北竜町観光の思い出を振り返る
元北竜町ひまわり観光センター管理人・浅野進
北竜町役場職員住民課では、桜まつりの老人クラブの参加者の取り纏め、サンフラワーパークでは支配人として観光客に対応、企画課長では観光協会事務局を担当し、永楽園園長では、入居者にひまわりの鑑賞を企画。
北竜町ひまわり観光協会が50周年を迎えられましたことに心からお喜び申し上げます。
本町のひまわりは、農協婦人部による1戸1アール作付け運動が発端となり、観光資源として積極的に取組まれて来ました。
平成9年には、観光センターがオープンし、更に「ひまわりの里』の面積も年々拡充され、平成18年には23.1分に200万本のひまわりが咲き誇り国内外から多くの観光客が訪れる一大観光地となっている事はご承知の通りであります。
さて、私は平成21年にひまわり観光センターの管理業務の委託を受け、以来令和4年までの14年間、毎年40日間のひまわりまつりの管理を行って来ました。
この間毎年色々な出来事がありましたが、私が特に思い出深い事項のひとつは、東京から家族でひまわり観光に来ていた子どもさんが迷子になったことでした。館内・外放送で確認しても親が来ないため、警察に来ていただき良く確認しますと、旭川市の親戚と車2台で来たとのことでした。
全員が乗ったかどうか確認せず、子どもが2台のどちらも乗っていると思い子どもさんを残したまま帰ってしまいました。その後やっと連絡が付きましたが、大変な1日でした。
また、ある時は金持ちの社長さんらしき男性が、今日飛行機で東京から来た、テレビではひまわりが満開だったので楽しみにして来たが「花が咲いてない!!」と怒されたことでした。私はその時ひたすら謝るしかありませんでした。
これからも色々課題や問題があると思いますが、町民一丸となって観光客を受け入れていただきたいと思います。
最後になりましたが、50周年記念誌発刊に心から祝意を表しますとともに、北竜町ひまわり観光協会が益々発展しますことを祈念申し上げてお祝いの言葉といたします。