2013年5月28日(火)
札幌市ススキノの真ん中に佇むお寿司屋さん「鮨処有馬(すしどころ ありま)」。
札幌でも指折りの、評判の高いお寿司屋さん。ダルビッシュ選手も訪れていた名店。
「鮨処有馬」の店主・有馬正隆さん(47歳)は、北竜町ご出身。サンフラワーパーク北竜温泉(北竜町)の支配人・有馬好章さんの弟さん。有馬支配人のご紹介で、ありがたくも訪れることができました。
カウンター席が7席。落ち着いた店内は、隅々まで清掃が行き届き、清潔感あふれています。キリッと引き締まった雰囲気が、有馬さんの心意気を表しているようなお店です。
棚に飾られていた器は「大野耕太郎さん」作。陶芸家の大野さんの作品は、私達がお気に入りのカフェ「ギャラリー陶居 & Cafe オルノ(滝川市江部乙)」で使われています。有馬さんもファンだと伺い、なんとも嬉しい!!!
穏やかで優しさにあふれた有馬さん。控えめながらも、お客様の話に耳を傾けます。素材の説明を添える丁寧で温かなおもてなしに、心ほっこり。素材の新鮮さにこだわり抜いた有馬さんの丹精こめた握りと、繊細な一品料理です。
お店の入り口と紙製ランチョンマット(写真撮影:2013年5月22日)
カウンター越しに見る「匠技(たくみ)」。有馬さんの繊細で丁寧な仕事ぶりに、惚れ惚れと目が釘付け。一品一品は、十分に手間をかけ、しっかりと下ごしらえされたもの。数々のお料理から、誠実さと真心がじんわりと伝わってきます。
味の決めてとなる「たれ」「塩」「醤油」には、徹底したこだわり。最後にひとつまみ振りかける「塩」は、選びぬかれた「フランス産」。味付けがされている握りや刺身は、醤油を付けずにそのまま食します。
活仕立ての魚や貝が、巧な手さばきで手際よく裁かれ、絶妙な間隔で供される仕事ぶりに感激!
新鮮なネタとして使われる、ミソ、ワタ、内子がシャリに載せられ、素材を余すところなく堪能!
炙り、昆布〆、酢〆、添えられる薬味等、至る所に繊細な心配りがとても印象的!
季節の旬の素材を心ゆくまで楽しめる、今まで味わったことのない鮨処。
夜の9時から12時半までの3時間半、時間を忘れて味わうことのできた至福のひとときでした。優しさの中に、ちょっぴりお茶目な面も感じられる有馬さんと、北竜町の思い出話などで会話がはずみ、本当に嬉しかったです。
「良い寿司屋さんの見分けどころは?」という質問に対して、
「清潔感です。仕事を終えてからの掃除は、正直きついものがあります。しかし、私が一番気をつけているところです」
と、きっぱりと言い切った有馬正隆さんの瞳には、「誠実さ」と「継続する力強さ」が輝いていました。
「鮨処有馬」ご主人・有馬正隆さん
「北竜町の宝もの」として撮影することを、特別に許可していただきました。
▶ 今回戴いた、おまかせコース
・つまみ: ヤナギダコ(柔らか煮、昆布締め)
・箸休め: 梅干し・山ごぼう・生姜
・刺身: ツブ貝、ヒラメとムラサキウニ(利尻町)巻、シャコ(小樽市)、タラバガニ・イバラガニの内子がけ
・一品料理:海鮮スープ(大和芋がけ蒸し物)
・握り: ヤリイカ(松前町)、炙りキンキ(網走市)、ホタテ(野付半島)、炙りホッキ(オホーツク海)、
ボタンエビ、天然のキングサーモン(別名・大助(おおすけ))、毛ガニ、サバのがり巻、
マグロ(青森県大間町)のトロ、穴子巻き(11貫)
・お椀: アオサの味噌汁
▶ 今回戴いた、北海道の銘酒(日本酒)
・熊ころり(小樽市)
・国稀(増毛町)
・北斗随想(栗山町)
他、季節により異なり、いろいろ味わえます。
左:ヤナギダコ(柔らか煮、昆布締め) 中:ツブ貝 右:ヒラメとムラサキウニ(利尻町)巻
左:シャコ(小樽市) 中:海鮮スープ(大和芋がけ蒸し物) 右:タラバガニ・イバラガニの内子がけ
左:ヤリイカ(松前町) 中:炙りキンキ(網走市) 右:ホタテ(野付半島)
左:炙りホッキ(オホーツク海) 中:ボタンエビ 右:天然のキングサーモン(別名・大助(おおすけ))
左:毛ガニ 中:サバのがり巻 右:マグロ(青森県大間町)のトロ
北海道の旬の味を楽しみ、匠の技と心意気を堪能する「鮨処有馬」
お寿司の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる「鮨処有馬」に
限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
左:穴子巻き 中:巻物 右:北海道の日本
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・<エンジョイ!北海道> 鮨処 有馬(札幌市)移転して一新(2015年5月28日)
▶ 鮨処有馬(すしどころありま)(2014年12月に下記へ移転しました)
札幌市中央区南三条西4丁目 南3西4ビル4階
Tel:011−215−0998
【営業時間】17:00〜24:00
【定休日】 日曜日・祝日
【駐車場】 なし
近隣の有料パーキングをご利用ください
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子
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