2019年7月8日(月)
令和元年6月25日(火)、プラザ富士屋(深川市)にて、「北空知青年団OB会総会、並びに河野順吉さん『深川に生きて』発刊記念祝賀会」が開催されました。
北空知青年団OB会総会、並びに河野順吉さん『深川に生きて』発刊記念祝賀会
青年団OBの方々(音江、北竜、江部乙、一巳、納内、深川など)22名が参加され、盛大に催されました。
会場の様子
▶ 北空知青年団OB会総会
総会は、浅井敬司 様(納内)による司会で進められ、開会にあたり、田中盛亮 会長(北竜)のご挨拶で総会がスタート。
浅井敬司 様(納内)による司会進行
▶ ご挨拶:田中盛亮 会長(北竜)
田中盛亮 会長(北竜)
「本日の会についての経過を説明し、その趣旨に賛同していただき、進めさせていただきたいと思います。
▶ OB会設立のきっかけ
平成17年頃、一巳の岡部さんから『河野さんが北海道青年団OB会の重要な役を担っていますが、北空知OB会がないので、創ろうではないか』というお話がありました。
当時、深川合併前で、江部乙を含め12町村ありました。その12か町村のそれぞれの方に電話をさせていただき、OB会設立の話し合いをしました。青年団の方々は、30歳ほどの年齢差があるので、とりあえず、昭和10年生まれ~20年生まれの間の人々を中心に呼びかけをしようということになりました。
当時の事務局であった牧さんにお骨折りいただき、何百通もの案内書を投函していただきました。
▶ OB会設立~休会へ
第1回の会議が平成18年、板倉会館にて開催され80人程の参加者がありました。その折、役員の方々を選出し、その後1年おきに3回ほど継続し、平成24年が最後の会となりました。秩父別の松本さんを中心に、事務局として決めの細かい書類整理等をしていただいておりました。その頃、体調を崩され、事務局作業が困難となったため、一旦、OB会は解散となりました。
▶ 全国青年団OB会北海道大会開催にて復活
平成28年に、全国青年団OB会北海道大会が開催された時、再び北空知青年団OB会を復活することとなりました。そして、今回の「北空知青年団OB会総会、並びに河野順吉さん『深川に生きて』発刊記念祝賀会」の開催への運びとなりました。
▶ 青年団OB会のこれから
今後、青年団OB会が若い人々を中心に移行し、会員に方々にご理解・ご賛同いただければと思います。今日の会が、楽しい1日になることを祈念いたしましてご挨拶の言葉といたします」と、田中盛亮氏のお話でした。
会場の様子
会場の横看板「河野順吉伝『深川に生きて』出版記念祝賀会」
▶ 議長選出:田中盛亮 氏
▶ 会則について
北空知青年団OB会は、青年団運動を理解する会員相互の親睦および連絡協調を図るとともに、地域の若者の育成・発展に協力することを目的とします。役員(会長・幹事長・幹事・事務局)は総会において選出し、任期は2年。
・会則の一部変更:名称を「北空知青年団体協議会OB会 & 深川市青年団体協議会OB会とする
・役員は、会長・幹事長(事務局長兼任)・幹事とする
・本会則は、令和元年6月25日より施行
・その他、改定なし
▶ 役員選出
・会長:浅井敬司氏(深川市・納内)
・幹事長(事務局長兼):高村雅紀氏(深川市・納内)
・幹事:土井亨氏(秩父別)、中村尚一氏(北竜)、野澤馨氏(深川市・納内)
・顧問:河野順吉氏(深川市・音江)、田中盛亮氏(北竜)
深川合併前、12町村、その後江部乙町が滝川市と合併。深川町は5町村と合併し市となり、深川市は単独で北海道青年団協議会に加盟。その後、深川市青年団協議会も会員数減少により、再び北空知青年団協議会に加盟。現在、深川市青年団協議会のみの会員も存在しています。
▶ 記念撮影
記念撮影
▶ 河野順吉さん『深川に生きて』発刊記念祝賀会
河野順吉伝『深川に生きて』は、北空知新聞にて、2017年7月から2018年11月にかけて50回にわたり連載された記事が再編され、出版記念協賛会(石田明男会長)により発行が実現したののです(執筆担当は、北空知新聞社記者の間山重敏氏)。
▶ 開会挨拶:田中盛亮 会長(北竜)
田中盛亮 会長(北竜)
「河野順吉氏の一生懸命頑張っていただいたことへ、そして様々なご努力に対する感謝の気持ちをこめて、本日の祝賀会とさせていただきます。
皆さんもご存知のように、河野順吉さんの数多くの立派な業績は語られていますが、本日は、河野さんの素晴らしい人間性についてお話せていただきたいと思います。
私は北竜町青年団体連絡協議会委員長の任を受け、北空知青年団体協議会の会議に初めて参加いたしました。会の冒頭の自己紹介で『私はカワノジュンキチでございます』と自己紹介されたのが、河野順吉氏との初めての出逢いでした。
その後、私は河野さんのご自宅に、2番目のお子さん誕生のお祝を持参してバイクで伺ったことがありました。
何分かの会話の中で、いつの間にか千代おばあさん(河野さんのお母さん)がいらしてお話に参加。『田中さん、せっかくいらしたのにちょっと失礼いたします』とお話相手を千代おばあさんにバトンタッチして、河野さんがいなくなってしまいました。多分、今考えると畑の草刈りりにいったのではないかと思います。その時の千代おばあさんの雰囲気と場持ちがとても自然だったので、すんなり会話が続きました。
河野家は、お父様も議会を長く務められたし、毎日何人も河野家へいろんな人がいろんな相談を持ちかけ訪れていました。河野順吉さんは、時間の許す限り対応されていましたが、その隙間を埋めるように、お客様のお茶の相手は、千代おばあさんがなさっていまたようです。
河野家の家族全員が分担して、それぞれの役割を担っていたのです。千代おばあさんは、話題も多いし、それぞれのお客様に合わせた会話とおもてなしを見事にこなされていたのです。
