2017年5月23日(火)
農事組合法人みずほファーマーズでは、ひまわりスイカの定植がスタートしました。
水稲の育苗パットが運び出されたハウスでは、苗床を耕起して土中に空気を含ませ、土を平らに整え、その後マルチ張り。
マルチ張りを行うことによって、地中の水分を保ち乾燥を防いだり、雑草防除対策や防虫・病害予防にもなるとのことです。
水稲苗の育苗ハウスをひまわりスイカ用ハウスに変身(撮影:2017年5月20日)
アッパーローター耕起中の西野利幸 理事
トラクターにマルチアダプタを取り付けてマルチシートを張っていく作業です。
マルチ張り機に、マルチシートをセットし、後部に取り付けられたタイヤでマルチシートをしっかりと押さえつけながら、ディスクで覆土。その後、シートが剥がれないように、人の足でしっかりと土を踏み込んでいきます。
トラクター用のマルチ掛け装置(撮影:2017年5月22日)
マルチ掛け装置の取り外し。ハウスの中で取り付け
マルチと散水用チューブを装置に設置します
タイヤでマルチを押さえてディスクで土を盛ります
マルチのサイドの土を踏んでいきます
端の部分等の手直し
マルチシート張り終了後、マルチ穴開け機で80cmごとに苗を植える穴を空けていきます。同時に穴を開けた土も取り出し、苗を植えた後その土を被せていきます。
マルチへの穴あけ
間隔は80cm。100mメジャーできちんと測定
片側120株、100mハウス1棟では240株
穴あけ用具
ひまわりスイカの育苗ハウスで、しっかりと育ったスイカの苗たち。
コンテナに積込、軽トラで運びます。
ひまわりスイカの育苗ハウス
見事に成長しているひまわりスイカの苗
1コンテナーに15株づつ。ひまわりスイカハウス1棟分は16コンテナー
お母さん達、頑張ります
ひまわりスイカハウスに到着
定植前には、用水路で苗にたっぷり水分補給。コンテナ毎、苗を運び込み並べていきます。
用水路で苗にたっぷりと水を含ませます
穴の数分にコンテナーを置きます
定植前の一休みで、水分をチャージして・・・いざ、定植スタート!
笑いが飛び交う休憩タイム
ポットから苗を取り出して、丁寧に大切にマルチ穴に植えていきます。100mハウス1棟に、240本の苗の定植。今後、ハウス10棟の定植作業が続きます。
苗をポットから外して
1棟目の定植。最終的には10棟になります
北竜町のひまわりスイカ部会としては、初出荷は6月の中旬。お盆頃まで、ひまわりスイカの出荷ができるように、農家毎に定植時期を調整しているとのこと。
みずほファーマーズは、ひまわりスイカ部会の中で、遅い時期の出荷を担当されています。
今後、1か月後に着花、2か月後から収穫開始とのこと。7月下旬からお盆あたりまでが出荷時期のようです。
1株から4〜5玉。
みずほファーマーズで収穫されるひまわりスイカの総数は概算で、240株×5玉×10棟=12,000玉。
元気に実が成長し、美味しいひまわりスイカになりますように ♡
みずほファーマーズのハウス群と恵岱岳(寺内ドローン空撮:2017年5月9日)
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・農事組合法人みずほファーマーズ紹介ページ
◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子