「北竜サンフラワーバーム」新発売!北竜町産ひまわり油80%使用・化学的な添加物無し

2019/07/28 15:01 に 寺内昇 が投稿   [ 2019/07/28 15:02 に更新しました ]
2019年7月29日(月)

この度、北竜町産ひまわり油をつかった「北竜サンフラワーバーム」が新発売!
(株)マーヴェラス(旭川市)が製造、(株)北竜振興公社(北竜町)が販売しています。


北竜町産ひまわり油をつかった「北竜サンフラワーバーム」 
北竜町産ひまわり油を使った「北竜サンフラワーバーム」


株式会社マーヴェラス(旭川市)志水 洸一 代表取締役社長

志水洸一 代表取締役社長(33歳)は、旭川市出身。高校卒業後、美容専門学校で学び札幌市の美容室に就職。その後、独立して旭川市に美容院を設立。美容院を経営しスタイリストをしながら、化粧品に着目。石鹸をOEM製造・販売するも苦労を重ねる。

その後、良い品を創るという原点に立ち返る。
地元の素材にこだわった、生産者の顔が見える商品として「GOCHI SOAP(ゴチソープ)」という石鹸を自社工場で製造、販売する。 

 作った石鹸をベースに、ロケットの燃料を開発。また、昨年2018年から、旭川市江丹別で雪原の夜空にランタンを飛ばすイベント「雪景色のランタンフェスティバル」を実施し、実行委員としてご活躍中。


(株)マーヴェラス・志水洸一 代表取締役社長(右)、コスメ事業部・安食めぐみさん(左) 
(株)マーヴェラス・志水洸一 代表取締役社長(右)、コスメ事業部・安食めぐみさん(左)


株式会社マーヴェラス(旭川市)志水 洸一 代表取締役社長、同社コスメ事業部・安食めぐみさんがサンフラワーパーク北竜温泉に来訪された際、お忙しい中お話を伺いました。


インタビューの様子 
インタビューの様子


独立して美容院経営、そして自社工場で石鹸製造・販売

美容室に来てもらった時にだけではなく、家でも使えるものが創れないかと考え、5年前に化粧品事業をスタートしました。最初は化粧品製造を外注するOEMという形式をとって、シャンプー、ボディソープ、化粧品などを製造。しかし、署品ありきの考え方には限界がありました。使う人のことを想い、素材を北海道のものにこだわりたいと思うようになり、様々な素材をトライすることのできる自社工場を建設しました。

流行のフィールドに乗るのではなく、地元から生まれる商品開発を目指す

美容の世界は「流行に乗って美を出す」という流れがあり、その流行は都会から生まれています。人数の多い所から少ない所へ流れていくのが流行。都会から田舎へです。今までは、その流行という流れに乗ってしか商品が出せませんでした。

しかし今までとは逆に、流行の川下の部分で地元のものを使い、産地にこだわった商品が生み出せるのではないかと感じるようになったのです。地元にちゃんとしたものがあれば、逆に田舎から都会へもっていけると思ったのです。

石鹸工場を建設し「GOCHI SOAP(ゴチソープ)」誕生

石鹸の材料として、旭川市近郊の酒粕、黒米、トマト、はちみつ等などの食材を使い、生産者の顔が見える商品にしていこうと考えました。その方法から、流行じゃない地元からの流れを生み出すことができました。決して「おみやげ(ギフト)」ではなく、自分たちが継続的に使う本当に良いものを目指したのです。その結果、生まれたのが、食材を使ったごちそうソープ「GOCHI SOAP(ゴチソープ)」です。

 「北竜サンフラワーバーム」誕生

2年ぐらい前から、固形の油で作る商品の開発を始めました。最初は、髪のスタイリング用に作りました。
バームの成分は肌に馴染みやすく、肌にも髪にも使用することができます。化学的な添加物無しの健康的な商品となり、手が荒れない、子どもの口にはいっても大丈夫な商品だと実感しています。

様々な油が使えることがわかり、最初はシアバターで作りました。ある時、北海道コスメ協会の方から紹介を受け、北竜町のひまわり油に出会ったのです。


北竜サンフラワーバーム3種類のパッケージ(内容は1種類) 
北竜サンフラワーバーム3種類のパッケージ(内容は1種類)


北竜サンフラワーバームは北竜町産ひまわり油80%・科学的添加物無し

ひまわり油80%、蜜蝋19%、ビタミンE(酸化防止剤)1%相当のみで、パラベンやアルコールなどの化学的な添加物は無し。香りは柑橘系。バームの消費期限は3年。ボディの乾燥しやすい部分に少しず塗布します。

ヒマワリの種から取れるヒマワリ油は、ビタミンが豊富、無臭で食用にも美容にも使われています。手足や顔に塗れば、高い保湿効果が期待でき、肌につやを与えるとされています。性状が安定していて、良い商品が作れています。固形の油だと、添加物なしで作れます。ひまわり油自体が、酸化しにくい油と言われています。

「バーム」とは油のみの組成で常温で個体、「クリーム」は水と油の混合体で常温では柔らかい状態の呼称です。

北竜サンフラワーバームのパッケージは「どれにする?」

パッケージデザインに仕掛けがあります。内容は同じでパッケージの色を3種類とし、購買者には色を選んでいただきます。このサイズで買う時、まず買うか買わないかの選択、次にどれが自分に合うかの選択肢があります。YESかNOではなく、「どれにする?」の選択技の方が購入しやすい、という心理をついた方法です。

今後の展開は「季節ごとの魅力に絡めてデザインを変化させていく」ことを考えています。


北竜町役場企画振興課ひまわりプロジェクト推進室・能代川康人 課長補佐(左) 
北竜町役場企画振興課ひまわりプロジェクト推進室・能代川康人 課長補佐(左)


今後目指すものは、地域の交流人口の増加、そして人々の幸せ感を増すこと

ただ単に町の人口を増やすのではなく、町に関係する交流人口を増やしていきたいです。自分たちの地域の人口を増やすということは、自治体間による人口の奪い合いにつながるということです。

それよりも地域住民の「幸せ感」を増やしていくことが重要だと考えます。そのような考え方で経営をおこなっていくつもりです。減るからこそ豊かになるものがあると思うのです。


インタビューの様子 
インタビューの様子


地域の想いとパワーが秘められた「北竜サンフラワーバーム」、
人々の身体をきれいに、健康的に、そして幸せへと誘う(株)マーヴェラスの商品の数々に、
限りない愛と感謝と祈りをこめて。。。


サンフラワーパーク北竜温泉 
サンフラワーパーク北竜温泉


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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子