2025年9月3日(水)
「みんなで話そう ママ・パパカフェ」開催
8月28日(木)・30日(土)の両日、北竜町教育委員会主催「みんなで話そう ママ・パパカフェ」が北竜町公民館2F大ホールにて開催されました。

テーマは「北竜町の教育・子育てのここがいい!こうなったら、もっといい!」
「ママ・パパカフェ」は、新しい地方経済・生活環境創生交付金事業の取り組みの一環。カフェでくつろぐように、軽食(サンドイッチ)を食べながら、飲みながら、北竜町の教育・子育てのよいところ、こうなったらいいなと思うこと、悩み事・困りごとをパパ・ママみんなであれこれ自由にざっくばらんにおしゃべりすることを目的とした取り組みです。
「皆さん一人一人が、まちづくりの主役です」
総合司会は、細川直洋 課長が務めました。

「皆さん一人一人が、まちづくりの主役です。誰もが住み続けられる町・北竜町を作っていくために、本日お集まりいただきました。宜しくお願い致します」
田中佳樹教育長
開催にあたり、田中教育長がご挨拶。

「皆さん、こんばんは!本日はお忙しい中、ママパパカフェにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
この催しは、お父さんお母さん、保護者の皆さんが気軽に集い、情報交換や交流を通して、子育てや教育について、共に考え合う温かな場として開催しています。
子育ては、一人ではできないことも多く、不安や悩みを抱えることがあるかと思います。だからこそ、こうした場で、お互いに声を聞き合い耳を傾け、共感し合えることはとても大切なことだと思います。悩んでいるのは私だけではない、それを知っただけで、心の大きな支えになります。
私は長い間、子供達と向き合う中で、実感していることがあります。それは、『普通の子』という子どもは実はどこにもいないということです。子供達はそれぞれに興味関心があり、得意なこと、苦手なこと、感じ方考えが全部違っています。にもかかわらず、かつては、画一的な所謂大人が考えることに当てはめることに力を入れてきたように感じております。その中で、普通じゃないと決めつけられて、本来もっと伸びていた子供達を置き去りにしてきたのかもしれません。
しかし、今教育に求められている姿は、一人一人の子供が持つ個性や可能性に、目を向けるということです。そしてそれは、一人一人みんな違うということです。それをしっかり理解することが、今求められています。
今年度から、学校でも北竜町独自に、年間30時間の研修を設定し、先生方全員で学んでいます。その中心は、同じように教えても、一人一人認知の仕方が違う事、考えるスピードも違う事、聞く方が理解できる、あるいは、目で見た方が理解できる、得意な種類も仕方も違う事、そうした所に視点を当てて、どんな特性を持った児童生徒も満足できる授業づくりへと大きな改革を進めています。すでに、改革の兆しが少しずつ現れてきていて、久しぶりに、今後がワクワクするような気持ちでいます」と、田中教育長。

町の未来につながるまちづくりプロジェクト
話題提供:高橋総合政策監による概要説明

地方創生2.0 新しい地方経済・生活環境創生交付金事業の概要について説明がありました。ローカルデザイン&地域経済を担う「ひまわりホールディングス」で目指す未来につながるまちづくりプロジェクトにおける、「町のブランド」「7つの柱」の事業概要、「令和7年度事業費」などについての詳しい内容が説明されました。
みんなでおしゃべりするワークショップ
ワークショップ進行:(株)エム・ケー・プロジェクト・和田順子 代表取締役社長

「今日のワークショップは、『北竜町の教育・子育てで、ここがいいところ、こうなったらもっといいについて、カフェにいるかのようにみんなで、おしゃべりしましょう』ということを皆さんと一緒にしていきたいです。
冒頭で、北竜町では、大きなプロジェクトが動いていて、みんなで北竜町を盛り上げていこう、良くなっていくように、手を取り合って進めていくことをこれからしていきます。まず、スタートとして、『普段はどう思っているの?』ということをお話しいただけたらいいなと思っています」

約20名ほどの参加者
今日のプログラムは、以下の通りです。
- アイスブレイク(5分)
自己紹介で関係・緊張をほぐしていく。名前・子供の名前・年齢、夏休みの感想、ぼやきなどいろいろなことを話す。 - 北竜町の子育て・教育のいいところ、もやもやシェア(15分)
テーブルの上に置かれたカードの言葉について自由に話す。 - こうなったらいいな(15分)
「こんなふうに工夫すればいいのにな」などを話す。 - 発表(5分)
各グループの進行役が話をまとめて発表。
<ワークショップにおいて注意すべき点>
和田さんは、話し合いを円滑に進めるための2つのポイントを挙げました。
- 興味を持って話を聞く
めんどくさそうに話を聞かない。 - 価値観は否定しない
「それはないよ」ではなく、「わかるわかる」とどんどんお話に乗っていくように進める。
「この二つを守ってお話を進めていければと思っています」と和田さん。

4グループに分かれてディスカッション
<フリートーキング>
参加者は20名弱で、4グループに分かれてフリートーキングがスタートしました。






別室でお弁当タイム
お子さんたちは、別室で保護者を待ちながら、お弁当を食べたり、仲良く楽しくおしゃべりタイム!



<各グループ発表>
フリートーキングで出た意見が、各グループから発表されました。
1. ママグループ
- バスの時間について
- 子供の送迎が大変
- 助成金が充実している
2. ママグループ
- 英語の先生がバドミントンを教えてくれる
- 4年生以上の居場所づくり
- 運動系の授業があると良い
- 人数が少ないので、一人一人勉強を見てもらえる。英語塾・学習塾が助かる
- 放課後の遊び場所があると良い
- 部活における町内外の生徒の送迎があると良い
- テイクアウトができるサービスがあると良い
- 町内で習い事ができると良い
- 北竜町のPRがもっとあると良い
3. パパグループ
- 生徒数が少ないので、丁寧に教えてくれる
- 送迎問題
- 遊び場所問題
- 習い事の一覧表があると良い
4. ママグループ
- 遊び場問題、安心して子供を遊ばせる野外・屋内の遊び場があると良い
- デリバリーがあると良い。みんなで集まって飲み会開催の際のデリバリーがあると良い
- 仕事の関係で、ママ友ができるので、悩み相談などできることがいい所
- 外から来た人々の横の繋がりがなかなか作れない
- 冬季に家の中でできる仕事があれば良い
- 町内においても、学年の異なる児童の情報共有があると良い
- 町内でオムツを変える場所がないので困る




「8月30日にも同じイベントを実施するので、話し足りないこと、もっといろいろな人と話したいと思う方は、是非、時間があればお越しいただきたいと思います。皆さん、ご協力ありがとございました」と和田さんのお話しでした。

オンライン公設塾説明会から続いて参加する方には、帰りにお弁当が配布されました。

子育て中のパパ・ママさんたちが集まって、気軽に楽しくフリートークしながら、ひとりひとりが関わり繋がって、北竜町の町づくりについてみんなで考えていく、素敵な「ママ・パパカフェ」に、限りない愛と感謝と祈りを込めて。。。