農事組合法人みずほファーマーズ【No.10】空知農業改良普及センターの水稲生育調査の苗植え

2017/05/21 0:45 に 寺内昇 が投稿   [ 2017/05/21 21:56 に更新しました ]
2017年5月20日(土)

農事組合法人みずほファーマーズでは、田植えが順調に進んでいます。


順調な田植え
順調な田植え(撮影:2017年5月19日)


5月19日(金)、高田秋光理事(北竜町三谷)ご自宅の隣の圃場にて、空知農業改良普及センターの水稲生育調査の苗植えが行われていました。この高田理事の圃場での稲作況調査は、20年以前より続けられているとのことです。


空知農業改良普及センターの水稲生育調査の苗植え
空知農業改良普及センターの水稲生育調査の苗植え


調査は、田植えが終了した一定区画に、苗を抜き取り、「ななつぼし」「ゆめぴりか」「きたくりん」の3品種の苗(各450株程づつ)を手植えで植え替えです。


「ななつぼし」「ゆめぴりか」「きたくりん」の3品種
「ななつぼし」「ゆめぴりか」「きたくりん」の3品種

区域を設定
区域を設定

1株づつ手植えしていきます
1株づつ手植えしていきます


稲の成長に伴い葉数が確認できるようにするために、現在葉数が4枚なので、4の数字を葉にマジックで記入。毎月2回の実施により、草丈、葉数、茎数等の成長具合を調査していきます。


葉にマジックで番号(葉の枚数)を記入
葉にマジックで番号(葉の枚数)を記入

水稲生育調査の苗植え模様
水稲生育調査の苗植え模様


この調査は空知全域で実施され、調査結果は空知総合振興局が集約。さらに各総合振興局のデータが道庁に集められ、そのデータをもとに、その時期における北海道の作況が確定。毎年のこうした調査により、より高品質米生産への研究が進められているとのことです。


苗植え
苗植え


代掻きが終了後、順次に田植え作業が実施され、20日(土)午後には、3台の田植え機が同時稼働しました。


みずほファーマーズ・3台フル稼働で田植え中
みずほファーマーズ・3台フル稼働で田植え中(寺内ドローン空撮:2017年5月20日)


育成ポットへの水掛け、軽トラでのポット運搬、田植え機での補助作業、田植え機操縦など分担作業が絶え間なく継続。


分担作業が絶え間なく継続
分担作業が絶え間なく継続


田んぼの形状が長方形とは限らず、端が変形となっている圃場もあるので、田植え機の操縦はパズルのよう!
熟練オペレーターの力の発揮処です。皆さん、真剣そのもの!


三角形の区画は切り返しを想定してコース取り
三角形の区画は切り返しを想定してコース取り

田植え機がフル稼働
田植え機がフル稼働


田んぼに生命が入り、稲の魂の旅立ちです。
健やかなる稲の成長を心よりお祈り致します。


夕陽に染まる圃場
午後の陽に輝く圃場(寺内ドローン空撮)


みずほファーマーズの5月の写真はこちら >>


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空知農業改良普及センター北空知支所の「水稲品種比較展示ほ」を見学しました(2010年9月8日)


◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子