第4期:2022年度〜2024年度「情報発信による北竜町支援活動」企画書(3か年方針)

2021年12月20日(月)

佐野豊 町長にご説明し、承認していただきました。
 


2021年12月20日(月)

北竜町 佐野 豊 町長

北竜町集落支援員
寺内昇・寺内郁子

第4期:2022年度(令和4年度)〜2024年度(令和6年度)
「情報発信による北竜町支援活動」企画書(3か年方針)
 「町民が元気で輝く北竜町であり続ける」ことを情報発信で支援

はじめに

私達二人は、2010年に北竜町に移住。2022年度は移住13年目の年となります。2010年7月から2013年3月末まで(2年9か月間)、北竜町地域おこし協力隊員として「情報発信による地域おこし」に従事してまいりました。2011年7月に、手作りでポータルサイト「北竜町ポータル」を開設・運営。2013年4月からは「情報発信による北竜町支援活動」企画書に基づき、北竜町集落支援員として活動しております。

2021年3月末までに発信した記事総数は、9,400件程。累計で日本全国の220万人程の皆さんに北竜町の魅力に触れていただくことができました。これも関係者皆様のご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。

今般、第4期:2022年度〜2024年度「情報発信による北竜町支援活動」企画書(3か年方針)をとりまめましたので、ご提案いたします。ご検討の程よろしくお願いいたします。

北竜町ポータル・訪問者数

1.「情報発信による集落支援」の目指す所

「町民が元気で輝く北竜町であり続ける」ことを、情報発信で支援します

  1. 町民が、当たり前だったことの素晴らしさに気づく
  2. 情報受信者である町民が、共感・感動し活性化する
  3. 北竜町民の「人生の価値」を記録し次世代へ引き継ぐ
  4. 北竜町の元気が日本全国に伝わり、日本を明るく元気にする

2. 活動の視点

  1. 町内全域への「目配り・巡回・状況把握」
  2. 町民が状況を把握し「点検」できるわかり易い文章と写真による「情報の共有」
    町に残る親御さん等と、町を出て行った子ども達等の「故郷への想い」を繋げることも視野に入れる
  3. 町長、副町長、役場職員との「町内状況に関する情報交換」
  4. 町の活性化活動への支援

3. 北竜町支援活動3か年方針(2022年度〜2024年度)

(1)方針

❂ 活き活きと活動している北竜町を発信・共有

  1. 人:町民・組織を発信・共有
  2. 文化:北竜町文化を発信・共有
  3. 自然:景色・ひまわりを発信・共有
  4. 対面:集落支援員が町民と町の情報を共有

(2)発信・共有媒体

  1. 北竜町ポータル(https:portal.hokuryu.info)
  2. Facebookページ・北竜町の宝もの(https://www.facebook.com/hokuryunow)
  3. Instagram・北竜町の宝もの(https://www.instagram.com/hokuryunow/)

(3)最新のネットテクノロジーを駆使する

  1. アクセスが増加しているモバイル機器にも適応、さらにセキュリティを確保(https通信)したホームページシステム(Wordpress)に、2019年1月より移行済
  2. 今後も、最新の技術を導入し読者のユーザビリティ向上に努め、情報発信力のアップを図る

(4)具体的な情報発信・共有

  1. 人・組織を発信・共有
    (a)町民取材
    ・北竜町で生き北竜町を支えてきた人日を取材。記事掲載 & フォトアルバム作成・贈呈
    (b)組織
    ・農業法人、各種生産組合の1年間の活動を取材。頑張っている「人」に焦点を当てる
  2. 文化
    (a)北竜町開拓記念式典・功労者表彰取材(1か年1回)
    (b)北竜町町民文化祭・全作品及び全芸能取材(2013年度より全作品撮影公開中)
  3. 自然を発信・共有
    (a)町内風景を週5日「北竜町の宝もの」へ掲載(1か年250件)
    (b)ひまわりまつりの開花状況撮影(7月〜8月)
  4. 集落支援員が町民と町の情報を共有
    (a)和支え合いセンター、碧水支え合いセンター、町内会老人会に赴いて、参加者へ北竜町ポータル記事を通じて町の活動を共有
    (b)毎月1回30分〜1時間程度を予定

