北竜太鼓(中村裕世 代表) 平成24年度きたしん「ふるさと振興基金・文化奨励賞」を受賞

2013/03/30 17:55 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/03/30 15:44 に更新しました ]
2013年3月31日(日)

3月28日(木)、北空知信用金庫(阿部利雄 理事長)が主催する「平成24年度きたしんふるさと振興基金」の表彰式が、同金庫本店(深川市)にて行われました。表彰は、「産業技術」部門「ふるさと活性化」部門「文化」部門の3部門から、8団体が受賞。受賞者の方々には、表彰状と助成金が授与されました。今年度は、「北竜太鼓」(北竜町)が文化部門きたしん文化奨励賞を受賞されました。

「ふるさと振興基金」とは、地域の産業技術の向上、地域活性化、文化向上などに努力している団体や個人を表彰し振興するもので、対象は、上川管内幌加内町を含む、1市6町(深川市、妹背牛町、沼田町、幌加内町、秩父別町、雨竜町、北竜町)となっています。

北空知信用金庫の地域社会貢献活動事業としての「ふるさと振興基金」は、1990年(平成2年)に創設。さらに、地域に密着した活動を支援するため、2011年、創立60周年を節目に運用方法を見直し3つのカテゴリーに分け、部門ごとの表彰となりました。

深川市内  深川市内  司会  開会宣言 


 ご挨拶:北空知信用金庫・阿部利雄 理事長


「北空知信用金庫は、金融の仲介が上手くいかない時代の中で、昭和25年(1950年)8月に、深川市の有志の方々が事業を開始し始まりました。 創立60周年を迎えた平成22年(2010年)の8月、札幌支店が開設され、本店を深川市に置き、北空知地域を中心に、旭川市、滝川市、札幌市周辺の10市13町を事業区域としています。本年2月末で約9,000名の会員となっています。
『地域と運命共同体にある』として、地域の経済と深い関わりをもった活動を行なっています。
それぞれの地域、それぞれの立場で頑張っておられる事業所の方々、団体、同好会の皆さんの活動のお手伝いができればと思い、『ふるさと振興基金』は3年前に活動内容を変更し、3つのカテゴリーに分け、それぞれの部門毎に表彰しています。
表彰においては、各地の商工会、商工会議のご協力、文化連盟のご推薦を頂き、10名の審査員の方々の厳正なる選考結果に基いての表彰となりました。
地域の皆さんの活動の『応援メーッセージ』となるよう、努力していきたいと考えております。
今後とも、皆さんのご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。本日は誠におめでとうございます」


ご挨拶   北空知信用金庫・阿部利雄 理事長 


産業技術部門:きたしん産業技術賞

株式会社 高橋商事(深川市)

販売から100年を迎えるにあたり、新商品の開発に着手。コンセプトは地元米を使用し、ウロコダンゴの食感に似た羊羹。3年間の試行錯誤の末、完成。2010年(平成22年)から2012年までの2年間で約2万箱販売。市内だけでなく、道内からも好評を得ている。

ウロコダンゴは、1913年(大正2年)、深川駅を起点とする国鉄留萌線開通記念として、記念ダンゴを製造したのが始まり。その当時、留萌沿岸では鰊が豊漁で、形が三角形でウロコに似ていることからウロコダンゴと命名。
2010年には、新商品としてウロコダンゴ羊羹が登場。 ウロコダンゴ同様に、道産の米粉を混ぜた羊羹。米粉の量を約5%に抑え、あんや寒天と混ぜて固めたもの。味は小豆、黒糖、抹茶の3種類。3本セットで840円。

2013年の今年は、深川駅が115歳、ウロコダンゴ100歳を迎えます。5月には新たに新製品が発売予定ということで、楽しみです。


株式会社 アルバ(妹背牛町)
ハーブウォーター
2007年(平成19年)より行なっているハーブマットの製造工程で、剪定した後のハーブの葉の有効活用ができないか試行錯誤の末、製品化に踏み切る。

乾燥させたハーブを約3時間ほどかけて蒸溜したあと、天然ハーブの香りがつまった水のみを抽出し、天然ハーブウォーターを製造。妹背牛町の活性化の為に、さらなる活発な活動を目指す。

天然100%ハーブウォーターは、キッチンハーブ(ローマンカモミール)、ペットハーブ(ペニーロイヤルミント)、ブーツハーブ(クリーピングタイム&アップルミント。1本(250ml)980円。

