の子ども達のお気に入りの音楽に乗せて上映されました。20人の皆さんが、共に過ごし、学んできた遠い日々の思い出が、懐かしく蘇ってきた瞬間です。


思い出アルバム・ムービー上映 
思い出アルバム・ムービー上映   写真(14枚)はこちら


新成人より感謝の言葉

「今日はありがとうございます。
これからも、色々迷惑などかけるかもしれませんが、受け止めてください。
どうぞ、よろしく願いいたします。本当に今日はありがとうございました。敬礼!」


新成人の言葉 
新成人より感謝の言葉   写真(18枚)はこちら


小学校恩師:本田陽子先生に締めの乾杯
小学校恩師:本田陽子先生に締めの乾杯
「こんなに立派に綺麗になった皆さんに会えて、本当に嬉しいです。
みんなと話をすると、みんな小学校のままなので、嬉しいなぁと感じ、こんなにもステキな時間を過ごすさせて戴きました。
また保護者の皆さんも変わっていないし、真剣に太鼓演奏をなさっている皆さんを拝見し、北竜って、エネルギッシュでやっぱり凄い所だなと改めて思いました。
人生はいろいろ、うまくいくこともあれば、苦労もありますので、これからも色々な人生を歩んでいってください。
夢があれば、その夢に向かって進んでください。やればできると思います。

今日は皆さんにお会いできて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
これから、北竜町が益々発展するよう、そして素敵な人生を送ることができるようお祈りいたします。乾杯!」


記念セレモニー模様
記念セレモニー模様   写真(32枚)はこちら


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この北竜の町で、同じ時に生まれ、同じ時間を共に過ごしてきた仲間たち。
仲良く、子犬のようにじゃれ合い、嬉しくてはしゃぎ回る仲間たち。

家族のように、兄弟姉妹のように、時に喧嘩し、時に励まし合い、怒ったり、泣いたり、笑ったりして過ごしてきた、中学校卒業までの15年間の日々。小さい町だからこそ分かち合える、しあわせな時間です。
様々な出来事が幾重にも交差しながら、絡み合うたびに、信頼の絆は、深く、固く、結ばれていきます。

新たなる誓いを胸に抱いて、自分で選んだそれぞれの道を、一歩前へと歩みはじめた新成人たち。
それぞれの場所で、それぞれの時間を過ごしながら、いつの日か、故郷の地で再会し、信頼の結び目をしっかりと確かめ合う日が訪れることを願っています。


愛する故郷で、共に遊び、共に学んできた尊い仲間たち、

これからの人生を、社会人として信頼と責任を携えて、

真っ青な広い空へと、羽ばたいていく新成人たちに、

大いなる愛と感謝と祈りをこめて。。。


祝!北竜町成人式 2013
祝!北竜町成人式 2013


◆ 参考記事

北竜太鼓(中村裕世 代表)北竜町文化連盟(2012年1月27日)


◇ 撮影=寺内昇  取材・文=寺内郁子