北竜土地改良区断水式が執り行われました(2010年)

2011/04/20 23:38 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/05/01 3:43 に更新しました ]
2010年9月1日(水)

恵岱別(えたいべつ)ダム(北海道北竜町)で「北竜土地改良区断水式」が神前で執り行われました。


北竜土地改良区断水式が執り行われた恵岱別ダム
北竜土地改良区断水式が執り行われた惠岱別ダム


北竜土地改良区・金山信幸理事長のご挨拶、西野陽一町長をはじめ、ご来賓の方々の玉串奉納が厳粛に行われました。

普段は閉じられている祠には、五穀豊穣を感謝するお供え物が献上されています。宮司さまの祝詞が厳格に奏上され、玉串が捧げられます。


惠岱別ダム 惠岱別ダム

惠岱別ダム 記念碑「豊湖 篠田弘作書」<br>


4月30日の通水式から今日までの約4か月間、町内約2,300haの農耕地に絶やす事無く、農業用水を供給してきた惠岱別ダム。


惠岱別ダム 惠岱別ダム

惠岱別ダム 豊な水をたたえるダム湖


今日のダムは、最初に訪れたときの雪景色とは異って、見渡す限り緑一面の景色が広がり、川は豊かな水をたたえています。この清らかで豊富な用水のお陰で、稲たちも立派に成長することができました。

今年は雪深く、田植えが遅れたにも関わらず、天候に恵まれ豊作が期待されているとのことです。

稲の育成に必要な、清らかでありかつ豊富な水を与えてくださった水の神様に、心から感謝の気持でいっぱいです。

そしてこれまで、北竜町の水田開発に従事された先覚者の方々、地域住民の皆様の耐えまぬ努力と前向きに立ち向かう精神力に、深く感謝いたします。ありがとうございます。


生きる力が与えられ、成長し続けることのできる

命のパワーを与えてくださった偉大なる水の神様に

畏敬なる愛と感謝と崇敬心をこめて。。。


緑豊かな大地を支える恵岱別川@恵岱別ダム(北海道北竜町)
緑豊かな大地を支える恵岱別川@恵岱別ダム(北海道北竜町)


 いくこ&のぼる


────────────────
 参 考
────────────────

水利使用標識より抜粋して転載>

施設名:恵岱別ダム
河川名:石狩川水系雨竜川支流惠岱別川
水利使用の目的:かんがい用
貯水量:3,961.094㎡
かんがい面積:2,268町歩
取水施設管理者名:北竜町
所轄事務所名:石狩川開発建設部北空知河川事務所


記念碑より転載>

豊 湖 篠田弘作書

 北竜地区の開拓は、明治26年 吉植庄一郎ほか20人が昼なお暗い密林を伐開して 畑作にいそしんだことに始まる。明治44年協議の結果 恵岱別用水組合を設立開田1,000haを目標に、水利権2.145㎡/secを獲得造田に着手した。大正6年には土功組合の認可があり 流域一帯に豊かな穀倉地帯をつくり上げた。しかし 水田開発が当初の予想を遥かに超え また奥地の開発によって源流量減少 年年 極度の用水不足に悩まされ続けてきた。
 この行詰まりを打開しさらに開田をすすめる唯一の方策として立案されたのが大ダムの建設で 昭和28年着工その後13年の歳月と莫大な国費を費やして ここに完成を見たものである。
 もちろん この大事業完成のかげには地域住民の熱意と先覚者の指導べんたつと当局の理解が こん然として存在したことを忘れてはならない。
 われわれば それらの人びとと 直接この難工事を担当された技術関係各位に感謝の微意を表すため この記念碑を建立する。

   昭和42年9月8日
   北竜土地改良区理事長 松原 作造


◆ 参考ページ

水土里ネットほくりゅう(北竜土地改良区)紹介ページ

北竜町土地改良区 断水式が執り行われました(2011年)(2011年9月2日)


コメント