２０２４年１２月１１日（水）
１２月５日(木）１５：３０〜、「沼田ダム導水管用水路漏水事故対応における協力者への感謝状贈呈式」が、北竜町合同庁舎２階会議室１にて開催されました。
事故詳細（引用：北海道議会・植村真美 議員Facebook・7月20日時点）
- ７月１７日、北海道空知管内沼田町において、国営事業で造成された導水幹線用水路が漏水し、北竜町及び沼田町の水稲農家１７３戸、面積約１,７５０haの農地に水が供給できない事態が発生
- 現在、国（開発局）に おいて、原因究明及び復旧方法を検討中
- 水の供給停止が長期化した場合、水稲農家の水稲生育に大きな影響が懸念されることから、道では国や関係機関・団体に対し、水田の状況を確認するとともに、農業改良普及センターが中心となり営農指導を実施
- 引用：北海道議会・植村真美 議員 Facebook・2024年7月20日投稿記事より
事故の際、給水に必要な応急作業・給水活動を実施し、迅速な対応で被害拡大防止に貢献いただいた１８団体・企業の皆様に感謝状を贈呈することとなりました。
感謝状贈呈式
総合司会：産業課・井口純一 参事
「只今より、『沼田ダム導水管用水路漏水事故対応における協力者への感謝状贈呈式』を執り行います。
この度の事故につきまして、給水に必要な応急作業、並びに給水活動を行い、地域の農業者に救いの手を差し伸べていただきましたことに深く敬意を申し上げ、感謝状をお贈りさせていただきます。
感謝状は、北竜町長、北竜土地改良区理事長の連名となっております」。
感謝状贈呈・企業１８社
一二三北路株式会社・株式会社ＭＺ原田・株式会社奏進建設・植村建設株式会社・北海土木工業株式会社・こぶし建設株式会社・極東建設株式会社・中本土建株式会社・株式会社櫻井千田・株式会社中山組・宮坂建設工業株式会社・藤岡妻神株式会社・株式会社北興建設・株式会社北創・株式会社金山若林・平建設株式会社・塩見建設株式会社・大輪興業株式会社
佐々木康宏 町長ご挨拶
「北竜町にお越しいただきありがとうございます。
町は小さいですが、農地は広大な面積を抱えています。その中で残念ながら事故が起きてしまいました。老朽化によるものだと思います。
すぐさま、給水活動に駆けつけていただいて、ありがとうございます。その活動に大変感謝を申し上げます。本当に農家の方々が喜んでくださいました。
今年はダムの導水管から漏水して被害がでましたけれども、昨年もひまわりまつりのオープン式をしているときに、美葉牛地区で同じように管から漏水して、さらに大きな被害で２年連続の事故となりました。詳細な原因は何であれ、施設の老朽化が大きな原因ではないかと思っております。
国で様々な手立てでしっかり準備をしていただいております。補正予算の中での対応、あるいは４月の本予算の中で対応していただけるかと思います。
現在、農業土木に対する評価が低くなっています。過去に約１兆３千億円あった農業予算が削られました。その結果、災害に向かう我々の手が無くなってしまいました。そして今、１兆３千億円に戻っていません。９千億円台で止まっています。まだまだ足りない状況です。
今日は１７社（１社欠席）、農業土木に従事いただいている皆様にお越しいただいています。皆さんが一生懸命農家の人々のために、ご尽力をいただいていることに大変感謝申し上げます。
何より一番喜んでいただいているのは農家の方々です。北竜町の約半分、去年も半分、今年も半分、大きな被害を受けるところでした。その間、しっかりと給水活動と応急活動をありがとうございました。感謝申し上げます。
私は２月に町長就任となりました。それまでは、皆様と同じように現場に出てしっかりと土木整備の努力をしてまいりました。
立場は変わりますけれども、これからは、皆様のご支援の後押しをする役割が与えられたので、しっかりと自分の業務を果たしてまいりたいと思います。
空知建設業協会が７５周年を迎え、記念誌を発行していただいています。その１ページ目に北竜町のひまわり畑を使っていただきました。今回、皆さんがご尽力いただいたのはもちろんそうでありますが、いろいろな事務的な業務も空知建設業協会が担っていただいています。本日は事務関係の方は来られていませんが、併せて感謝申し上げます。
皆さんとお会いしたいのですが、こういう形ではお会いすることは、もう無いと思います。皆さんがしっかりと仕事に精励され、晴れやかな表情で活躍される姿を期待しております。
小さな町をしっかりと支えてくださって本当にありがとうございます。
感謝の言葉といたします。誠にありがとうございました」。
記念撮影
不慮の事故発生に、協力しあい一致団結して敏速に対応し、被害拡大防止に貢献し、地域の農業者の方々を救ってくださった全企業の皆様に、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。
その他の写真
◇ 取材・文章：寺内郁子（撮影・編集協力：寺内昇）
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