みどり琴の会(北竜町文化連盟)が第17回欣燁会で大正琴を披露

2012/03/12 1:38 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/06/05 16:19 に更新しました ]
2012年3月12日(月)   

3月11日(日)、東日本大震災発生から一周忌を迎えたこの日、全国各地で追悼イベントが開催されました。
参加された多くの人々は、被災地の方々に想いを馳せながら黙祷し、被災地の復興を心よりお祈りいたしました。


311に祈りを捧げる

311に祈りを捧げる


この日深川市中央公民館では、「第17回欣燁会(きんようかい)大正琴発表会」が行われ、北竜町の大正琴サークル「みどり琴の会」が参加しました。

「みどり琴の会(代表・浅野久美子さん)」は、北竜町碧水地区にある生きがいセンターで、月4回・毎週木曜日(冬期:14時45分~、夏期:19時~)、大正琴の練習を行なっています。
現在の会員数は12名。ベテラン揃いのメンバーは、明るくて活動的な方々。新年度から、若い新メンバー入会という嬉しいニュースも舞い込んでいるそうです。フレッシュパワーが加わって、さらにパワフルな楽しいサークルになりそうですね。

今回の発表会「欣燁会(きんようかい)」は、深川市に在住する小林千加子先生がご指導する5つのグループが集まり開催されたもの。
会場は深川市中央公民館。2階の受付には、用意されたパンフレットと共にカラフルなたくさんのキャンディーが添えられていました。舞台に飾られて華麗なるフラワーアレンジメントが、会場全体を色鮮やかに包み込んでいます。


プログラムの写真
プログラムと添えられたキャンディー


小林先生は、深川市を中心に大正琴のご指導をされていて、平成元年から練習をスタート。
今年で24年目を迎えられます。
先生がご指導されているグループは、「あかしあ琴の会」(深川市中央公民館)、「どんぐり琴の会」(深川市北新公民館)、「すずしろ琴の会」(深川市入士別コミセン)、「琴音会」(深川市一己公民館・あけぼのコミセン)、そして北竜町碧水の「みどり琴の会」(北竜町碧水生きがいセンター)。

総勢30人を超えるメンバーの方々が勢揃いです。

まずはじめに、小林先生のご挨拶。

    今年で17回目の発表会をこうして迎えられたことを大変嬉しく思います。
    お稽古を始めて、24年目、四半世紀。
    いい年を重ねながら、皆さん、本当に一生懸命お稽古をしてきました。
    何年続けても、毎年新しい曲をもらった時は、皆さん「一年生」の気持ちになって、
    新しい曲に真剣に取り組んでいきます。
    難しい曲に懸命に取り組みながら、1年に一回の発表会に向けて練習を続け、
    皆で一緒にやり抜いていく達成感が得られることを目標に頑張っています。
    集合した時は、楽しそうにお喋りしながら、おやつを戴きながら、
    和気あいあいと練習に励んでいらっしゃる皆さん。
    私は、皆さんと一緒にこうして楽しい雰囲気の中でお稽古できることを、
    いつも感謝し、幸せに感じています。

    今日は、東日本大震災の1周忌を迎えます。
    テレビから流れてくる映像を目にするたびに、心が苦しくなります。
    たくさんの人々が、辛い想いを胸に抱いて生活していらっしゃることでしょう。
    人々はそれぞれに、日々の生活の中で苦しいこと、悲しいこと、
    たくさんのことを感じながら過ごしています。
    そうしたさまざまな困難を乗り越え、少しでも楽しく、明るく生きていこうと努力するのです。
    今日一日が楽しく、明日も頑張っていこうという気持ちになれるような、
    そんな一日にしたいと思っております。


小林先生は、音楽仲間のグループの方々とバンドを組んで、ベースを担当されているミュージシャン。
若くて素敵な小林先生の明るさが、みなさんを楽しい、素晴らしい琴の音に導いているように感じられました。


小林千加子先生
小林千加子 先生


エレキギターのような迫力に満ちた大正琴の演奏のスタートです。
(プログラムより転載:グループ名、曲名、演奏者名(敬称略))

1.あかしあ琴の会(深川市中央公民館)
  曲:「よこはま たそがれ」「美しき青きドナウ」「夢追い酒」
  演奏者:加賀美充子、佐藤好子、中村優子、中山洋子、長谷川政子、八坂礼子

2.みどり琴の会(北竜町碧水生きがいセンター)
  曲:「小樽のひとよ」「会津磐梯山」「世界に一つだけの花」
  演奏者:浅野久美子、植松美代子、鴨野敏子、川島景子、川島早智子、久米谷恵子
   高橋保子、前田和子、松永ユキ、宮島きよ子、村井玲子、山下領子

3.どんぐり琴の会(深川市北新公民館)
  曲:「からたち日記」「悲しい酒」「時の流れに身を任せ」
  演奏者:荒井芳子、有野文子、奥村信子、田中トシ子、西村成子、山下順子

4.すずしろ琴の会(深川市入士別コミセン)
  曲:「昔の名前で出ています」「浪花節だよ人生は」「恋の季節」
  演奏者:大井テルミ、岡田佐代子、藤原美保子

5.琴音会(深川市一己公民館・あけぼのコミセン)
  曲「同期の桜」「ブルーライト・ヨコハマ」「八木節」
  演奏者:今泉昭子、江口清子、亀上典克、桑島イサ子、相馬昭子、春山かおる、蓑島共栄

6.最後に皆さんで全員演奏
  曲:「花かげ」「バラが咲いた」


あかしあ琴の会    みどり琴の会
左:あかしあ琴の会  右:みどり琴の会

観客席から舞台を見る    みどり琴の会
左:観客席から舞台を見る  右:みどり琴の会

どんぐり琴の会    すずしろ琴の会
左:どんぐり琴の会(深川市北新公民館)  右:すずしろ琴の会(深川市入志別コミセン)

琴音会    全員演奏
左:琴音会(深川市一己公民館・あけぼのコミセン) 右:全員演奏


全員演奏のメロディに合わせ、会場の皆さん全員で合唱。弦の音色と歌声とが響き合い、大きな和音となって広がっていきました。
演奏される皆さんは、レッド、ブルー、ピンク、オレンジなどなど、それぞれの個性が表現された華麗なる衣装を身に纏い、実に美しくキラキラと輝いていらっしゃいました。
小林先生のリードで、みなさんが奏でる大正琴の音色は、力強い命のエネルギーが沸き上がってくるような、躍動感溢れる素晴らしいものでした。
明日へと繋がる元気パワーをたくさん戴いたような感動的な演奏の数々に、心より感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございます。


◆ 入会申込み・お問い合わせ
みどり琴の会
浅野久美子 代表まで


みどり琴の会(代表 浅野久美子)の皆さん
みどり琴の会(浅野久美子 代表)の皆さん


100年の時を超えて奏でられる大正琴の音色

地域を超えて、世界中の人々の心に鳴り響き、

困難を、楽しい音色に変化させて、

人々の心を幸せへと導いていく和楽器・大正琴に

大いなる愛と感謝と笑顔をこめて。。。



第17回欣燁会大正琴発表会 2012  写真(49枚)はこちら


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