第50回北商ロードレース大会 2014で480名が北竜町を駆ける

2014/08/26 2:43 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/07/03 14:12 に更新しました ]
2014年8月26日(火)

北商ロードレース大会 (北竜町)の詳細はこちら >>


8月24日(日)、ひまわりまつりの最後を飾る「第50回北商ロードレース」が、北竜町ひまわりの里で開催されました。道内各地より480名が参加し、曇時々雨の中、ひまわりの里・北竜町の田園を駆け抜けました。


第50回北商ロードレース 2014(撮影:2014年8月24日) 
第50回北商ロードレース 2014(撮影:2014年8月24日)


午前8時から受付開始。選手の皆さんは、ゼッケン他参加記念品を受け取り、エントリー手続きです。


エントリー手続き 
エントリー手続き


50回記念大会の記念品として、「ひまわりライスの試食パック」(JAきたそらち北竜支所)、「大福」(有限会社 田からもち)、大会オリジナルTシャツ、大会資料等が選手の皆さんに贈呈されました。
大会は、北竜町体育協会の皆さんを中心に、北竜町役場職員、北竜町商工会職員、多くの町民が協力し合って運営されました。


50回記念大会の記念品  開会式 
左:50回記念大会の記念品  右:開会式


北竜町体育協会・川田昌宏 事務局長(北竜町役場建設課主幹)の司会のもと、北竜町体育協会・澤田正人 会長の挨拶で開会式がスタート。


北竜町体育協会・澤田正人 会長

北竜町体育協会・澤田正人 会長「今日、北商ロードレース大会は50回を迎えました。マラソンとしては、あまり例のない歴史の長い大会です。

始まりは、50年前、北竜町商工会長であった故小松義雄さんが『農家の青年に元気になってもらいたい』ということで始まったと聞いています。
北竜町の商工会が主催するということで『北商ロードレース』と命名されました。

私も今から35年ほど前、当時は『北商10マイルロードレース』といっていましたが、ここから北へ向かって275号線を16kmほど走って往復した経験がございます。

日本陸上競技連盟の公認コースとなったロードレースでありましたが、時代の変遷とともに国道が使えなくなり、現在のひまわりの里を発着点にアップダウンの多い山間部に向かうコースとなりました。

50回目の記念大会ということで、どのような形にするか協議をしていた所、わが町の佐野豊町長が『特別ゲストとして、ホクレンスポーツアンバサダーの赤羽有紀子さんを迎えてはどうか』ということで、町長自らホクレンに出向き話を進め今日の開催となりました。
ご尽力戴きました佐野町長、そして快くお引き受け戴いた赤羽様に心から感謝を申し上げます。

北竜町はひまわりの町であります。満開のひまわり畑でと言いたいところですが、ちょっと時期が遅れまして、俯いたひまわり畑になっています。一部開花のひまわりもありますが、過ぎゆく夏のひまわり畑を心に留めて戴ければ幸いです。

今朝受付で選手の皆さんに『餡餅(あんもち)』をお渡ししました。北竜町はホクレン指定のもち米の生産地になっています。北竜町の餅を味わって戴きたいと思います。
また、北竜町産のブランド米『ひまわりライス』の応援に、北竜町の戦隊ヒーロー『アグリファイターノースドラゴン』が駈けつけております。
50回大会に皆様のご健闘をお祈り申し上げて、開会の挨拶とします。どうぞ皆さん、頑張ってください」


北竜町体育協会の皆様  アグリファイター・ノースドラゴン 
左:北竜町体育協会の皆様  右:応援に駆けつけた「アグリファイター・ノースドラゴン」


来賓代表:北竜町・佐野豊 町長の挨拶

北竜町・佐野豊 町長 「北竜町体育協会が主催する北商ロードレースは、今年で50回の記念すべき年を迎えました。心からお喜び申し上げます。

この大会にママさんランナーとして国際大会でご活躍された赤羽有紀子さんに、特別ゲストとして出場戴きました。

そして早朝より道内外各地から多くの皆さんに参加して戴き、盛大に記念大会が開催できますことをお礼申し上げます。ありがとうございます。

北竜町は、ひまわりを核とした農業の町です。満開は過ぎておりますが、今年のひまわり祭りは、大変大勢の皆さんに訪れて戴いて、ひまわりの里は大変賑わいました。
ひまわりは、私達に元気と勇気と健康な心を与えてくれます。北海道のそして北竜町の力であります。

天候も少し心配いたしましたが、爽やかなマラソン日和となりました。
どうか皆さん、持てる力を存分に発揮して、快い汗を流して戴きたいと願っております。北竜温泉で身体を癒して、体調を整えて戴きたいと思います。選手の皆さんのご健闘を心からご祈念申し上げて歓迎のご挨拶とさせていただきます。どうぞ、頑張ってください」