千代おばあさんと申子奥様の分担によるご協力が、河野順吉さん、そして河野家を守り、音江を、深川を、北海道を守っていった原動力になっていたのだと思います。家族全体が、家のために、地域のために、それぞれの分担がきちっと決められていて、これまで素晴らしい仕事をこなしていったのだと思います。
これからもご家族を大切にされ、奥様と手を取り合って過ごされることを願い、今後も私達にもご助言をいただけたら幸いです。益々のご発展を祈念いたしまして、開会の挨拶といたします。ありがとうございました」。
参加者に配布された「河野順吉伝『深川に生きて』
▶ 2.『深川に生きて』の出版について:北海道青年団OB会・河野順吉 会長(音江)
北海道青年団OB会・河野順吉 会長(音江)
「皆様、お忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。北空知青年団OB会、深川市青年団OB会が開催でき、これまでご指導いただいた、田中さんのご苦労に心から感謝と御礼を申し上げたいと思います。
北海道青年団OB会では、田中さんは重鎮の立場で、私をいつも支えていただきました。もう今季は辞めなければと思っておりましたが、ちょうど40年周年を迎え、初代会長の伊賀さんが25年、上川の吉原さんが8年、私が受け継いで6年が終わり、私も80歳を超えた歳になりました。浅井さんも、青年会館の評議員という立場でもご尽力をいただいております。力強く、そして多くの皆さんの支えをいただきながら、進めさせていただいております。この深川で、『深川っていいところだなぁ』という自分の気持ちを最後に皆さんにお伝えしております。
やはり、多くの人々との出逢いは青年団でありました。北空知新聞さんが、2年前私のところに来られて、『是非、河野さんの記事を連載したい』と言ってくださりました。多くの方々の中から私をご指名いただいたことに光栄に思いつつ、数名の方にご相談して、連載記事が実現いたしました。これだけまとまった記事を自分史にとの沢山のご意見をいただき、石田さんが取りまとめてくださいました。
私ごときに、このような立派な本を出版していただけたことに、北空知新聞さんや、同士の皆様に心から感謝と御礼を申し上げます。
私はここで、友情という絆の強さを実感いたしました。田中さんとの繋がりで、先程からカメラを撮していらっさいますが、東京から北竜町に移住された寺内さんご夫妻が、現代の情報発信に合わせ、この本をインターネットで公開して、より多くの方々に読んでいただいたほうがよいのではと申し出られました。
早速、北空知新聞社さん、出版社さん、志村さん、道庁の幹部の方々にもご相談したところ、皆さん承諾していただきました。7月あるいは8月頃には、インターネット上で、より多くの皆さんにこの本を読んでいただけるようになると思います。
有り難いことに、本の評判もよく、増刷の希望があるということです。より多くの皆さんに読んでいただけることは、有り難いかぎりです。
人と人の多くの出逢いから、人を大切にしながら、こうして生活させていただけることの大きな喜びを実感しております。今日のこの会に、遠く千葉県から参加してくださった清水昇さんをはじめ、ご参加いただいた皆さんに心から感謝と御礼を申し上げます。今後共皆様方のご指導をいただければありがたいと思っております。本日は誠にありがとうございました」と河野順吉さん。
会場の様子
▶ 3.花束贈呈:富井悦子様(旧姓 植田(多度志)、北竜町在住)
花束贈呈:富井悦子様(旧姓・植田(多度志)北竜町在住)
▶ 4.乾杯:清水昇様(江部乙、千葉県市原市 在住)
乾杯:清水昇 様(江部乙、千葉県市原市 在住)
「北空知青年団OB会は、平成22年の9年前北竜で開催され、その後平成24年に開催され、それから7年間の空白がありました。今回、田中会長、浅井幹事長のはからいでご苦労いただき、このような会をもてましたことを感謝申し上げます。
私ごとですが、27歳の時に上京させていただきました。現在81歳ですが、人生の3分の1をこちらで、3分の2は東京で過ごしました。
都会で右も左もわからなまま、孤独の中で過ごしていましたが、OB会の仲間の皆さんを思い出すことで頑張ってこられたと思っております。心から感謝申し上げます。
今日は、新たなOB会の出発でもあるということで、さらに河野さんの出版をお祝いし、許された時間をくつろぎ楽しませていただきたいと思います。皆様のご多幸とご健勝をお祈りして乾杯いたします。乾杯!!!」と、岡本太郎現代芸術振興財団・清水 元事務局長の乾杯でした。
乾杯!
▶ 5.祝宴
会話に花が咲く宴会模様
▶ 6.むすび:JAきたそらち・黄倉良二 元代表理事組合長(北竜町)
元JAきたそらち代表理事組合長 黄倉良二様(北竜町)
「河野さんには、7年間ご指導いただきました。河野さんの印象は、『熱い心』と『河野さんの想い・願い・努力』をこれまで継続したことです。この努力の継続を河野さんから学ばせていただきました。ありがとうございました。
北空知新聞が、河野さんの記事を書き続けたことを素晴らしいと思います。河野さん、これからも私達にご指導のほどよろしくお願い申し上げます。心から感謝申し上げ、乾杯とさせていただきます。乾杯!!!」と黄倉さんの結びのお言葉でした。
乾杯!
会場を飾る生花
受け継がれていく地域団結の尊い魂、青年団の熱い想いが繋がり合う北空知青年団OB会に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
御礼:河野順吉 氏
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子