石田えみさんの北竜町農業体験実習(2011年度)が終了しました

2011/11/15 23:47 に 寺内昇 が投稿   [ 2015/05/06 23:03 に更新しました ]
2011年11月16日(水)

今年の5月半ばから行われた北竜町農業体験実習生・石田えみさんの実習が、10月末に終了いたしました。

この半年ほどの間、田植え経験、スイカ栽培、花卉栽培、稲刈りなどなど、北竜町でのさまざまな農業体験を実習した石田えみさん。石田さんは、いくつもの農業体験を通して、心と体でたくさんの事を実感したことでしょう。



稲作実習@加葉田 研さん



すいか栽培・稲刈り@藤井 明紀さん



花卉(かき)栽培@加藤宰さん


北竜町の大自然、町民の人々との心の触れ合い、楽しさや温かさ、農業栽培の大変さ、北の大地の美味しい食べ物、そして、すべての命への感謝の気持ち・・・たくさんたくさん学んだ石田さんです。

実習終了後に、農業体験実習の感想を送ってくださいました。石田えみさんの感想文です。


 五月半ば、初夏を迎えた関西から北竜町へ来た私は、その寒さに驚きました。
 それでも、育苗ハウスの中では稲が青々と育っていたのです。すぐに田植えが始まり、周りの人に教わりながら作業します。苗は、ほんのちょっと水をやらずに日に当てただけでも、あっという間に乾いて緑の針のようになってしまう。直前まで水分を補給してやり、機械で着々と植えていきます。
 早速、田植え機に乗らせてもらいました。まっすぐ植えないと、まっすぐ刈れないとあっては責任重大。目印を見つめながら進みますが、ハタで見ているほど簡単ではありませんでした。
 田植え靴をはいて、さし苗もしてみました。初めて田んぼに入った時は、泥に足をとられ、立ち往生してしまいました。
 そして、農家さんの口ぐせ「苗植えさえ終われば」の言葉通り、水の管理に入るとホッとひと息です。

 夏の間は、スイカと花の農家さんに、それぞれお世話になりました。仕事の合間には、カニ釣りや山歩き、おまつりなど楽しいイベントもありました。地粉の手打ちソバ、地元産のお米やおもちのおいしかったこと。
 また、いろいろな方が気さくに声をかけて下さり、仲間うちでのBBQに誘ってもらったり、おいしい食事をごちそうになったりして、とてもうれしかったです。

 9月の稲刈りでは、カマを使ってスマ刈り。ザクッという音に実りの秋を感じました。今年は豊作でよかったです。そして、もれなく例の体験を。まさに「はしかい」という言葉がピッタリです。

 北竜町は日本海も近く、旭川へも1時間かからず行けます。住民による消防や警備はすばらしいです。仕事と訓練の両立は大変でしょうけれど「自分の町は自分たちで守る」という意識に連がると思います。
 小中学生のあいさつも心地よく、地域全体で子どもたちを育てているなと、小さな町ならではの心意気を感じました。

 そして、役場の受入担当の方々は、時間外・休日を問わず、親身になって対応して下さいました。
 地域ごとの世話役さん制度もありがたく助かりました。不安や心配事があっても気兼ねなく相談できたので、とても心強かったです。

 こうして、たくさんの方が支えて下さって、今回の実習を無事終えることができました。
 北竜町の皆さま、本当にありがとうございました。
 また、お会いできる日を楽しみにしております。



石田えみさんの感想文


太陽の恵みをいっぱいに浴びたひまわりの町・北竜町

すべての命を見守るかのように存在する竜の町・北竜町

北竜町の人々とのあたたかな心の絆を深めあった農業体験実習に

限りない愛と感謝と笑顔をこめて。。。



北竜町を見守る竜とひまわり(撮影:2011年11月15日)


◆ 参考・特集記事

石田えみさん、北竜町での農業体験実習がスタート(2011年5月26日)
北竜町農業体験実習第2弾@すいか栽培の藤井明紀さん(2011年7月7日)
北竜町農業体験実習第3弾@花卉栽培の加藤宰さん(2011年7月28日)


◆ お問い合わせ先

 北竜町産業課 農業担い手係 担当
 Tel: 0164-34-2111 Fax: 0164-34-2118

◇ いくこ&のぼる