12 観光協会の思い出:元ひまわり観光協会事務局長・山田伸裕 氏

12 観光協会の思い出:元ひまわり観光協会事務局長・山田伸裕 氏

「土地収用法」って?

元ひまわり観光協会事務局長・山田伸裕

平成3年4月~平成10年3月商工観光係長を担当し、ひまわりの里駐車場・観光センターの整備等に尽力した。ひまわりの里を観光地として整備に尽力した。平成20年10月より平成23年3月まで産業課長として観光協会事務局長として観光振興に取り組む。
 
 
平成3年4月から平成10年3月までの7年間、商工観光係長として観光行政に携わった。

通過型の町が目的地として確立が始まったのが平成2年から、ひまわりまつりの期間中13万人の人達がひまわりの里を訪れた。受け入れ体制が不充分なため、緊急避難的に隣接する北竜中学校のグラウンドを臨時駐車場として使用させてもらった。

しかし、人入りは我々の予想を遙かに超える車両数、夏休み練習中の野球部は内野の方へと追いやられる事態となってしまった。

グラウンドは、タイヤの跡ででこぼことなり非常に心苦しかった事を思い出す。

人込みは年を重ねる毎に増加し続け、この一時的な対応は限界を迎えた。

平成6年からは入り込み数が20万人を突破し、平成7年秋駐車場整備の話が持ち上がり次年度に向けての施設備に着手、駐車場を何処に繋備するか協議が始まる。

周辺地は、農地であったが、隣接地でありそこに決定した。「山田君土地収用法を適用して取得しょう」と上司から声が掛かる。

「土地収用法っていったい何だ?」法律に無知な私はすぐさま調べてみる。「公共性の高い事業を土地の所有者から土地を収用することを認めている法律」。公園駐車場外として申請することになった。大きな地籍図に色付けをし、収用目的、収用による効果等多くの申請書類を作成して、道の収用委員会へ数回通った。収用法を完全に理解していない中のヒアリングには苦労した事が蘇る、何とか許可を得る事が出来、大型駐車場が整備され完成した。

いまだにこの駐車場がひまわりまつりの期間中に車両で満車になっている状態を見ると苦労した事が報われる。

 

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