「鈴木電気商会」「もせうし温泉ペペル」「カフェキッチン日溜里」などで販売されているとのことです。



ふるさと活性化部門:きたしんふるさと活性化奨励賞

特定非営利活動法人シュマリナイ湖ワールドセンター(幌加内町)

朱鞠内湖内の宿泊・研究施設を、幌加内町振興公社から引き継ぎ、朱鞠内湖のPRを推進。
アウトドアイベント・キャンプイベント、朱鞠内湖のお土産、わかさぎの商品開発を行い、新たな観光客の確保に取り組む。


ちっぷ・喰物まつり実行委員会(秩父別町)

食をテーマにしたお祭りで、地場産農産物の消費拡大を図り、地産地消につながるお祭りとして町民からも高い評価を得ている。


受賞模様  受賞模様  受賞模様 
授賞模様


文化部門:きたしん文化奨励賞

深川混声合唱団コール・メム(深川市)

創立45周年を迎え、定期演奏会は連続29年行われている。深川市内はもとより、市外でも活動の幅を広げている。
病院施設などのボランティア活動を積極的に行なっており、深川文化活動を通じて振興の活性化を補う。


納内地域づくり推進協議会(納内町)

納内地域の方々の交流・触れ合いの場を広げるため、「納内ふるさと劇場」の開催、人気映画の上映等、地域を盛り上げるための様々な活動を積極的に行なっている。

2006年(平成18年)から映画会、2009年から人情芝居を開催。子供から高齢者まで家族が一緒に楽しむことのできる会を無料で行なっている。
2010年には、避難場所や避難時に手助けが必要な世帯など記載した防災マップを作成。


秩父別町まちづくり協働隊(秩父別町)

わがクリーン大作戦として、道路の清掃、街路樹清掃など、ボランティアを中心とした環境美化活動。郷土・資料を振り返るものとして郷土写真史「ちっぷべつの歩み」を作製。文化継承を行う貴重な資料となっている。

秩父別町まちづくり協働隊は、2006年(平成18年)に発足。市街地や墓地の清掃、子供たちへの昔遊びの提供、雪像作り等、様々な活動において活躍。
写真史「ちっぷべつの歩み」の発行は、協働隊のスローガン「自らができることは自ら行う」と掲げる協働隊員の皆さんの努力の賜物です。


北竜太鼓(北竜町)

町内事業の成人式、町民文化祭などに参加して演奏。日本太鼓財団北海道道西支部に加盟し、コンクール、町外での演奏会に参加し、北竜町のPRを積極的に行う。

今年で20年目を迎える「北竜太鼓」。園児・親子・小学生・中学生など年齢も幅広く、現在およそ40名を超える会員数。
練習は、毎週水曜日と金曜日(19:00〜21:00)、場所は、北竜町碧水生きがいセンターの体育館。
太鼓演奏は、毎年5月、6月から毎週1回くらいのペースでイベントに参加。
「楽しんで継続すること」をモットーに和太鼓を身体ごと感じて楽しむ活動を行なっています。


受賞模様  受賞模様  受賞模様  受賞模様 
授賞模様


▶ お礼の言葉:(株)高橋商事・高橋博樹 代表取締役社長

「本日は誠にありがとうございます。
昨年より新製品に取り組んでおり、5月の発売に向けて精一杯取り組んで参ります。
この基金も新製品に向けて有効的に活用させていただきたいと思っています。心よりお礼申し上げます」


お礼  (株)高橋博樹 社長 
(株)高橋博樹 社長のお礼の言葉 


記念撮影 
記念撮影


北竜太鼓(中村裕世 代表)   北竜太鼓 
受賞を喜ぶ北竜太鼓(中村裕世 代表)の皆さん


受賞 おめでとうございます。

皆様の益々のご活躍を心よりお祈りいたします。



わが町をこよなく愛し わが町の発展の為に

熱い情熱と想いを注ぎ続ける人々に

限りない尊敬と感謝と祈りをこめて。。。



ウロコダンゴ   ウロコダンゴ   ウロコダンゴ 
ウロコダンゴ(高橋商事)


高橋商事本店を飾る花 
(株)高橋商事の店先を飾る花

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◇ 撮影・編集=寺内昇  取材・文=寺内郁子