農業のプロ・和泉記彦 店長が管理するふるさと農園「みのりっちファーム」@北竜町農畜産物直売所「みのりっち北竜」

2012/04/11 22:11 に 寺内昇 が投稿   [ 2012/06/23 16:07 に更新しました ]
2012年4月12日(木)

今年6月にグランドオープンを予定している、北竜町農畜産直売所「みのりっち北竜」では、ふるさと農園「みのりっちファーム」の会員募集がスタートしました。「ふるさと農園」は、「市民農園」とも呼ばれています。


「みのりっち北竜」は、北竜町のママさんを始め、農家の方々が自家栽培の野菜を販売する直売所です。販売される野菜たちは、元JA職員技術者・和泉記彦(いずみ としひこ) 店長の元、生産履歴が管理された「安全・安心」な野菜類が販売されます。

 直売所「みのりっち北竜」の管理・運営を統括される専任店長・和泉記彦さん(65歳)に、お忙しい中お話を伺いました。


写真:和泉記彦 店長
北竜町農畜産物直売所「みのりっち北竜」和泉記彦 店長


和泉さんは、北竜町農業協同組合(現・きたそらち農業協同組合北竜支所)を1999年に退職されるまで、営農推進課で農園栽培に関わり、ハウスでのアスパラガスの苗栽培もしていらっしゃいました。20年くらい前のハウス栽培は、地下パイプを通した温泉熱で育苗が行われていたそうです。

和泉さんは、北竜町のひまわり栽培の立ち上げに深く関わっていらっしゃいました。当時1989年(平成元年)、北竜町「ひまわりの里」の造成がスタート。農協青年部が中心となって、北竜中学校の皆さん、町役場・農協・土地改良区・商工青年部・商工会職員の多くの方々の協力の元「ひまわりの里」の基礎が作り上げられていきました。

社団法人 農山漁村文化協会が発行する大百科辞典『農業技術大系作物編・第7巻には、和泉記彦さんの「ヒマワリ栽培技術」についての論文(執筆・1996年)が掲載されています。
また、和泉さんは、農協退職後は、(株)武蔵野種苗園・顧問に就任されるなど、広い分野にわたり活躍されていらっしゃいます。

和泉さんの農園栽培に対する想いは強く、20年もの間、さまざまな構想を温めて熟成されていらっしゃいました。そんな和泉さんの熱い想いが大きく膨らんで「みのりっち北竜」専任店長という御役目に繋がっていきました。

直売所「みのりっち北竜」での独自の試みとして、サンフラワーパーク北竜温泉の構内に設けられた、ふるさと農園「みのりっちファーム」があります(地図)。会員が、借地農園で農産物を栽培し、収穫したものを直売所で販売することが可能なシステムです。

和泉さんが長年温められていた、ふるさと農園「みのりっちファーム」構想についてのお話です。


写真:育苗ハウス    写真:育苗ハウス
ふるさと農園「みのりっちファーム」育苗ハウス


ふるさと農園「みのりっちファーム」においては、他の市町村の「貸し農園」とは異なる、オリジナルなサービスを作り上げていきたいと考えていらっしゃいます。

  1. 賃貸料は、1区画30坪(100㎡)で、年間16,000円(消費税込み)
    その料金には、サンフラワーパークホテルでの宿泊(1泊朝食付き)2泊分がセットされています。
    5月〜10月土曜日のホテルの宿泊料金(朝食付き・1人)は、7,700円(消費税込み)ですので、15,400円に相当、大変お得な料金設定です。
    また、複数区画を申し込まれた方の2区画目以上の区画と、北竜町在住の方は、1区画8,000円となります。
    宿泊が不要な方も、1区画8,000円となります。

  2. 直売所の特設コーナーで販売することが可能
    例えば、会員となった生産者が週末に農園を訪れ、畑の手入れをし温泉に宿泊。次の日の早朝に収穫した農産物を、直売所「みのりっち北竜」の特設コーナーで販売することが可能です。お客さんとの対話を楽しみ、お小遣いを得ることができます。売れ残った野菜類は、自宅用におみやげとして持参できます。

