2012年7月
議会だより No.253 議会広報委員会 より抜粋
広報ほくりゅう・No.563・2012年7月号
議員コラム
21年ぶりの選挙で佐野町政がスタートして4ケ月になろうとしている。新しい課が設置され、担当課長も全員異動するという大幅な人事が発令された。佐野町長のまちづくりに取り組もうとする並々ならぬ意志の表れか。各担当課長には、それぞれの場での町づくりのための独創性・独自性を発揮してもらいたいと言う願いも込められているのかもしれない。
▶ 4月に育苗ハウスの準備をしていたころ、近所の奥さんが「佐野さん顔見せに来ないかなぁ」とポツリと言った。佐野町長を身近に感じているのだろうと思う反面、選挙を通して町政が自分たちの近いところにあると言うことを自然に受け入れているような気がした。町長室の開放日も設けられた。どれくらいの人が訪れるか定かでないが、必ずこの日は町長室に居ると言う事の意味は大きいと思う。
▶ それにしても国会である。野田首相は、消費税増税に政治生命をかけるという。TPPも重大な情報を隠しているように見える。
「マニフェスト!」と叫んで国民に約束をして大勝した。政権につくや、今はどうか。「約束」は「修正」しますとなった。何のためのマニフェストか。
▶ 野田首相は近年まれに見る意思の強い総理に見える。しかし、国民の実感や願いとかけ離れた意思の強さは、ただの偏屈に見える。国の進む道筋が右・左とふらふらするのではなく、国の根幹にかかわるものは、一本スジを通して一歩もひるまず内外に示してほしいと願う。大震災、原発、TPP、沖縄、中国問題などなど。
▶ うちの田んぼのドジョウさんは、あっちヘ行ったりこっちに来たり泥にもぐったりと捕らえどころがないけれど、国を背負っていると思っているドジョウさんは、どっちに向かって泳ぐのかよくわからない、と言うのが実感だ。(澤田)
イラスト出典:office.microsoft.com
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