有機栽培米・苗床の準備@ナチュラルファーム黄倉

2011/04/21 1:43 に 寺内昇 が投稿   [ 2012/02/03 23:55 に更新しました ]
2011年4月11日(月)

大地一面を覆いつくしていた真っ白な雪たちは、春の温かな太陽の光を浴びて、ゆっくりと溶け始めています。尊い雪溶けの水が、息づく大地に栄養と豊かな恵みを与えてくださっているのです。

今年1年間私達は、有機栽培法でお米を育てていらっしゃる「ナチュラルファーム黄倉(おうくら)」さんを、取材させていただくことになりました。

「ナチュラルファーム黄倉」さんの皆さんは、去年2010年10月に取材させていただいた、北竜町農業協同組合8代組合長、及びJAきたそらち・前代表理事組合長・黄倉良二(おうくらりょうじ)さんのご家族です。

農法は、息子さんの正泰さん、奥さん・桂子さんご夫婦が引き継がれた自然農法によるものです。

黄倉正泰さんは、北海道大学農学部を卒業され、お父様の黄倉良二さんが1983年(昭和48年)から始められた自然農法水田を引き継がれました。

北竜町で25年間、ご家族の皆さん協力し合い、一体となって、大切に心をこめて、有機栽培米を栽培されていらっしゃいます。



雪深い2月@ナチュラルファーム黄倉・おうくら
(北海道北竜町)撮影:2011年2月28日


特別栽培米「おぼろづき」

黄倉正泰の特別栽培米「おぼろづき」
農薬の使用は除草剤1回・殺菌剤1回だけに限り、殺虫剤は一切使用していません。
化学肥料の使用量を大幅に削減して、有機質肥料を使用して栽培しました。
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お父様・黄倉良二さん、お母様・真佐子さん、
黄倉正泰さん、奥様・桂子さん、長男・大輔さん、長女・ゆきのさん
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◆2010年10月・秋起こし

去年10月、稲刈りが終わった後、秋起こし作業から、母なる大地の手入れがはじめられました。
秋起こしをすることで、土に空気をいれて、土を柔らかくします。空気が入ることによって、水田の地中深くに発生するオモダカ等、雑草の腐敗を促進する役目を果たします。

荒く田起こしが行われた田んぼは、およそ3カ月の間、深い雪に覆われます。そして、真っ白な雪のお布団で長い間冬眠した大地は、春の太陽のあたたかさで目を覚します。

太陽の恵み豊かな大地は、栄養たっぷりの雪溶け水をいっぱいに吸い込みながら、体調を整えていきます。

◆ 参考・特集記事


秋起こし1 秋起こし2

秋起こし3 秋起こし4
秋起こし(2010年10月)


苗床の準備1 苗床の準備2

苗床の準備3 湯気が立つ苗床4
雪も溶けてきた3月下旬



◆2011年3月・堆肥・ボカシ肥料作り

今年3月に入り、雪溶けを待つ間、堆肥・ボカシ肥料作りが行われました。

ボカシ肥料とは、有機肥料を発酵させて肥効をボカシ(穏やかにした)たものをいいます。
ナチュラルファーム黄倉でのボカシの原料となる有機肥料は、大豆油かす、米ぬか、水を2:1:1の割合でブレンドしたものに、田んぼの土を少々混ぜ合わせてつくっていきます。

こうして作られたボカシは、ビニールハウスの中のあたたかい土の上で、1か月の間、じっくりと熟成していきます。

その間、肥料の温度調整をしながら、2週間置きに切り返し(混ぜ合わせる)作業を行っていきます。


ぼかし肥料づくり1 田んぼの土を少し混ぜて

ぼかし肥料づくり2 ぼかし肥料づくり3









◆2011年4月・苗床の土の準備

4月11日、農場を訪れた日、雪溶けも進み、大地から春の息づかいが聞こえてきそうな、あたたかな日和。

ビニールハウスの中では、こんもりと小山に積み上げられた「ボカシ肥料」はネットで覆われ、発酵が促進。
発酵が進み熱を持ち、ゆっくり、じっくりと熟成が進んでいました。

そして、7棟のハウス内では,育苗のための床土(とこつち)の耕起が着々と進められています。

ハウスのビニールがけ、床土の耕起、地温調整、肥料作りなどなど、春を迎えた農家の仕事は、尽きることがありません。

ひとりではできないことも、ご家族皆さんで協力し合い、役割分担された手際良さは感動的で、実に素晴らしいものです。

余すところなく、時間が有効に利用されて、沢山の農作業をこなされています。


まだ雪の残るハウス 苗床整備1

苗床整備2 苗床整備3


自然の恵み、大地の偉大なるパワーをしっかりと受けとり、

逞しく、元気に成長していく「ナチュラルファーム黄倉」のお米さんたちに

限りない感動と感謝と生命をこめて。。。


黄倉ファミリー
黄倉ファミリー
右:お父さん・正泰さん、中央:お母さん・桂子さん、左:長女・ゆきのさん
@ナチュラルファーム黄倉・おうくら(北海道北竜町)




◆ 参考・特集記事 ほか

特別栽培米・おぼろづき(北海道北竜町産)の新米が満天☆青空レストランで紹介されました(2011年10月22日放映)
有機栽培米の防除〜新米の収穫@ナチュラルファーム黄倉(2011年9月28日)

スマートスーツ・ライト(北海道大学の田中孝之准教授と(株)スマートサポート(札幌市、鈴木善人社長)が開発)を、有機栽培米の草取りでモニター中(2011年7月21日)
夏の田んぼの生きもの調査 @ナチュラルファーム黄倉が開催されました(2011年7月17日)
7月17日「夏の田んぼの生きもの調査」参加者大募集!(2011年7月7日)

有機栽培米の草取り@ナチュラルファーム黄倉(2011年7月10日)
有機栽培米の田植え@ナチュラルファーム黄倉(2011年6月14日)
有機栽培米の播種・育苗@ナチュラルファーム黄倉(2011年5月17日)

◆ ナチュラルファーム黄倉(おうくら)
 〒078-2512
 北海道雨竜郡北竜町字和32-1
 Tel・Fax: 0164-34-3552


◇ いくこ&のぼる

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