来賓紹介


来賓紹介

北竜町町長・佐野豊 様、JAきたそらち北竜地区代表理事・北清裕邦 様、北竜町教育委員会教育長・本多一志 様、北竜町ひまわり観光協会会長・小松忠彦 様が紹介されました。


ホクレンスポーツアンバサダー・赤羽有紀子さん

特別ゲストは、ホクレンスポーツアンバサダー・赤羽有紀子さん。

2008年に北京オリンピックに5,000m、1万mに出場、2011年に大阪国際女子マラソン優勝、2013年に北海道マラソン2位の記録を保持されています。

ママさんランナーとして、ホクレンの選手として活躍されていました。今年1月のレースをもって現役引退されましたが、その後ホクレンスポーツアンバサダーとして講演会や各種陸上教室、市民マラソンのゲストランナーとしてご活躍。

本大会において、赤羽有紀子さんは5kmに参加され、多くの方々とのハイタッチを楽しみにしていらっしゃいました。 ホクレンスポーツアンバサダー 赤羽有紀子さん

赤羽有紀子さんのお話

「この度は、第50回北商ロードレースにお招き戴き、誠にありがとうございます。この節目の記念すべき大会に、ゲストとして参加できることを、とても嬉しく思います。

昨日コースを見させて戴きましたが、とてもアップダウンが多くて、きついコースと感じましたが、上からの眺めがとても綺麗だったので、皆さんと元気に楽しく走れたらと思います。
皆さんも元気いっぱいの笑顔で走ってください。

昨日こちらでひまわりソフトクリームをとても美味しく頂きました。
皆さんもゴールしたら、ひまわりソフトクリームが待っていると思って頑張ってください。
本日は宜しくお願いいたします」


審判長注意:全空知陸協北空知支部・北島進 様
全空知陸協北空知支部・北島進 様
「注意事項を申し上げます。
走るコースは、ほとんど舗装道路ですが、終点20km付近は、道が悪くなっているので注意して走っていただきたいと思います。
伴走は認めておりませんので、応援の方は、絶対に選手と走らないでください。今日は選手の皆さん、体調は良好な状態で参加戴いていると思いますが、スタート前に調子が悪くなった場合には走るのを控えていただきたいと思います。
号砲からゴールまで2時間半という時間制限を設けておりますので、係員の指示に従ってください。
本大会で、目の不自由な方が1組、認知症の方も参加されているので、ご理解して走って戴きたいと思います。宜しくお願いします」


選手宣誓:選手代表 ひまわり走RUN会・小野晃典さん

「我々選手一同は、この大会を運営してくださる多くの方々に感謝し、赤羽有紀子さんと走る喜びと自己ベストを出せるよう最後まで走り抜くことを誓います。平成26年8月24日 選手代表 小野晃典」


選手代表・小野晃典 様 
選手代表・小野晃典 様


小菅貴裕さん(北竜町役場建設課) この後、赤羽有紀子さんを囲んで選手が一同に集まり、記念撮影が行われました。
クレーン車で上空から撮影するのは、北竜町の名カメラマン・小菅貴裕さん(北竜町役場建設課職員)。

広大なひまわりの里をバックに、赤羽有紀子さんとの記念すべき、素晴らしい写真です!!!
お申込みいただいた方には、後日鮮明な写真が郵送されますので、お楽しみに。


赤羽有紀子選手と一緒に記念撮影 
赤羽有紀子さんと一緒に記念写真(撮影:小菅貴裕さん・北竜町役場建設課職員)


種目は男女3km、5km、10km、20km、ペアー3km

10時スタートは、5km・10km・20km組が一緒。
5分後には3km・ペアー3kmが、降りしきる雨の中スタートを切りました。
赤羽有紀子さんは、5kmに出場!


緊張感高まるスタート前 
緊張感が高まるスタート直前

スタート直後のダッシュ 
スタート直後のダッシュ

颯爽と駆け抜ける選手たち 
颯爽と駆ける


ひまわりの里の丘陵を駆け抜けていく、アップダウンの多いコースです。
ランナーの皆さん、自己ベストを目指して全力で完走!!!


ひまわりの里に咲く選手たち 
ひまわりの里を駆け抜ける選手たち


親子ペアーは、3歳のお子さんとお父さん、お孫さんとおばあちゃん、娘さんとお母さんなど楽しそうにランニング。


お孫さんと一緒に 
お孫さんと一緒に

「頑張ってね〜」声をかける赤羽有紀子さん 
「頑張ってくださ〜い」声をかける赤羽有紀子さん


伴走者と一緒に握る「白い綱」で心通わせて走る目の不自由な方、
認知性の方を見守り、支えて走るパートナーと家族会のメンバーの方々。


若年認知症家族会の皆さん 
若年認知症家族会の皆さん


それぞれのランナーがそれぞれの想いを胸に、北竜町の田園を精一杯力の限り、走り抜けて行きました。


ひまわりの咲く丘を駆け抜けて 
北竜町の田園を駆け抜けて


ゴール前では、5kmを走り終えた赤羽有紀子さんが、一人一人のランナーに笑顔でハイタッチ!
忘れることのできない感動的な瞬間です!!!


