2026年3月10日(火)
吐き出す息さえも白く凍てつく、静寂の早朝。北竜町の深い眠りを揺り起こすように、厳冬の樹木に、ひっそりと「白い花」が咲き誇りました。
それは、空から舞い降りた雪たちが、枝の指先で手を取り合い、結晶へと姿を変えた 「フロストフラワー(霜の花)」。
昇り始めた朝陽の矢が、その一ひらに触れた瞬間、白銀の世界は、まばゆいばかりの「黄金の煌めき」へと一変します。
ダイヤモンドを散りばめたような、透明で気高い輝き。一つひとつの結晶に宿る、自然界の精緻な幾何学模様。
それは、厳しい寒さに耐え忍ぶ大地が見せる、つかの間の、けれど永遠のような「命の輝き」です。
あまりにも美しく儚いその姿に、凍えていた心はいつしか、陽だまりに抱かれたように じんわりと、優しく溶けていきます。
この黄金の煌めきを、心の羅針盤に。今日という一日が、この光のように、誰かの心を温める、優しい物語となりますように。
◇ noboru & ikuko

