2010年7月26日(月) 第62回北空知連合消防演習が、深川市総合体育館駐車場(北海道深川市)で行われました。 一市五町の旗(左から 幌加内町・沼田町・北竜町・秩父別町・妹背牛町・深川市) 一市五町(深川市(ふかがわし)・妹背牛町(もせうしちょう)・秩父別町(ちっぷべつちょう)・北竜町(ほくりゅうちょう)・沼田町(ぬまたちょう)・幌加内町(ほろかないちょう))の約350名の消防団員による演習です。 天まで届く程の突き抜けるような青空の下、燃えるように真っ赤な消防車が21台。ずらり整然と並ぶ風景には、圧倒されました。 開会式前、酒井孝之総指揮官(深川消防団副団長)の号令の下、団員全員が見事に整列。 13時30分、消防協会北空知分会・水崎清司副分会長による開会のお言葉を戴いた後、国旗掲揚。日本国旗とともに、真っ青な空に翻る一市五町の旗。消防物故者に対する黙祷が厳粛に捧げられます。 山下貴史総監(深川地区消防組合管理者)のご挨拶、中出義則消防長(深川地区消防組合消防長)への敬礼、西村博明統監(消防協会北空知分会分会長)の訓示、来賓皆様による観閲と式は進みました。 14時、演習の開始です。 まずは規律訓練。足並みを揃えた確実軽快な動きはお見事。 そしてポンプ操法では、ポンプ車(深川・妹背牛・秩父別消防団)と小型ポンプ(北竜・沼田・幌加内消防団)による水出し操法が行われました。 北竜消防団は、小型ポンプ操法に参加。わが町・北竜消防団の班長は、なんと以前ブログで紹介させて戴いた「そば打ち三段」の石井隆さん。参加された北竜消防団の皆さんのホース延長の機敏な操法、勢いのある放水、ぴったり息の合った連携動作は素晴らしかったです。 15時、訓練出動。タンク車、ポンプ車、屈折梯子車による消火演習。 普段お目にかかる事の無い屈折梯子車が、空高く舞い上がり、勢い良く放水する様は圧巻です。 最後に放水訓練。消火ポンプによる揚水。 そして、ポンプ性能を最大限に発揮したときの放水は、見事な弧を描いていました。まるで、夜空に打ち上げられた花火のようで、素晴らしい一瞬。 日頃北竜支署を支えていらっしゃる深川消防署・井上幸治北竜支署長、北竜町の消防車に描かれた金文字の「泉龍」と鮮やかな黄色の「ひまわり」も誇らしげです。 閉会式では、統管の講評に続いて、表彰。「竿頭綬(無火災)」「精勤賞」「勤続30年以上会員夫人」、さらに「北空知分会役員退任者感謝状」「勤続15年以上消防団後援会役員感謝状」が授与されました。 長年にわたる偉大なる功績に心から感謝申し上げます。 今日ここに参加された消防団員の皆さんは、本業のお仕事をお持ちです。プライベートな時間を使い、地域の安心・安全を守るための防災・消火訓練に日々努力を重ねていらっしゃいます。 「自分たちの町は自分たちで守る」という日本古来からの和の精神にもとづいた活動。ボランティアという言葉より、はるか昔からある心。 私達が安全に安心して暮らしていくことができるのは、こうした消防職員・消防団の皆様のお陰です。 今回で62回目を迎え、時を超えて受け継がれてきた町民の畏敬なる魂。 町を愛し、町の安全を想い、厳しい訓練に耐え抜いて努力し続ける消防員の皆さん。 その頼もしさ、その偉大なる精神力に深く感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。 最後に空高く打ち上げられた見事な放水には、七色に輝く華麗なる虹が写し出されていました。まるで太陽が、今日の歓喜と賛美を示すかのように。。 町の安心・安全を想い、 町を心から愛して止まない畏敬なる魂に 大いなる尊敬と深い感謝の気持をこめて。。。 放水訓練を讃える虹@第62回北空知連合消防演習(北海道深川市) ◆ 関連ページ ・北竜消防(深川地区消防組合 深川消防署 北竜支署)紹介ページ ◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子 |