心でタッチ 
心でタッチ

笑顔でタッチ 
笑顔でタッチ

皆とタッチ 
皆とタッチ

笑顔でゴール 
笑顔でゴール

親子でゴール 
親子でゴール


表彰式

受賞者の方々には、賞状と北竜町産が誇る「ひまわりライス」が贈呈されました。
皆さん、おめでとうございます!!!


副賞は北竜町の低農薬米「ひまわりライス」 
副賞は北竜町が誇る「ひまわりライス」

1位の重みがズシリ 
1位は「ひまわりライス」5kg☓2袋


北商ロードレース大会 結果・1位〜3位 全参加者のレース結果は北竜町HP >>

距離 男子(氏名・タイム) 女子(氏名・タイム)

20km
1位 富山潤司さん
・作.AC旭川
1:09:12 1位 金田良さん
・岩見沢市
1:34:52
2位 瀬尾豪さん
・旭川走友会
1:10:25 2位 畠山由紀江さん
・札幌市東区
1:38:08
3位 佐藤恒太さん
・札幌市消防局
1:15:37 3位 舘岡由香里さん
・札幌市北区
1:39:03

10km
1位 長野慎也さん
・作.AC旭川
35:06 1位 稲葉里奈さん
ぴょんぴょんC
41:14
2位 針谷光一さん
・旭川走友会
35:30 2位 垣本和貴さん
・旭川市
41:41
3位 山崎達也さん
・深川消防署
36:28 3位 浅野理恵さん
・FOXES
41:49

5km
1位 垣本実成さん
・作,AC旭川
16:40 1位 三橋理恵さん
・長谷川塾
18:46
2位 池田大さん
・士別市役所
17:41 2位 森岡暁さん
・北海道マラソンクラブ
19:43
3位 中山秀則さん
・旭川市
17:52 3位 庄司あゆみさん
・深川市
21:29

3km
1位 山田英明さん
・北海道マラソンクラブ
10:46 1位 帰山朝花さん
・緑が丘RC
12:41
2位 佐野孝憲さん
・幾寅RC
11:07 2位 杉中美智子さん
・長谷川塾
13:18
3位 柴田景さん
・深川市立病院
11:18 3位 渡邉歩さん
・恵庭市
14:02

ペア3km
1位 能田光さん & 能田真翔さん・ひかる.AC 11:37
2位 水戸部直人さん & 水戸部結衣さん・砂川市 11:47
3位 池田大造さん & 池田準也さん・BSJ 11:49

参加登録者数:
 20km男子:106名、20km女子:9名、10km男子:131名、10km女子:38名、
 5km男子:69名、5km女子:27名、3km男子:52名、3km女子:15名、ペアー3km:24組 


サイン会

表彰式の合間に、赤羽有紀子さんのサイン会が開催されました。
「今日はいかがでしたか?」気さくに話しかける赤羽有紀子さんです。


談笑しながらサインに応じる赤羽有紀子さん 
談笑しながらサインに応じる赤羽有紀子さん


50年の歳月を超え、
受け継がれてきた北商ロードレース。
苦しみを乗り越えた達成感、そして共に分かち合う喜び。

大自然の風景と風の中で、
走る楽しさを心ゆくまで味わう
北商ロードレースに、
大いなる愛と感謝と祈りをこめて。。。


談笑しながらサインに応じる赤羽有紀子さん 
満開のひまわりの里(撮影:2014年8月4日)


その他の写真(63枚)はこちら >>


▶ 主催:北竜町体育協会(澤田正人 会長)
 北海道雨竜郡北竜町字和11−1北竜町役場内(〒 078−2512)
 事務局担当:川田、井口、田村
 Tel:0164−34−2111(代表) Fax:0164−34−2118

▶ 後援:北竜町商工会、北竜町、北竜町教育委員会、JAきたそらち北竜支所、
 北竜トータスクラブ、北海道新聞社、北空知新聞社


関連ページ

北商ロードレース大会・北の田園を走るハーフマラソン(北竜町)

・<北竜町ホームページ> 第50回北商ロードレース大会・結果(全参加者の記録)
・<赤羽有紀子オフィシャルブログ・笑顔と素直な心> 第50回北商ロードレース大会(2014年8月24日)
第28回 北竜町ひまわりまつり 2014 プログラム

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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子