新そばを楽しむ会(2010年11月14日)の様子はこちら 2010年4月8日(木) 北海道北竜町(ほくりゅうちょう)「ひまわり青年会館」で、毎月8のつく日に開催されている「そば食楽部北竜」道場に行ってきました。 北海道北竜町「そば食楽部北竜」道場 この会は、2004年4月4日に開設。会長の中村尚一さんをはじめ40名ほどの会員の方々が、手打ち技術の向上や会員の親睦のため集まっていらっしゃいます。 この日も、10数名の方々が技磨きの練習に真剣に、そして和気あいあいと楽しい雰囲気で取り組んでいらっしゃいました。 私達夫婦は、三段・石井隆さんの素晴らしいそば打ちの匠の技を拝見させていただきました。がっちりとした力強い印象の石井隆さんです。 打つそば粉は、「二八そば」・・・そば粉が八に対して、小麦粉が二の割合です。 丁寧に粉を振るいにかけていきます。粉1.5kgに対して、水680ccを回し入れていきます。 みるみるうちに、サラサラだった粉がパン粉のようにザラザラになって固まっていきます。 リズミカルに、両手のひらで力強く、時に優しく、転がすように練り合わせていきます。石井三段・匠ならではの、素晴らしい力加減を披露していただきました。 さらに、こね鉢の斜面を利用して、力強くしっかりと練り上げていきます。練り上げられたそば粉たちは、カーリングで使われるストーンのような円盤状の固まりになっていきました。 その円形の固まりを手のひらで円形にのしていきます。さらに、のし棒で円形に大きく広げていき、中央に打ち粉をして、まき棒に生地を巻きつけて、向こう側に転がし、丸の生地が四角形に変身していきます。すごい技!!! この生地が、1.5mmの薄さになるまでのされていきます。めん棒をころがす手は、軽く拳を握り、まるで魔法の「猫の手」のよう・・・。さっきまで粉だったものが混ざり合い、丸められ、さらに薄ーい、やわらかな、絹のように広げられていくこの技は、本当に素晴らしい!流石! 見事に広げられた生地は、横半分、さらに半分、そして半分に畳まれます。 こま板で押さえながら、立派に光輝く、重たそうな蕎麦包丁で、そばを同じ太さで、トントントンと切り分けていく・・・お見事! 蕎麦打ち三段・石井隆名人の見事な技・・・感動をありがとうございました。 お土産にいただいた貴重なお蕎麦は、一口一口感謝し、味わって頂きながら、あっという間に、私達のお腹の中へ・・・ 石井隆さん、美味しかったです。本当に、ご馳走さまでした。ありがとうございました。 石井隆さん、そして、そば食楽部北竜の皆さんに たくさんの感謝をこめて・・・ 北海道北竜町の高台から黄昏を望む ◇いくこ&のぼる |