Senin, 20 Januari 2025
北竜町に令和7年1月1日(水)付けで北竜町教育長に着任された田中佳樹氏に、これまでの経歴や教育に対する思い、そして目指す未来について語っていただきました。
就任直後の多忙な中にも関わらず受けてくださったインタビューは、田中 教育長の教育に対する熱い情熱が感じられる素晴らしい内容でした。
田中佳樹 新教育長・インタビュー
田中佳樹氏プロフィール
- 出身:北竜町桜丘
- 生年:1956年(昭和31年)生まれの68歳
- 田中 教育長は北竜町で生まれ育ち、真竜小学校、北竜中学校、深川西高校、北海道教育大学を卒業されました。佐々木康宏 町長とは、小・中・高と同学年。田中 教育長のお母様は教員で、真竜小学校に十数年勤務し、習字の塾も運営されていて町民から慕われていた方でした
教員歴
- 保健体育教師:歌志内中学校、深川中学校、雨竜中学校、秩父別中学校
- 教頭 :赤平中学校、滝川市立開成中学校、岩見沢東高校
- 校長 :岩見沢上幌向中学校、雨竜中学校、岩見沢市立明成中学校
- その後 :6年間岩見沢市教育委員会教育委員(教育長職務代理者)
多彩な才能
田中 教育長はスポーツマンで、剣道、野球、ラグビー、陸上、スキーに精通。スキー指導員・野球審判の資格も取得されています。
小学校では剣道、中学校では野球、高校ではラグビー・ウイング、大学では陸上・短距離をしていました。教員になってからはスキー指導員を務めると共に、野球部の担当として野球審判の資格も取得しました。さらに、社会人ラグビーでは「北海道教員」チームに4年間在籍し、「深川ラガー」チームにも加入して35歳までプレーしていました。
北竜町への恩返しは今しかない
田中 教育長は昨年12月、佐々木町長からの突然の電話で、町長の熱い想いを伝えられたと語ります。
「正直言って、この歳で自分のステージを変えることは相当勇気のいることでした」と振り返り、最初は丁寧にお断りしたそうです。
しかし、自分の想いを覆すような心が熱くなる町長の話を聞き、「生まれてから大学卒業するまで北竜町で育ち、母親が北竜町の皆様にお世話になりながら、人生のほとんどを北竜町で過ごしました。北竜町に恩返しができるのは今しかない」という考えに至り、決意を固めました。
生徒指導は子どもが自分らしく生きていくための道しるべ
田中 教育長は「生徒指導とは、子どもが自分らしく生きていくための道しるべです」と語ります。
日本の教育は長年変わらない方法を続けていますが、現在変わりつつあるところもあると指摘します。先生方の子どもとの向き合い方を変えていけば、学校が変わります。
子どもたちは、将来この町を作っていく大切な人財です。学校教育の中で、共に遊び助け合った経験を持てば、数十年後には仲間以上の関係性を持って戻ってくると考えています。
田中 教育長は「今求められているのは、やらされるのではなく、自分で勉強する日本人の育成、自立した学習者を育成することが一番大事だ」と強調します。
知識を詰め込むだけではなく、学ぶことの楽しさを感じることが重要だと述べます。来年度から、子どもたち同士が共感できる関係性を築けるような取り組みを始めようとしてきました。
物事を解決思考で考える教育
田中 教育長は教育の基盤が変われば教育自体も変わると考えています。物事を解決思考で考える癖をつけるために、年間4回程先生方を対象として、子どもたちへの指導を変えるための研修を行うことを計画していきます。子どもたちが将来北竜町に戻ってきて「僕たちが町を作るんだ」という基盤を、これから作れると述べています。
ピア・サポート的な思考は校長時代から
田中 教育長がピア・サポート(peer support)的な考え方を持つようになったのは、校長になってからです。それまで体育教師として体育会系の時代を過ごしてきましたが、先生方の苦しみを見てピア・サポートを学び始めました。先生方が様々な引き出しを持って取り組めば問題解決できると考え始めたのです。
コーチング指導での相手を受け止める思考
コーチング指導を学んだ時、田中 教育長は今までの考え方がひっくり返ったと実感しました。相手を受け止めることは、相手を完全に認めたわけではなく、賛成したわけでもなく、「そうか、あなたはそう思うのか」と受け止めて、もう一度考えてみることが重要なキーポイントとなると述べます。
ピアサポートという考え方を北竜町の特徴に
田中 教育長は、これまで岩見沢市で実践してきたピア・サポートの役割を北竜町でも活かしたいと考えています。
ピア・サポートとは、「受容と共感を持つ人同士の支え合い」を表す言葉で、子どもたちに対立やトラブルの対処法を教えるプログラムです。北竜町が9年制の義務教育学校に移行する中で、ピア・サポートを導入することは良いチャンスだと述べています。
目的意識を持った問題解決思考の重要性
社会全体が「何が悪かったのか、何が問題だったのか」という問題思考を持っていますが、田中 教育長は「プラス思考的な考えを持ち、良い面を見つけて目的意識を持つこと」が本来の問題解決につながると考えています。
子どもたちに対しても、悪いところを見つけて指摘するだけでは解決にならず、一人一人の良いところを見つけて伸ばすことが重要だと述べます。
発達障害の子どもの心の在り方
田中 教育長は、発達障害の子どもたちに対しても、心を安定させるための方法を模索していくと述べています。子どもたちの個性を理解し、無理に枠にはめ込むのではなく、個々のペースに合わせた指導が必要だと考えています。
学校におけるAI指導の現状
現在、学校ではAIドリルを取り入れており、AIが子どもたちの学習状況を分析し、適切な学習プランを提供しています。問題をクリアできるまで学習方法を変化させ、繰り返し質問し、子どもたちが理解を深めるよう導いています。
問題解決技法とワークショップ型研修の実施
田中 教育長は、これまで問題解決のためのワークショップ型研修を実施してきました。先生方が異なる立場で役を演じ、様々なシチュエーションでの相手の気持ちを考えることで、気づきを得ることが目的です。
田中 教育長は「私は行政のことはあまりわかりませんが、現場のことに関してはしっかりとした想いを持っています。
今一番考えていることは、先生方の考え方を変えたいという思いです。今の私があるのはこの町に育てていただいたおかげです。北竜町にはこれまで恩返しができていなかったので、やれることを精一杯やっていきたい」と語りました。
子どもたちの心に寄り添い、相手をおもいやり優しくしっかりと受け止め、ポジティブ思考で光輝く明るい方向へと前進していく、田中佳樹 教育長の教育魂!
これからの北竜町を担う素晴らしい子どもたちの偉大なる学校教育に、限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。
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◇ Pelaporan dan penulisan oleh Ikuko Terauchi (fotografi dan bantuan editorial oleh Noboru Terauchi) .