2012年11月5日(月)
カレンダーも11月に入り、今年も残すところ2ヶ月。高くて青い空、燃え上がるような濃くて美しい紅葉が、北から南へと日本列島を駆け巡る季節です。
この2~3日の間、冬型の低気圧の影響で、大荒れとなった日本海、そしてオホーツク海。
心配された天候の中、2012年11月1日(水)~3日(土)の3日間、Aコープサロマ(佐呂間町)で「秋の収穫感謝セール」が行なわれました(JAサロマ)。
左:Aコープサロマ (撮影:2012年11月1日) 右:佐呂間町(北竜町から東方へ約200km)
活気あるAコープサロマの店内
Aコープサロマ店舗前の広場では、テント市開催。新鮮な魚介類をはじめ、野菜・果物などが大特価販売!
鮮魚は、発砲スチロールの箱売り。
大特価のサロマ産殻付き牡蠣貝(12kg:5,600円)をはじめ、生するめいか(20尾1箱:2,300円)、生さんま(27尾4kg:1,500円)、新巻鮭(雄武産・オス2.5kg1尾:2,500円、雄宝2.7kg1尾:3,800円、雄宝3.2kg1尾:4,800円、雄宝3.8kg1尾:5,800円)、などなど、山のように積み上げられた箱も、次から次へと売りさばかれていきます。
野菜や果物は、大きなポリ袋入りで販売。
ポリ入り白菜:780円、玉ねぎ10kg:980円. 土付き長ネギ2kg:300円.土付き大根10本:480円、土付きゴボウ2kg:580円、りんご20玉:1,000円、種なし柿25玉:1,000円。そして、じゃがいもは袋の詰め放題!
その他、お酒、お菓子、衣料品、金物などが大特価で勢ぞろい。
そして、テント内から漂ってくる美味しい匂いは、ベテランの若いお兄さんが、手際よく焼き上げていくホッカホカの「大判焼き」と「たこ焼き」!一口頬張ると寒さと疲れをふっ飛ばしてくれるような美味しさとあたたさです。
テントでの特売
「ひまわりライスは、美味しいとお客様に評判です。Aコープサロマでは、お米はもちろんのこと、お買い上げいただいた品物はどんなに重い物でも小さな物でも、無料で1個からご自宅に配達しています」と、優しい笑顔でお話くださったAコープサロマの佐々木恵美雄 店長。
店舗玄関脇には、配達用の商品がダンボールに入れて、たくさん置かれていました。配達専任のスタッフが配送車に乗せ、1日に何往復も、荷物を配達します。
左:早朝からレジに並ぶお客さん、 中2枚:無料宅配を待つ品々
右:Aコープサロマ・佐々木恵美雄 店長
こうした、たくさんの特売品の中で、目を引く場所に置かれているのが、北竜町産・新米「ひまわりライス」!
販売活動に駆けつけたのは、ひまわりライス生産組合・佐藤稔 組合町を中心に、JAきたそらち北竜支所営農課・立花政志さん、JAきたそらち青年部北竜支部の小松修さん。
北竜町の新米を紹介し、ミニおにぎりの試食をサービス。新米の美味しさを精一杯アピールします。
時折雨混じりの天候にも関わらず、次々にたくさんのお客様が立ち寄ってくださり、迷わず10kgの袋を購入。
お買い上げくださったお米を、車まで運ぶお手伝いをする佐藤稔組合長。そこには、たくさんの感謝の気持ちと温かい真心が満ち溢れています。
「毎年、この時期の収穫感謝祭セールは、いろいろなものをまとめて買ってるよ。申し訳ないくらい安いからね」と地元の方々は、大きな袋を両手に抱えてお買い物。
活気づいた市場は、皆さんのみなぎるばかりの元気パワーでいっぱい!
ひまわりライスの販売促進
前日からの暴風雨が続く翌2日の早朝、JAサロマ組合長をはじめ関係者方々が心配してくださり、皆さんでお米の販売場所がテント内から店内へと移動してくださいました。皆様のお心遣いに心より感謝申し上げます。
Aコープサロマの店内では、朝からレジに並ぶお客様の長蛇の列。スタッフの皆さん、荷物を運んだり商品を補充したり、お客様の接待に店内を駆け足で対応しています。
ここAコープサロマでの販売は、佐藤稔さんが「ひまわりライス生産組合」の組合長に就任された、4年前の2008年から始まりました。毎年、秋の収穫感謝祭セールの時には、2,000kg程の「ひまわりライス」の新米が販売されています。
JAきたそらち北竜支所では、ひまわりライス生産組合・JAきたそらち青年部と共に、佐呂間町の他、浜頓別町、別海町、網走市、大空町、音更町など全道を駆け巡り、「ひまわりライス」の販売促進にあたっています。
2日目は店内での販売
「道内各地への販売活動は、人と人との繋がりから始まります。その繋がりは、農業と漁業、酪農など様々な分野に広がっていきます。そこで大切になるものが『信用・信頼』。
『信頼』あっての人間関係。ご縁があっても、そこに信頼関係が成り立たないと継続ができません。継続による積み重ね、地道な努力こそが、次第に大きな力に変化し、人
々との深い絆を築きあげていきます。
その為にも、私達は、生命がけでつくる自分たちのお米を、できるだけ多くの人々に知って戴けるよう、道内はもちろん、東京、大阪、沖縄まで日本中を走り回っています」
と語ってくださった、佐藤稔組合長の力強いお言葉です。
左:JAきたそらち北竜支所・立花政志さん 中:ひまわりライス生産組・佐藤稔 組合長
右:JAきたそらち青年部北竜支部・小松修さん
北海道の美味しいものを繋ぐ架け橋となる、
行動と継続と努力によって培われていく、
人と人との深い信頼の絆に
大いなる尊敬と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ 撮影=寺内昇 取材・文=寺内郁子