2025年1月1日(祝)
年頭のご挨拶 北竜土地改良区理事長 深瀬純一
メッセージ
新年あけましておめでとうございます。
組合員の皆様にはご家族御揃いにてご健勝で新年を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます。日頃より土地改良区の運営、維持管理、並びに事業推進に深いご理解と御協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨年の米の状況については、農水省から作況指数103の「やや良」との発表がされており、5月下旬から6月上旬にかけて一時日照不足となったものの、以降はおおむね高温・多照で良好な生育状況となりました。米の販売価格が上昇しましたが、米作に欠かせない肥料、燃料等の価格もここ数年間で高止まり傾向にあり、安定した生産維持を行うため、費用増加分を販売価格へ反映せざるを得ない状況にあります。農業をめぐる情勢は依然厳しいですが、「食料・農業・農村基本法」の改正により新しい担い手等の農業者が今後も安心して営農を続けることができ、日本の農業の未来が明るいものになることを期待しております。
さて、昨年の7月17日に沼田町の国営導水幹線用水路において漏水事故が発生いたしました。通水期間中の事故であった為、給水車、小型ポンプでの各圃場への注水、破損した用水路の仮復旧工事等、立て込んだ状況ではございましたが、札幌開発建設部、空知総合振興局、北竜町役場、北竜建設業協会や関係機関の皆様方には多大なるご協力をいただきまして、円滑な対応を進めることができ、心か大変感謝を致しております。組合員の皆様におかれましても、大変なご心配とご迷惑をおかけしてしまい心からお詫び申し上げます。今後、再発防止を徹底するため、関係機関との連携を図りながら調査を進めていく予定です。
道営土地改良事業では、北竜南2地区が完了し北竜南1地区の継続に取り組んで参りました。雨の少ない天候もあり夏期施工も含め事業も順調に進み綺麗な工事が出来たのではないかと思っております。新規地区である渭の津2地区の採択も決定しましたので測量等に取り組んで参ります。
最後になりますが、今年も継続事業の推進と施設の効率的な維持管理、経費の削減を目指し、町行政を始め関係団体の御指導、御協力を頂き役職員一致協力して努力いたす所存でございます。組合員皆様の一層の御指導、御協力をお願い致します。
本年が組合員の皆様にとりまして、最良の年になりますように、更に豊穣の出来秋となりますことを祈念申し上げ新年のご挨拶と致します。
<『広報ほくりゅう』2025年1月号・No.713より抜粋>
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