  3. 畑の耕し、堆肥・石灰・有機肥料の散布は農園で行います
    農地整備の面では、直売所「みのりっち北竜」がふるさと農園の圃場全体を一括して耕し、堆肥・石灰(土壌のPH管理)・有機肥料の散布も、農園利用開始(5月1日)前に行います。賃貸料の中に作業が入っています。
    栽培経験のない初めての方でも、肥料などを心配することなく、安心して栽培することができます。

  4. 安全な農薬などの使用を管理
    使用する農薬などについても、ふるさと農園「みのりっちファーム」が定める安全基準に基づいて管理されるので、安心安全な農作物の栽培が確保できます。直売所「みのりっち北竜」では、生産履歴が管理された野菜類が販売されますが、ふるさと農園「みのりっちファーム」で栽培された野菜なども、生産管理が担保されます。

  5. 試験的な育苗を請負います(有料)
    ふるさと農園「みのりっちファーム」に附属するハウス内の一画では、トマト、メロン、スイカなど珍しい多種多様の種、苗の試験栽培が行われています。新しい農産物を栽培したい会員は、育苗をふるさと農園「みのりっちファーム」に依頼することも可能になるそうです(有料)。

  6. 草刈り・収穫・発送を行います(有料)
    畑の手入れが困難な会員の方でも大丈夫。有料で、ふるさと農園「みのりっちファーム」が草刈り・収穫等を行います。町外の遠方の方や初心者の方でも、手間入らずで、安全・安心な農産物を味わうことができます。
    また、会員の方の送料負担で、収穫物の送付サービスも予定されています。

  7. 冬期に豆腐づくり・味噌づくりなどを行う構想があります
    将来的構想として、冬に「みのりっち北竜」で、グループ単位で、自分たちが栽培して秋に収穫した農産物を使って、加工品づくりの体験が可能になるのではないかと考えています。例えば、大豆栽培×収穫×豆腐づくり、または味噌づくりなどなど。自分達が栽培した農産物で、豆腐づくりや味噌造りを楽しみ、ホテルに泊まって北竜温泉につかり、体の内も外もリフレッシュする旅はいかがしょうか。


写真:みのりっち北竜    写真:みのりっち北竜
外観:北竜町農畜産物直売所「みのりっち北竜」


直売所「みのりっち北竜」へ参加する農家の募集については、昨年の暮れから冬中、和泉店長自ら、町内の農家をひとつひとつ丁寧に歩いて説明されました。

その結果、およそ70農家の方々から参加可能であるというご意見をいただき、現時点で参加を表明されている農家は30農家に及ぶとのことです。

すべての活動が、試行錯誤の連続です。和泉さんの「みのりっち北竜」にかける熱い想いは、益々大きく広がっていきます。
どんな「みのりっち北竜」に成長していくのか、とても楽しみです。
私達も力の限り、精一杯応援していきたいと思います。


写真:直売所内    写真:バックヤード
左:直売所内  右:バックヤード



北竜町の町民みんなで力を合わせ、創りあげていく

熱い想いがいっぱい込められた北竜町の宝物「みのりっち北竜」に

限りない愛と感謝と笑顔をこめて。。。



写真:視察風景
視察模様(撮影:2012年4月10日)
佐野豊 町長(左) 和泉記彦 店長(中) 北竜町産業課・高橋利昌 課長補佐(右)


ふるさと農園「みのりっちファーム」@北竜町農畜産直売所「みのりっち北竜」
写真(30枚)はこちら


◆ お問い合わせ
 北竜町農畜産物直売所「みのりっち北竜」和泉記彦(いずみ としひこ)店長
 〒078-2511 北海道雨竜郡北竜町板谷338-5
 Tel:0164-34-2455  Fax:0164-34-2422


◆ 参考ページ

ふるさと農園「みのりっちファーム」会員募集のお知らせ(2012年4月10日)  
北竜町農畜産物直売所「みのりっち北竜」紹介ページ


◇ いくこ&のぼる




Comments