    (5)年間の情報発信件数予測

    • 年間記事作成予定 :1,300件(3年間:3,900件)
      ❂ 北竜町ポータル: 1,000件
      ❂ Facebookページ:300件

      2020年度情報発信・記事数

      4. 情報発信・共有により期待されること

      (1)特産品の価値を高める

      ❂ ひまわりライス・メロン・スイカ・黒千石大豆・ひまわり油を栽培・製造している過程、栽培者の様子を発信することで特産品への理解が深まる。北竜町の特産品に興味を持ってもらうことで、売上向上、ふるさと納税寄付額アップに繋がることが期待される

      (2)観光の価値を高める

      ❂ ひまわりの開花状況・サンフラワーパーク北竜温泉のタイムリーな情報提供は、読者の北竜町観光への理解を促す。北竜町の観光に興味を持ってもらうことで、売上向上・町の活性化に繋がることが期待される

      (3)農業実習生・移住者にとって貴重な情報となる

      ❂ 農業実習生が北竜町を選んだ理由のひとつに、北竜町ポータルで記事を読み北竜町がよく理解できたことを挙げている。どのような人が住んでいて、どのような産業があり、町の四季はどのような景色かなどが判断できる情報は、移住者にとって制度的な情報と同様に重要な情報となると思われる

      (4)複合的情報発信を促す

      ❂ 2020年度にマスコミ等への画像等の提供は10件。英文Webサイト「日本政府観光局(JINTO)」などでも採用され、北竜町ポータル以外のサイトからも複合的に北竜町が発信されている

      5. 活動予算の措置に関する提案:集落支援員制度の活用

      第1期(2013年度〜2015年度)、第2期(2016年度〜2018年度)、第3期(2019年度〜2021年度)と同様に、総務省集落支援員制度の活用を提案いたします。

      情報発信するために町内を巡回し、町民一人ひとりに取材し発信し共有する業務は、町内の「目配り」であり「状況把握」業務といえます。さらに、町の活性化を期待できる情報発信・情報共有業務は、総務省の「集落支援員」制度の目指す「集落の活性化」に合致していると考えます。

      (1)総務省・集落支援員制度とは

      概要

      平成21年(2009)より本格的に自治体に導入されている。市町村職員とも連携し、ノウハウ・知見のある人材が集落への「目配り」として、集落の巡回、状況把握を実施。制度として年限制限は無い。委嘱年限も各市町村に委ねられている。

      経費について

      1. 特別交付税措置による
      2. 専任の集落支援員の場合:
        集落支援員1人当たり 4,300千円(参照ページ:令和3年 過疎地域等における集落対策の推進要綱)
      3. 自治会長など他の業務との兼任の場合:
        集落支援員1人当たり 400千円(調査した額が下回る場合、当該額)

      ※ 集落支援員制度の適用については、「地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ・知見を有した人材が、地方自治体からの委嘱を受け、市町村職員と連携し、集落への『目配り』として集落の巡回、状況把握等を実施」という目的を達成するのであれば、手法は問わない。各自治体が必要だと思われる人材を採用し、制度を活用して欲しい。(2012年9月、総務省 地域力創造グループ 人材力活性化・連携交流室 に確認済み)

      2020年度(令和2年度)の全国における取組状況等

      ❂ 道府県分:3(対前年比:± 0)
      ❂ 市町村分:358市町村(対前年比:10増)
      ❂ 専任の「集落支援員」の設置数:1,741人(対前年比:5人増)
      ❂ 自治会長などとの兼務の集落支援員の設置数:約3,078人(対前年比:242人減)

      2020年度北海道(専任の集落支援員のみ):49名(対前年比:1人減)、18市町村(対前年比:2減)

      ❂ 松前町:1、乙部町:1、寿都町:3、蘭越町:1、ニセコ町:7、積丹町:1、比布町:1、東川町:13、南富良野町:1、和寒町:1、美深町:1、音威子府村:1、中頓別:1、美幌町:1、白老町:4、厚真町:5、白糠町:3、北竜町:3
       

      総務省・集落支援員制度について
      地域力の創造・地方の再生に関する制度。
      総務省・集落支援員制度についてはこちら >>
      総務省

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